コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【福島12R/彦星賞】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は78+69+64=211。一覧表から波乱傾向はパターン2。このパターンはコンピ指数上位がそこそこ人気を集めるが、実際は下位の台頭が多発し、波乱の結果になることが多い。狙うポイントはコンピ7~10位あたり。

 コンピ7~10位の中から一番期待できそうなのは、コンピ7位(53)のカネノイロだ。3頭いる降級馬のなかの1頭で、降級初戦の前走は4番人気に推されるも7着だった。しかし着差は0.3秒差と着順の印象ほど負けておらず、見限るのはまだ早計だろう。また降級する前の1000万クラスでも、着順のわりには僅差の競馬が多く、相手なりにコンスタントに走れるタイプの馬。今回は豪腕の内田博幸騎手に替わるので、ゴール前のもうひと伸びを期待したい。

 次はコンピ9位(49)のフリームーヴメントを推す。近走は11,5,6,12着と凡走続きで、着順だけをみると買える要素の少ない馬だ。しかし5着だった3走前のレースでは、1頭だけ違う次元の脚で最後方から追い込み、上がり最速をマーク。好位で立ち回った馬が上位を独占する中、勝ち馬に0.2秒差まで迫ったその末脚の勢いを高く評価したい。また近2走も速い上がりを使っていて、しまいの切れ味は確実だ。仕掛けひとつで、まとめて差し切りもあるだろう。

 最後はコンピ10位(48)バトルグランドリイ。福島芝1200メートルはこれまで4戦して4,5,11,10着という成績。ややムラのある成績だが、勝ち馬との着差は最大0.7秒と大きく負けていない。前走の東京での大敗を考えると、ここは得意なコースとみて良さそうだ。また近走は2ケタ着順が目立つが、当該クラスに昇級してすぐは2戦連続3着していた実績馬。福島が得意な江田照男騎手のエスコートで、今回は上位争いになるはずだ。

 今回は(7)(9)(11)の単勝を狙う。馬連なら(3)-(7)(9)(11)の3点。