ルーカス初陣V神騎乗モレイラ「次楽しみ」/新馬戦

デビュー戦を快勝したルーカス(撮影・村野早祐)
デビュー戦を快勝したルーカス(撮影・村野早祐)

<札幌5R>◇20日=札幌◇2歳新馬◇芝1800メートル◇出走9頭

 好メンバーがそろった札幌5Rの新馬戦(芝1800メートル)は、G1・6勝馬モーリスの全弟で2番人気のルーカス(牡、堀、父スクリーンヒーロー)が、初陣を飾った。勝ち時計は1分50秒6。直線は名牝エアグルーヴの孫リシュブールとの良血馬対決。外からライバルを力強くかわすと、最後は1馬身半差をつける完勝劇。兄の手綱も取ったモレイラ騎手も「初めての競馬とは思わせないほど落ち着いていたし、返し馬のフィーリングも良かった。モーリスと比べるのはまだ早いけどすごい能力がある」と絶賛だった。

 馬だけでなく、人も存在感を見せつけた。道中は後方7番手だったが「前と離れヨーイドンでは駄目なので上がった」と、3角でゴーサイン。一気に先行馬に取り付くと、直線はメンバー最速34秒4の末脚で勝負を決めた。神騎乗の鞍上は「次の挑戦が楽しみ」と笑顔。次走は未定も、北都から偉大な兄に続く戦いをスタートさせた。

 [2017年08月21日 09時28分 紙面から]

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