尾形充師ラスト重賞で800勝狙う/ダイヤモンドS

 今月いっぱいで定年退職する尾形充弘師(70)が、今週の土曜東京メインのダイヤモンドS(G3、芝3400メートル)で最後の重賞を迎える。挑むのはダウンザライン。ダートで勝ち上がってきた馬で、芝は4戦0勝。1000万クラスから格上挑戦に「通常なら無謀な挑戦なんだけれどね。馬主さんが好きに使ってください、と言ってくれている。ありがたいことですね」と感謝した。

 来週の中山記念、阪急杯に出走する馬がいないため、重賞はこれがラスト。48キロという軽ハンデではあるが「さすがに強気にはなれないよ。無事にゴールしてくれれば。でも状態はいい」と語る。ここまでのJRA通算勝利数も799。「格好付けずに言うと、区切りだし勝ちたい。でも勝てないのが競馬なんだよな」と豪快に笑っていた。【三上広隆】

 [2018年02月16日 08時21分 紙面から]

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