横山兄弟初ワンツー 1着は兄和生に軍配/UHB杯
<UHB杯>◇25日=函館◇1000万◇芝1200メートル◇3歳上◇出走15頭
25日の函館11R・UHB杯(1000万、芝1200メートル)は、横山和生騎手騎乗の12番人気ウエスタンユーノー(牝6、菊沢)が、1分8秒4で逃げ切り勝ちした。2着には弟の武史騎手騎乗の7番人気ラホーヤビーチ(牝5、伊藤正)が入り、横山兄弟初のワンツーで波乱を演出した。
好発を決めた兄が先手を奪い、弟が後を追った。後続を従えて直線に入っても、前を行くウエスタンの脚色は衰えず、そのまま1馬身差で兄に軍配が上がった。兄の和生騎手は「52キロだし、具合も良さそうだったので馬を信じて乗るだけでした」と淡々と振り返った。弟の武史騎手は「思ったより相手がばててくれなかった。兄の馬なので余計に勝ちたかったですね」と悔しがりながらも、「兄の威厳を感じました。また、頑張ります」と敬意を払いながらリベンジを誓っていた。【松末守司】
◆主な兄弟ワンツー JRA所属の現役では吉田豊・隼人、柴田大知・未崎、藤岡佑介・康太、国分優作・恭介、木幡初也・巧也、鮫島良太・克駿の7組が達成している。外国人騎手ではミルコとクリスチャンのデムーロ兄弟が13年桜花賞でJRA史上初のG1ワンツーを決めている。同年の秋華賞では武豊(2着スマートレイアー)と幸四郎(現技術調教師、1着メイショウマンボ)の武兄弟も達成した。