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競馬

水島晴之「前哨戦その一瞬」

シャケトラ 右回り一発/有馬記念

 有馬記念(G1、芝2500メートル、24日=中山)は壮絶な打ち合いになる。2周目3角からレースが動き、直線の急坂がスタミナを奪う。消耗戦の中でいかに必殺パンチを繰り出すか。水島晴之記者が分析する「G1前哨戦その一瞬」は、ジャパンCの惨敗で左回り不得手を露呈したシャケトラ(牡4、角居)に注目。日経賞を制した右回りの中山芝2500メートルで大駆けに注意したいところだ。

「利き脚」ある シャケトラ

<ジャパンC>◇11月26日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走17頭◇

ジャパンCで11着のシャケトラ(左端)
ジャパンCで11着のシャケトラ(左端)

 ジャパンCは内をロスなく進んだシュヴァルグランが力強く抜け出した。好位で脚をためたボウマン騎手の好騎乗もあるが、正攻法の競馬で押し切った脚力はひと皮むけた印象だ。先行力を手に入れた今なら、小回りコースの中山も苦にしない。有力の1頭だろう。

 この勝ち馬と同じか、それ以上の勢いで4角を回ってきたのがシャケトラだ。ところが、追い出してからまったく反応せず、ワンペースのまま馬群にのみ込まれた。休み明け2戦目、太め残り・・・。いろいろ敗因を探ったが、どれもピンとこない。何度もVTRを見返して、ようやく1つの仮説が浮かんだ。手前の関係で左回りは伸びない。

 手前とは脚の運び方のことで、左前肢を右前肢より常に前へ出して走るのが左手前、その逆が右手前となる。競走馬の場合、コーナーでは回りと同じ手前(右回りなら右手前)で、直線に向いて逆手前に替えるのが理想。なぜなら、同じ手前ばかりでは疲労が蓄積するためで、見ていて「伸びた」と感じるのは、スイッチした後が多い。

 シャケトラが左→右に替えても走りが変わらなかったのは、右手前が苦手と考えられる。人の「利き腕」と同じで、馬も「利き脚」があると聞く。デビューから6戦4勝、2着1回と快進撃を続けた時も、唯一連対しなかったのは左回りの中京(500万=3着)だった。左回り【0012】に対して、右回りは【4102】。中山2500メートルの日経賞(1着)は、直線で左手前に替えた時の反応がすごかった。

 前走(524キロ)は明らかにウエートオーバー。ひと絞りすれば切れは増す。「右」のリードパンチで相手を追い詰め、「左」ストレートでKO。実績ある舞台で強烈な一発が怖い。

日経賞を制し重賞初タイトルを取ったシャケトラ(左)
日経賞を制し重賞初タイトルを取ったシャケトラ(左)

 シャケトラが初重賞勝ちの舞台で飛躍する。秋のG1は2戦とも2桁着順に終わっているが、有馬記念と同舞台の中山芝2500メートルで行われた3月の日経賞では息の長い末脚で快勝。上村助手は「左回りは合わなかったと思う。右回りのここで走ってもらわないと。前に馬を置いて運べば能力を発揮できる。骨とか筋肉も良くなった」と良化を見込んでいた。

 ◆ジャパンCその他◆

 キタサンブラックは「落鉄」の影響が、どこまであったのか。外れたのがレース後としても、ずれていれば余計に走りにくかっただろう。それでも0秒2差3着なのだから力は認めざるを得ない。コーナー6つある中山2500メートルも合っている。10着サトノクラウンは出負けして、外々を回される不利があった。仕掛けてポジションを上げたところがレースラップで2番目に速い11秒3。ちぐはぐな競馬で力を出し切れていない。巻き返しは必至だ。

 6着レインボーラインは最後方で脚をためて、内から追い上げる岩田騎手の好騎乗が光っていた。今回もさばき方ひとつだろう。8着ヤマカツエースもロスのない競馬をしたが、外枠から内に潜り込むまでに脚を使った。思ったほど伸びなかったのはそのため。中山に替わるのは歓迎だ。12着サウンズオブアースは、状態より気持ちの問題かもしれない。


 ◆エリザベス女王杯◆

 ミッキークイーンが復調してきた。首+頭差の3着だが上がりは最速タイ33秒7。休み明けで6キロ減と馬体の張りが物足りなかった。当然、上積みは見込めるし、もともとが「たたき良化型」。一変の可能性がある。7着クイーンズリングは仕掛けが遅れた。コンマ3秒差を考えれば、位置取り次第で際どかった。9着ルージュバックは外枠、出負け、スローペースで競馬になっていない。この結果は度外視していい。10着トーセンビクトリーは力負け。牡馬一線級相手では厳しいか。

 ◆アルゼンチン共和国杯◆

 スワーヴリチャードは、内から一瞬にして抜けた。初めての古馬相手に文句なしの内容だった。相手はかなり強くなるが能力は互角。右回り克服が鍵となる。5着カレンミロティックはスローの2番手で最高の競馬をした。あれ以上はどうか。

 ◆その他◆

 チャレンジCを競り勝ったサトノクロニクルは根性が光った。内にもたれた3着ブレスジャーニーは、真っすぐ走っていれば勝っていた。さらに上昇なら上位争いも。天皇賞・秋8着のサクラアンプルールは【3110】の中山芝で前進が可能だ。

 [2017年12月19日]

水島晴之
 水島晴之(みずしま・はるゆき)1960年(昭和35年)10月25日、東京都生まれ。0歳から東京競馬場で英才教育。カタカナを覚えるのは早かった。小3の時、競馬専門紙の「ダービー観戦記」に応募。佳作に選ばれスポーツ新聞の取材を受ける。15年後、その道へ。タケシバオー最強説を唱える。
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