番長三浦氏6度目挑戦 悲願重賞初Vへ気合/平安S
番長の重賞初制覇の時が来た! 元プロ野球DeNA投手で馬主の三浦大輔氏(43)が20日京都の平安S(G3、ダート1900メートル)にリーゼントロック(牡6、矢作)で挑む。前走のアンタレスSは見せ場十分の4着。自身6度目の挑戦で重賞ゲットだ。
番長も気合が入る大一番だ。「ロックの勝負根性を見せてほしい」。ロックは3歳時の骨折で長期休養を余儀なくされたが、不屈の闘志で再び重賞戦線にこぎ着けた。自身も、右ひじ骨片除去手術で戦線離脱した経験を持つだけに「ロックも大けがで1年休んでますから。かぶる部分はある。本当によく頑張ってくれている」と、復活した愛馬に目を細める。
17日の追い切りは坂路で僚馬を軽く3馬身突き放した。「使いつつ良くなるタイプで、動きは良かったみたいですね」。当日は馬が大好きという長女と現地で観戦予定。昨夏に函館で渡島特別を勝ったときには、自身の代わりに長女が口取りに立った。「まずは無事に走ってくれれば」と謙虚だが、勝利の女神が一緒なら悲願の重賞初Vも夢ではない。【山田準】