コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【新潟12R】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は80+64+63=207。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ7位(56)のスピーディクール。デビューから2戦は惨敗続きで低い評価だったが、3走目で一気に能力が開花。上がり最速の脚を使って追い込み、0.5秒差の3着と馬券圏内に入る一変を見せた。豪快な大外一気の追い込みが持ち味で、2走前には横山典弘騎手の絶妙な仕掛けで未勝利を卒業。昇級初戦の前走は、いきなり上がり最速をマークして2着に入る互角の競馬で、今回も豪快な末脚を期待したい。

 続いてコンピ6位(57)のエクスシアを推す。新潟ダート1200メートルは、これまで4戦して9,2,9,3着と相性の良いコースだ。特に当コースで3着だった前走は、1頭だけ次元の違う脚を使って追い込み、勝ち馬に0.1秒差まで迫る強い競馬だった。その前走から引き続いて鞍上は野中悠太郎騎手。騎手、斤量、コース、馬番と前走と条件がまったく同じなら、経験を生かしてさらに上位を狙えるだろう。

 最後はコンピ8位(51)のアサクサレーサー。4歳時には500万条件を勝利して、上の1000万条件でも3着している実績の持ち主だ。その後のクラス編成で降級してからも、2ケタ着順に惨敗するような大崩れはなく、常に掲示板前後を確保してくる安定タイプ。しかしどうしても決め手に欠ける印象で、今回はいよいよルーキーの武藤雅騎手を起用。減量の恩恵と積極的騎乗で、上位争いまで押し上げてくれるはずだ。

 今回は(8)(9)(14)の単勝を狙う。馬連なら(15)-(8)(9)(14)の3点。