コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【中山12R】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は73+72+61=206。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(55)のジュニエーブル。中山芝2000メートルは、これまで2戦して8着、4着という成績。とくに4着だった前走はG3の京成杯で、15番人気の低評価を覆して勝ち馬に0.2秒差まで迫る大活躍を見せた。残念ながらそのレースで骨折してしまったが、当該コースならいつも以上に高いパフォーマンスを発揮できるはずだ。京成杯での実績からみて、自分の競馬ができれば、このクラスでは力がひとつ上だろう。 

 続いてコンピ7位(54)のスマートエレメンツを推す。前走は強いライバル馬がひしめく中京に遠征して、1.1秒差の9着と惨敗。しかし2走前は東京の芝で0.1秒差の2着と、能力はこのクラスで通用することは間違いない。輸送など環境の変化が影響して能力を発揮できなかったとみて、前走の敗戦は参考外としたい。今回は復帰から絶好調の三浦皇成騎手に替わるので、前走のリベンジを期待できるだろう。

 最後はコンピ8位(53)のプレシャスブルー。ディープインパクト産駒らしくしまいの脚が目立つタイプで、レースでは必ずゴール前で一気に伸びてくる馬だ。しかし前走は向こう正面からマクるように上がって、4コーナーでは先頭に並ぶところまで押し上げたが、直線では力尽きて失速と持ち味を生かせなかった。鞍上の石橋騎手がその辺りを修正してくれば、今回もきっちり突き抜けてくるはずだ。当該コースは2戦して4着、2着と相性の良いコースで、巻き返しを期待したい。

 今回は(6)(9)(12)の単勝を狙う。馬連なら(3)-(6)(9)(12)の3点。