古馬ステイヤー決定戦の天皇賞・春(G1、芝3200メートル)は今日30日、京都競馬場で発走する。
アドマイヤデウスが怖い。本番前日の29日は坂路で軽めのキャンターをし心身ともに前走以上の状態で大舞台に臨む。
15年日経賞以来勝ち星から遠のいているが、4走前の京都大賞典ではキタサンブラックに首差の2着と迫った。決して力が衰えたわけではない。今年梅田厩舎に転厩し、日経賞では差のない3着。「前走は体調も良かったけど、4角で少しもたついたからね。前回より雰囲気は良くなっているし、たたいた上積みはあるよ」と梅田師。今週の坂路では4ハロン52秒台の好時計。暖かくなって馬っぷりも良くなった。
昨年のこのレースは9着も、当時よりスタミナもついている。「ロスなく走ればチャンスはあると思うよ。ひと泡ふかせたい」と師は2強を強く意識している。【平本果那】
[2017年04月30日 09時21分 紙面から]