女王ラッキーライラック力強い走り/チューリップ賞
<チューリップ賞:1週前追い切り>
無敗女王がさらにパワーアップ! 3戦3勝で阪神JFを制したラッキーライラック(牝3、松永幹)が21日、今年初戦のチューリップ賞(G2、芝1600メートル、3月3日=阪神、3着まで桜花賞優先出走権)に向けて1週前追い切りに臨んだ。Cウッド6ハロン81秒5-12秒0で、ナンヨープルートー(古馬1600万)を追走して2馬身先着。力強い走りを披露した。松永幹師は「しっかりと前をとらえて、時計も動きも良かった。走りたがっている感じ」と目を細めた。
3歳牝馬らしからぬ男勝りの体だ。追い切り前の時点で馬体重は506キロ。前走出走時(484キロ)より20キロ以上も増えている。トレーナーは「見た目にも大きくなった。本当にいい状態で(放牧から)帰ってきた。成長している」と手応えを口にした。父オルフェーヴル譲りの成長力で、クラシック制覇へと突き進んでいく。【太田尚樹】