調教師の仕事って本当に大変です。調教開始時間が5時(函館、札幌は5時半)となる夏場では、調教師は3時過ぎには起床し、各馬の状態を確認。その後、人によっては自ら馬にまたがって調教をつけることもあります。調教終了後には事務処理や管理馬を放牧する牧場を視察して、スタッフと今後の予定を関係者と詰めたりも。出馬投票を終えた週末は馬主への連絡をこなして、時には会食にも顔を出すそうです。全休日の月曜は休日返上で北海道の牧場を回る生活。今年開業した安田翔師は「最近は夜がつらくて、8時には眠くなる」とのこと。睡眠時間は1日に5時間あるかないか。過酷な日常を楽しめるのは、麻薬に近い1勝の喜びがあるからこそなんでしょう。
【函館5R】そんな新米トレーナーが開業初めての新馬戦を迎える。◎ドゥシャンパーニュだ。安田翔師が助手時代に毎日のように調教をつけていたロードカナロアの産駒。410キロ程度の小柄な牝馬だが、筋肉のつきが良く、フットワークが力強い。今週の最終追い切りでも函館芝で古馬に追走併入しており、仕上がりも文句なしだ。安田翔師は「走りのバランスがいい。初戦からそこそこ動けると思う」と期待を込める。同厩舎は先週の函館で2戦2勝。勝率100%の記録はまだ続きそうだ。馬連(6)から(3)(7)(1)(4)。
[2018年06月22日更新]