カデナ休養効果十分「パワーアップ」/弥生賞
皐月賞トライアルの弥生賞(G2、芝2000メートル、3月5日=中山、3着まで優先出走権)でクラシックの有力候補カデナ(牡、中竹)が3歳初戦を迎える。全休日の27日、カイバをつけにきた江藤厩務員は「栗東に戻ってきた後も予定通りにきている。以前と気性は変わらないけど、もともと素直で扱いやすい馬だから」と順調な調整を強調した。
昨年は京都2歳Sを鋭い末脚で快勝。その後は成長を促すため、休養に入った。その成果は十分にあったと中竹師はいう。「成長して戻ってきた。体が大きくなり、パワーアップしていると思う」。父ディープインパクト、母父フレンチデピュティの配合は、昨年のダービー馬マカヒキと同じ。昨秋はマカヒキよりコンパクトだったが、馬格も1歩近づいたか。
鞍上は左肘の負傷休養から復帰する福永騎手。カデナに乗るためにもスピード復帰を果たした。華のあるコンビが戦列に戻ってくる。【岡本光男】