ラビットラン鋭い伸び、再加速決める/ターコイズS
<ターコイズS:追い切り>
土曜中山メインのハンデ重賞ターコイズS(G3、芝1600メートル、16日)でラビットラン(牝3、角居)が再加速する。13日の最終追いは栗東坂路。4ハロン54秒5-12秒7とシャープな伸びを披露した。
ローズSで重賞初制覇を果たし、迎えた前走の秋華賞は4着。その後は短期放牧に出され、先月末から再び時計を出し始めた。「帰ってきてからも順調ですよ。今までは直線の長いコースで結果を出してきた。今回は(小回りの)中山コースとハンデ(55キロ)が鍵。クリアしてほしい」と辻野助手は力を込める。
ハイレベルと言われる今年の3歳牝馬の中でG2を勝っており、潜在能力は今回のメンバーならトップクラス。「体の緩さも徐々に解消されてきた」とまだまだ伸びしろもありそうだ。来年の古馬牝馬戦線で主役を張るためにも、しっかり力を示しておきたい。【木村有三】