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藤田菜七子12月の2歳G1騎乗が現実的/記者の目

藤田騎手31勝までの軌跡
藤田騎手31勝までの軌跡

 藤田菜七子騎手(20=根本)がG1騎乗が可能になる通算31勝に到達した。17日の東京3R(3歳未勝利、ダート1600メートル)を3番人気ベルクカッツェ(牡、根本)で制し、前日土曜に続く2日連続の勝利で今年JRA9勝目。JRA通算29勝と地方の指定交流競走2勝を合わせ、見習騎手のG1騎乗規程の31勝に、デビュー3年目で手が届いた。

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 厳しい実力社会で騎乗依頼を獲得するには確かな技術と馬主からの信頼が必要になる。中央29勝の内訳は3キロの減量特典付き競走が27勝。ハンデ戦(51キロで騎乗)が1勝。定量戦が1勝。最も上位のクラスは1000万条件(3勝)。規程はクリアしたものの、すぐにG1騎乗を意識できるお手馬はいないのが現実だ。

 直近の宝塚記念の出走予定馬はすべて騎乗予定騎手が決まっている。統一G1は27日大井の帝王賞。今回の勝利で同様に規程をクリアしたが、出走予定馬の騎乗経験はない。

 夏の活躍次第だが、現実的に初騎乗の可能性があるのは12月の2歳G1か。2歳戦でいいパートナーと出会い、阪神JF、朝日杯FS、ホープフルSなどに騎乗する形が最も現実的だ。2歳のG1は1勝馬で出走できる年もあり、可能性は大きい。ノーザンファーム生産馬で4勝、サンデーレーシング所有馬で2勝。「最大手」からも騎乗依頼を受け、重圧をはねのけて結果を出してきた。

 もう1つは、懇意にしているオーナーが白羽の矢を立てた時だ。最多タイ3勝のDr.コパこと小林祥晃氏は所有馬のG1出走機会も多い。宝塚記念サイモンラムセス(小牧騎手予定)を出走させる澤田昭紀氏はサイモントルナーレ(引退)でJRA重賞騎乗を3度依頼。世間の注目度などを考えれば、「菜七子争奪戦」が起きる可能性もある。【木南友輔】

 [2018年06月18日 11時23分 紙面から]

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