ホワイトマズル死ぬ 93年イタリアダービー制す

 93年イタリアダービー馬で、種牡馬として日本で活躍したホワイトマズルが26日、繫養先のレックススタッド(北海道新ひだか町)で老衰のため死んだ。27歳だった。

 95年から種付けを開始し、代表産駒にはスマイルトゥモロー(02年オークス)、イングランディーレ(04年天皇賞・春)、シャドウゲイト(07年シンガポール・エアラインズ・インターナショナルC)、アサクサキングス(07年菊花賞)、ニホンピロアワーズ(12年JCダート)などがいる。

 レックススタッドの前田暁常務取締役はJRAを通じて、「年齢的なことを考慮し、昨年から種付けを中止しておりましたが、半月ほど前から脚もとがおぼつかなくなり、この日(26日)、起立不全となりました。獣医師、スタッフが懸命の介護をいたしましたが、多くの関係者が見守る中、27歳で大往生を迎えました。多くの活躍馬を残してくれ、当スタッドでもシルポートが後継種牡馬として産駒のデビューを待っております。近年では母の父としても存在感を示してくれており、残された産駒の活躍を期待するとともに、冥福を祈りたいと思います」とコメントした。

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