コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【札幌12R/藻岩山特別】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は82+63+60=205。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(57)のオウケンブラック。札幌芝1800メートルはこれまで2戦して4着と8着、勝ち馬との着差は最大0.6秒とまずまずの成績。洋芝とコースの適性はまったく問題ないだろう。安定して先行できるタイプで、当該クラスではすでに2着3回、3着2回と何度も上位争いをしている実績馬。前走は大物感漂うシルバーステートの2着に甘んじたが、今回のメンバーなら上位は確実だ。

 続いてコンピ8位(51)のウインクルサルーテを推す。3頭いる降級馬のうちの1頭だが、かなり評価が低い印象だ。しかし2走前の降級初戦は、後方待機から上がり最速33秒4の末脚を繰り出して0.2秒差の5着と、僅差の競馬で能力の高さを見せつけた。さらに前走は直線で前が壁になってしまい、外へ持ち出すロスがあったが、それでも上がり3位の脚を使って6着と善戦している。評価が低い理由は分からないが、この馬も上位争いは確実だろう。

 最後はコンピ7位(52)のシャララ。当該コースの経験はないが、右回りに良績が集中しているタイプなので、札幌でも期待できるだろう。今回は前に行くメンバーがそろったが、抜群のスタートセンスから内枠を生かして楽にポジションを取れそう。先行できれば強い馬で、前走も4コーナーの勝負どころで楽に先頭を捕らえ、直線ではひと追いで後続を突き放す強い競馬。この斤量なら昇級初戦からでも勝負になるはずだ。

 今回は(2)(7)(12)の単勝を狙う。馬連なら(3)-(2)(7)(12)の3点。