藤田菜七子騎手(20=根本)が16日の東京8R(500万、ダート1400メートル)を2番人気スズカアーチスト(牝3、伊藤圭)で制して今年8勝目、JRA通算28勝目を挙げた。
スタートから2番手につけ、49キロを生かして直線で力強く抜け出した。勝ちタイムは1分23秒7。5月19日新潟8R以来の勝利。地方のJRA交流競走2勝を含めて通算30勝とし、G1騎乗が可能になる31勝まであと1勝に迫った。
藤田騎手は「次の1勝を早めにできるように頑張ります。数字は気にせず、目の前の1勝を目指します。いつかはG1に乗せてもらえるような騎手になりたいです」と笑顔。G1騎乗が実現すれば、JRAの日本人女性騎手としては初の快挙となる。今日17日はユニコーンS(G3、ダート1600メートル、東京)でミックベンハー(牡3、畠山)に騎乗し、7度目の重賞に挑む。【三嶋毬里衣】
[2018年06月17日 08時24分 紙面から]