コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【中山11R/オールカマー】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は80+69+62=211。一覧表から波乱傾向はパターン2。このパターンはコンピ指数上位がそこそこ人気を集めるが、実際は下位の台頭が多発し、波乱の結果になることが多い。狙うポイントはコンピ7~10位あたり。

 コンピ7~10位の中から一番期待できそうなのは、コンピ7位(52)のカフジプリンスだ。芝の長距離路線にシフトしてから一気に才能が開花した馬で、神戸新聞杯ではエアスピネルを押さえての4着。そして本番の菊花賞では3番人気に推されたほどだ。古馬になっても芝の長距離重賞で入着を繰り返す活躍で、今年の日経新春杯では今回コンピ上位のモンドインテロとは0.2秒差の接戦だった。当馬もこのクラスなら、能力上位で勝ち負けは当然だろう。

 次はコンピ10位(47)のツクバアズマオーを推す。中山はこれまで15戦して5勝、さらに3着以内まで広げれば9回あり、複勝率60%をマークする完全な中山巧者。その抜群のコース適性を生かして、昨年は当該レースで上がり最速の脚を使って3着に激走した。近走はパッとしない成績が続いているが、得意の中山コースに戻れば一変して不思議はない。豪快な末脚復活で、まとめて差し切るシーンを期待する。

 最後はコンピ9位(50)ブラックバゴ。3歳時はクラシックを目指して京成杯や青葉賞で、キタサンブラックやベルーフたちと互角の戦いを演じてきた実績馬だ。しかし惜しくもクラシック戦線には乗れず、その後は条件戦で長い低迷の時期が続いた。ところが今年に入ってからメキメキと馬が成長して、前走は準オープンを横綱相撲で快勝。今回は相手が一気に強くなるが、勢いに乗じて重賞でも上位争いを期待したい。

 今回は(4)(15)(16)の単勝を狙う。馬連なら(8)-(4)(15)(16)の3点。