無傷リカビトス坂路51秒1鋭く自己ベスト/秋華賞

坂路で追い切るリカビトス(撮影・山崎哲司)
坂路で追い切るリカビトス(撮影・山崎哲司)

<秋華賞:追い切り>

 無傷の3連勝中のリカビトスは美浦坂路でアウアウ(古馬500万)を3馬身追走。早めに抜き去ると、ゴールでは軽く5馬身突き放した。動きはシャープで、時計も自己ベストの4ハロン51秒1。

 6月以来の実戦を感じさせない動きに、奥村武師は「前に行ってた馬が速くてオーバーペースだったが、しまいまでしっかりした脚取りで良かったと思う」と満面に笑みを浮かべた。

 昨年10月に新馬戦を快勝。2戦目が今年の3月、3戦目が6月と大事に使われてきた。異例のローテーションを、師は「ダメージが残りやすい馬で、間隔を空けて使わざるをえなかった」と説明。今回も4カ月ぶりになるが、ひと夏を越して体質は確実に強化されているという。「以前と比べると回復力も早くなっている。精神的に強いので関西への輸送も大丈夫。まだ負けたことのない馬だし、わくわくする」。東の新星があっと言わせるか。

 [2017年10月12日 08時49分 紙面から]

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