ディーマジェスティ最強の座へ放牧効果大/日経賞

<日経賞:追い切り>

 土曜中山メインは天皇賞・春の前哨戦、日経賞(G2、芝2500メートル、25日=1着馬に優先出走権)が行われる。昨年のジャパンC13着以来となるディーマジェスティ(牡4、二ノ宮)は22日、ウッドコースの併せ馬で負荷をかけた。直線はいっぱいに追われ、先行する僚馬と併入。休み明けでも力の出せる仕上がりだ。

 ディーマジェスティがフレッシュな状態で帰ってきた。向正面で5馬身先行するワールドレーヴ(古馬1600万)を追って、3コーナー過ぎから徐々にピッチを上げる。直線入り口ではまだ3馬身ほど差があったが、そこから蛯名騎手が激しく手綱をしごくと、1完歩ごとに差を詰め、ゴール地点ではきっちり併入に持ち込んだ。

 6ハロン80秒8、上がり37秒3-12秒5(いっぱい)。この馬本来の迫力には及ばないが、休み明けを考えれば上々の内容だ。同騎手は「少し余裕があったので、しっかりとやっておいた。元気があるし、だいぶ素軽さも出てきた」と及第点を与えた。昨年のジャパンCは13着。初めて大敗を喫したが「目に見えない疲れがあったのかも。力を出し切って負けたわけではないので悲観はしていない」と出直しを誓う。

 放牧効果も大きい。二ノ宮師は「状態が悪い時は背中を使えないが、首を使って前へ伸びる感じが戻ってきた」と言う。最強世代の皐月賞馬。ダービーでもマカヒキ、サトノダイヤモンドと差のない競馬をした。同騎手は「久々がどうこうという馬ではない。使うだけでは駄目なことは分かっている。次にいい形で持っていくためにも、ここで弾みをつけたい」。日経賞をステップに、最強の座返り咲きを狙う。【水島晴之】

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