帝王賞は帝王に聞け!的場文男がレース見どころ解説

<夏だ!!競馬だ!!>

 さまざまな話題をピックアップする企画、「夏だ!!競馬だ!!」を今年も毎週火曜日にお届けする。1回目は28日に大井競馬場で行われる地方競馬の上半期ダート王決定戦、帝王賞(統一G1、ダート2000メートル)。史上2人目の地方通算7000勝を達成した「大井の帝王」的場文男騎手(60)がレースのポイントを解説してくれた。【取材=渡辺嘉朗】

 -「大井の帝王」からみた大井競馬ナイターの魅力は

 的場騎手(以下的) やっぱりイルミネーションがきれいだよね。若い人にウケるでしょ。あと都心にあって来やすい。

 -大井2000メートルはスタートから1角まで距離があり、直線も386メートルと長い外回りコース。乗る立場からはどんな印象

 的 一番乗りやすいでしょ。枠の有利不利がなく、力通りに決まる。

 -序盤から先行争いが激しくなる印象もあるが、ペースの傾向は

 的 最初の直線が長いから、速くなりやすいね。東京ダービーなんかもそうでしょ(※注1)。

 -馬場傾向による有利不利はあるのか

 的 深いとこ、浅いとこがあるから、深いところを通るのは損。

 -中央と大井、砂質の違いはあるのか

 的 中央は時計が出やすいし、浅くて砂の質がいいんじゃないかな。こっちは泥砂って感じだね。

 -東京は突然の豪雨もあり、馬場状態が変わることもある。基本的に雨だと前有利と言われるが

 的 前が有利だね(※注2)。後ろの馬は雨砂をかぶることになっちゃうしね。

 (※注1)東京ダービーは過去10年までさかのぼっても、すべて前半1000メートルの方が速い前傾ラップ。いずれも2ハロン目(最初の直線半ばから1角にかけて)に最も速いラップを計時している。

 (※注2)不良馬場で行われた昨年は、3番手で運んだコパノリッキーが4角先頭から押し切った。

 ◆帝王賞 大井競馬場の2000メートルで行われる統一G1。各地を代表する強豪が集う上半期の総決算で、ダート最強馬の決定戦。今年で40回目。近年は中央馬の活躍が目立ち、6年連続でJRA所属馬が優勝している。

 ◆的場文男(まとば・ふみお)1956年(昭31)9月7日、福岡県生まれ。73年10月騎手デビュー。地方競馬全国リーディングを2回、大井リーディングは21回獲得。26日現在、地方通算7018勝(うち重賞149勝)。勝負服は赤・胴白星散らし。

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