ナイママV 目指せ第2のコスモバルク/コスモス賞

コスモス賞を制した道営馬のナイママ(撮影・村野早祐)
コスモス賞を制した道営馬のナイママ(撮影・村野早祐)

<コスモス賞>◇11日=札幌◇2歳オープン◇芝1800メートル◇出走10頭

 コスモス賞で、ホッカイドウ競馬所属のナイママ(牡、北海道・田部、父ダノンバラード)が勝利を収めた。道中は5番手から。逃げた1番人気馬のアガラスに4角で並びかけ、直線で競り落とした。勝ちタイムは1分50秒2。五十嵐冬騎手は「切れる馬じゃないので、早め早めの競馬を心がけた」と勝利を喜んだ。

 岡田繁幸オーナーは「ただただほっとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。「地方競馬の活性化のため」に、芝適性が高いにもかかわらずあえてホッカイドウ競馬に所属させて中央の競馬に挑んだ。目指すは第2のコスモバルク。オーナーは「田部師には、バルクよりも力は上だよ、と言っている」と語った。同馬の主戦も務めた五十嵐冬騎手は「バルクに少しでも近づけるように頑張りたい」と語った。次走は9月1日の札幌2歳S(G3、芝1800メートル)。そこを勝てば、遠い先にあるバルクの背中が見えてくる。【三上広隆】

 [2018年08月12日 09時02分 紙面から]

ニュース一覧

一覧へ