ポポカテペトル中身成長で“頂上”目指す/青葉賞
ダービートライアル・青葉賞(G2、芝2400メートル、29日=東京、2着まで優先出走権)で、ポポカテペトル(牡、友道)が2連勝を狙う。昨年の11月にデビューし今回が5戦目。馬体重は新馬戦の頃から大きく変わっていないが、中身が違う。「新馬の時は体が緩い中で、いいものを持っていると感じた。少しずつ成長し、実が詰まってきた。見た目より中身がしっかりして、筋肉が違う」と安田助手は説明する。
新馬勝ち後の2戦は5、10着。不利があった。2走目は直線入り口、3走目は直線で挟まった。しかし、前走はスムーズなレースに徹したことで本領を発揮。「前が開いても一瞬では反応できないけど、エンジンがかかればスピードを持続できる。持久力勝負になれば強い」(同助手)。広い東京コースは絶好の舞台だろう。メキシコ富士(標高5426メートル)という馬名の由来通り、さらなる高みを目指す。【辻敦子】