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テトラドラクマ田辺バースデーに師弟V/クイーンC

クイーンCを制したテトラドラクマ(撮影・柴田隆二)
クイーンCを制したテトラドラクマ(撮影・柴田隆二)

<クイーンC>◇12日=東京◇G3◇芝1600メートル◇3歳牝◇出走16頭

 待望の師弟重賞制覇だ。田辺裕信騎手(34)が騎乗した3番人気テトラドラクマ(小西)が抜群のスピードで逃げ切り、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分33秒7。この日が34歳の誕生日だった田辺騎手は、デビューした02年から16年1月末まで小西厩舎所属。師匠の小西一男師(62)に98年ガーネットS(スーパーナカヤマ)以来の重賞5勝目をプレゼントした。

 ラスト1ハロン。田辺騎手が初めて右ステッキを入れた。テトラドラクマの闘志に火が付き、後続を突き放す。ゴール前でフィニフティが猛追したが、余力たっぷりに3/4馬身の差をつけてゴール。同騎手は「逃げも考えてはいたけど、多少力みやすいので、リズム良く行ければと。どんな相手でも頑張ってくれる」とパートナーを褒めた。

 抜群のスタートで自然とハナへ。前半1000メートルは57秒8。メジャーエンブレムが逃げた2年前と同じハイペースに、直後につけたマウレア、ツヅミモンがたまらず失速する中、テトラドラクマは馬なりで先頭をキープし、軽く手綱を動かしたのは残り2ハロンから。12日が34歳の誕生日だった鞍上は「ステッキを使ったのは残り1ハロンくらいから。すごいセンスある馬」と声を弾ませた。

 現在はフリーだが、小西厩舎は02年のデビューから14年間世話になった。師弟5度目の重賞挑戦での初制覇。小西師はスーパーナカヤマで勝った98年ガーネットS以来、20年ぶりの重賞勝ち。「それが一番ですね。先生の馬で勝てて良かった。恩返し? それは分かりませんけど」と苦笑い。小西師も「今日は(田辺騎手の)誕生日だってね。重なるもんですね。素直で、真っすぐに伸びている」と愛弟子の成長に目を細めた。

 次走については「スピードがありますし、体もあってスタミナもある。オーナーと相談してから」と話すにとどめたが、桜花賞も視野に入っているのは確か。今年の3歳重賞は関東馬が6戦5勝。3歳クラシック、G1戦線にまた1頭、逸材が現れた。【山田準】

 [2018年02月13日 07時49分 紙面から]

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