コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【阪神12R】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は72+67+63=202。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(56)のザクイーン。姉はダート路線で活躍するモルジアナ、兄は日経賞を制して宝塚記念でも人気になったシャケトラと良血の一族だ。この馬もオークスを目指したが、トライアルのフローラSで11着に敗れた。しかし勝ち馬との差は0.7秒差と悲観する差ではなく、さらに勝ち馬のモズカッチャンがオークスで2着に好走と、レースのレベルが高かったとみる。このクラスなら勝ち負けになるだろう。

 続いてコンピ8位(54)のサウンドパラダイスを推す。前走は当該クラスの英彦山特別で0.1秒差の2着。直線に向いた仕掛けどころで、勝ったウォータービルドに外からフタをされて動けない場面があった。勝ち馬を先に行かせて追い出しがワンテンポ遅れたが、それでも最後は半馬身差まで追い詰めた勢いは見事で、高く評価したい。前走の3着馬が次走で勝ち上がっていることを考えると、当馬もそろそろ順番だろう。

 最後はコンピ7位(55)のシャンティローザ。前走でようやく未勝利を卒業したが、これまで8戦すべて5着以内という堅実派だ。また中団で脚をためて直線での切れ味を生かすタイプで、これまで経験したレースのほとんどで、上がり3位以内の脚を使っている。今回は昇級戦で一気に相手が強くなるが、2年目でメキメキと力を付けている荻野極騎手の起用で51キロの斤量は大きなアドバンテージだ。初戦からいきなり突き抜ける可能性もあるだろう。

 今回は(1)(11)(14)の単勝を狙う。馬連なら(10)-(1)(11)(14)の3点。