オジュウチョウサン重賞7連勝へ態勢整う/東京HJ

石神騎手を背に併せ馬で追い切るオジュウチョウサン(手前)(撮影・山崎哲司)
石神騎手を背に併せ馬で追い切るオジュウチョウサン(手前)(撮影・山崎哲司)

<東京ハイジャンプ:追い切り>

 15日の東京ハイジャンプ(J・G2、芝3110メートル)で復帰初戦を迎えるオジュウチョウサン(牡6、和田郎)が12日、美浦ウッドで追い切られた。主戦の石神騎手を背にヨンカー(古馬1600万)と馬なり併入。霧で全体時計は不明も、しまい12秒9とシャープに脚を伸ばした。和田郎師は「動きはいい。休み明けでも態勢は整った」と話した。

 現在、J・G1・3勝を含む重賞6連勝中。歴代最強障害馬の呼び声も高く、師は「1回使うと反動が出るけど、毎回リセットできている。今回は(中山GJ優勝後に)骨折したが、持病らしい持病もなく、弱点はないと思う」と愛馬に絶大な信頼を寄せる。J・G1・3勝は05~07年の中山GJを3連覇したオーストラリアのカラジと並んでいるが、年末の中山大障害も勝てば前人未到のJ・G1・4勝目を連勝で飾ることになる。師は「あとはいかに100%に近い状態に近づけるか。そしていかに(今のレベルを)維持するか。1戦1戦ですね」と前を向いた。【山田準】

 [2017年10月13日 08時19分 紙面から]

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