清水久師が仏視察中止「キタサンブラック疲れてる」
宝塚記念で9着に敗れたキタサンブラック(牡5、清水久)はレースから一夜明けた26日も、栗東の自馬房で異常なく過ごした。清水久師は「今朝も変わった様子はない。僕の顔を見てぎゃんぎゃん鳴くぐらいだから元気だと思いますよ」と安堵(あんど)の表情だった。
ただレース直後に北島三郎オーナーが表明したように、凱旋門賞は断念することになりそうだ。「オーナーは(キタサンブラックが)ちょっと疲れていると言いたかったんじゃないかな、とおっしゃっていたけど、その通りだと思います。いい状態で送り出せたと思っていたけど、あの結果だったので」。清水久師は28日から予定していたフランス視察も取りやめた。秋は天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、10月29日)などが目標。今後はさらに体調をチェックし今週中に放牧へ出される予定。