アングライフェン地の利味方に番狂わせだ/札幌記念
洋芝に適性を見いだしたアングライフェン(牡5、安田隆)が、札幌記念(G2、芝2000メートル、20日)で強敵に挑む。重賞では苦戦が続いていたが、巴賞でG1馬サトノアレスの首差2着、函館記念でも直線で勝ち馬に寄られながら0秒2差の4着と好走した。安田翔技術調教師は「滞在と洋芝がプラス。前走はもったいなかった。強い相手とやってきて、経験値も上がっている。函館と札幌の芝は若干違うので、そのへんがどう出るか」と見込む。
調整は狙い通りだ。前走後は放牧でリフレッシュしてから札幌入りした。15日朝はダートでキャンター。「場所を移すと体が減るところがあるけど、ふっくらして帰ってきた。前回ぐらいの体重で出せそう」。父ステイゴールド、叔父トランセンドという成長力に富んだ血統でもある。地の利を味方に番狂わせを狙う。【太田尚樹】