ジェネラーレウーノ“怪走”まともに走れば/京成杯

ジェネラーレウーノ(右)は美浦ウッドでグヴィアズダと併せた(撮影・丹羽敏通)
ジェネラーレウーノ(右)は美浦ウッドでグヴィアズダと併せた(撮影・丹羽敏通)

<京成杯:追い切り>

 クラシック候補が集結する京成杯(G3、芝2000メートル、14日=中山)を今年制するのはどの馬か。3頭が追い切られた美浦ではジェネラーレウーノ(牡3、矢野)がウッドで併走馬を圧倒する動きを見せた。陣営は精神面の若さを憂慮するが、まともに走れれば・・・。

 ジェネラーレウーノが快走ならぬ“怪走”で魅了した。美浦ウッドで4ハロン52秒0-ラスト12秒7をマーク。上々の時計よりもその動きが異彩を放つ。向正面で6馬身前を走っていたグヴィアズダ(3歳未勝利)を大きなフットワークで追走。コーナーで一気に差を詰めた。並ぶ間もなく抜き去る勢いだったが、直線を向いて急減速。スピードを緩め、最後は何とか半馬身だけ前に出てゴールを駆け抜けた。陣営がほれ込む能力とともに、陣営が懸念する物見癖を披露。追い切り後もケロッとした様子で馬場から引き揚げてきた。

 見届けた矢野師はその動きを「バシューン、パアン」と擬音語で表現する。バシューンと加速し、パアンと減速。物見の対策として1週前から白いチークピーシズを着けているが、効果がはっきり出たとは言えない現状だ。「状態はいいけど、心の遊びというか変な余裕があって、精神的なものがハテナマークです。不思議な馬。上のレベルで活躍できる馬だけど、切れる馬たち相手に勝ち切るためにはこれではどうか。改善しなきゃいけないけどレースを重ねていかないと」。

 青鹿毛で500キロ近い馬体には大物感がありあり。函館の新馬戦は3着に敗れたが、未勝利、葉牡丹賞を逃げ切りで連勝し、軌道に乗ったようにも見える。昨年のコマノインパルスに続く京成杯連覇がかかる田辺騎手も「馬っぷりはいいですよね。物見はすごいけど・・・」と辛口ながらにそのオーラを感じ取っている。

 馬名の意味はイタリア語で「一番の将軍」。矢野師は「持っているものは素晴らしい。体も心臓も強いです」と肉体面の状態には太鼓判を押す。関東のクラシック候補1番手として名乗りを上げることができるのか、試金石の一戦になる。【木南友輔】

 [2018年01月11日 08時02分 紙面から]

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