コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【中京10R/シンガポールTC賞】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は72+71+67=210。一覧表から波乱傾向はパターン2。このパターンはコンピ指数上位がそこそこ人気を集めるが、実際は下位の台頭が多発し、波乱の結果になることが多い。狙うポイントはコンピ7~10位あたり。

 コンピ7~10位の中から一番期待できそうなのは、コンピ7位(51)のトライブキングだ。中京芝2000メートルは2戦して3着、8着と相性はまずまずだ。前走は11番人気という低評価を覆しての勝利だったが、直線はディープインパクト産駒らしい鋭い瞬発力を発揮した。非常に強い勝ち方で、いよいよ本格化を迎えたとみて良いだろう。今回は昇級戦で相手が強くなるが、混戦なら付け入るスキはあるはず。直線一気の末脚で、すべてを差し切るシーンに期待したい。

 次はコンピ8位(50)のダノンキングダムを推す。オープンクラスで活躍するダノンメジャーの弟という血統。前走の芦ノ湖特別は、直線で差し馬が後ろから押し寄せる中、早め先頭からしぶとく粘って0.2秒差の5着。着順以上に強い競馬だったとみる。またこのレースの勝ち馬ソールインパクトは、次走で重賞の七夕賞に格上挑戦して見事3着。当馬もこのクラスなら、当然勝ち負けになるだろう。

 最後はコンピ10位(48)フロムマイハート。5頭いる降級馬のなかの1頭で、もっとも評価が低く軽視されている存在だ。しかし3走前のカウントダウンSでは、次走で重賞の愛知杯を制したマキシマムドパリと0.2秒差の5着。2走前の飛鳥Sではヴィクトリアマイルを勝利したアドマイヤリードと0.6秒差の5着と、一線級を相手にかなり健闘している。実力以上に軽視されている今回は、狙って面白い存在だろう。

 今回は(8)(10)(12)の単勝を狙う。馬連なら(13)-(8)(10)(12)の3点。