コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【福島10R/西郷特別】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は73+67+66=206。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(54)のバリンジャー。福島芝1800メートルは2走前に経験して0.3秒差の2着、コースの適性は問題ない。またこのレースの勝ち馬は次走の1000万条件でいきなり2着と、メンバーレベルが高かったと推測できる。当馬もこのクラスなら上位の能力だろう。前走は馬群に囲まれて持ったままでゴールしているが、それでも0.5秒差の10着と大敗ではない。今回は巻き返しの一戦になるだろう。

 続いてコンピ7位(53)のマイネルパンドーロを推す。500万条件に昇級してからは、2戦連続10着以下と苦戦続きだったが、前走はインからスルスルと抜け出して0.3秒差の6着に好走。最後は外から伸びた馬たちの切れ味に屈したが、前に行った馬で残ったのは唯一この馬だけ。敗れはしたものの、強い競馬だったと評価する。福島が得意な柴田大知騎手とのコンビで、先行押し切りの競馬を期待したい。

 最後はコンピ8位(50)のメイショウグロッケ。長くいい脚を使えるタイプで、毎回速い上がりをマークしている。7着だった前走も上がり3位の末脚を使って追い上げたが、行った行ったの展開で最後まで届かなかった。それでもこの馬の競馬はしていて、昇級初戦から善戦したとみて良いだろう。管理する荒川義之調教師は、関東圏への遠征を得意としていて、ここは勝負気配と読んで狙ってみたい。

 今回は(9)(13)(15)の単勝を狙う。馬連なら(16)-(9)(13)(15)の3点。