最強障害馬オジュウチョウサンに仏G1オファー
有馬記念出走を目指す「最強障害馬」オジュウチョウサン(牡7、和田正)にフランスの競馬を統括するフランスギャロから出走オファーが届いていることが10日、分かった。長山尚義オーナーが明らかにした。
凱旋門賞の前日10月6日に同じパリロンシャン競馬場で行われる長距離G1のカドラン賞(芝4000メートル)。レースレーティングが110を超えるG1に平地で500万条件を勝ったばかりの下級条件馬にオファーが届くのは異例。同オーナーへの手紙にはジロワ事務総長の署名で「カドラン賞の出走馬に名を連ねていただければ光栄に存じます」と記されているという。
同馬は7月7日の開成山特別を制し、現在は放牧中。次走は鞍上は引き続き武豊騎手で、9月22日の九十九里特別(1000万、芝2500メートル、中山)に決まったと発表されたばかりだ。同オーナーは「オファーをいただいたのはうれしいことですね。22日が登録締め切りになっているので、それまで考えたいと思います」と話した。