アロゲートVアウォーディー5着/ドバイワールドC
<ドバイワールドカップ>◇25日=メイダン◇G1◇ダート2000メートル◇北半球産4歳上、南半球産3歳上◇出走14頭
日本国内のオッズでも断然の1番人気に支持された世界最強馬アロゲート(牡4)が力の違いを見せつけた。
これまでの先行策から一転、スタート直後に挟まれ、1周目のゴール前を最後方で通過するまさかの展開になったが、向正面、3、4コーナーで徐々にポジションを上げ、直線は逃げ粘るガンランナーを悠々と差し切った。
鞍上はマイク・スミス騎手で勝ちタイムは2分2秒15。管理するボブ・バファート師はドバイワールドカップ3勝目となった。スミス騎手は「(出遅れて)考えていたことと違うプランになったが、結果は全世界の皆さんが期待していたものになった」と語った。
逃げたガンランナーが2着。3着にはネオリシックが入り、米国調教馬のワンツースリーだった。
史上初の4頭が参戦した日本勢は武豊騎手騎乗のアウォーディーが最先着の5着。ラニは8着、アポロケンタッキーは9着、ゴールドドリームは14着だった。
武豊騎手は「アメリカの強い馬がいたからね。海外G1・10勝目も早く決めたかったけど。いい戦いだった」。
ラニに騎乗したムーア騎手は「距離は長いほうがいい。以前よりも長い距離のほうがいいと思う」と話した。アポロのルメール騎手は「ペースが速かった。すごく忙しかった」と脱帽の様子。ゴールドのモレイラ騎手は「スタートが遅かった。バックストレッチで良くなったが」と振り返った。
次走については、アウォーディーとアポロは帝王賞の予定。ラニとゴールドは未定。
馬連(5)(9)450円、馬単(9)(5)450円、3連複(5)(9)(11)3430円、3連単(9)(5)(11)5170円。
(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)