コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【東京11R/エプソムC】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は80+64+61=205。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(55)のクラリティスカイ。朝日杯FSを3着、NHKマイルCを優勝と主にマイル路線で活躍してきたが、4歳秋から中距離路線にシフト。その後はG3の中山金杯で3着、小倉大賞典でも3着と重賞で上位争いを演じている。また前走のメイSはトップハンデを背負って、今回評価の高いアストラエンブレムと0.3秒差の3着。斤量が同じなら実力伯仲で、今回も勝ち負けは間違いないだろう。

 続いてコンピ7位(54)のデンコウアンジュを推す。前走のヴィクトリアMは、上がり3ハロン33秒2という強烈な末脚を披露して0.2秒差の2着。11番人気での激走だったためフロック視されているが、2歳時には東京の芝のマイルで33秒3の上がりを使って、アルテミスSを制している。東京コースでは絶対に侮ってはいけない馬だ。鞍上が引き続き蛯名騎手なのもプラス材料で、重賞2勝目は射程圏内だろう。

 最後はコンピ8位(53)のフルーキー。東京1800メートルはこれまで2戦して4着、2着と相性の良いコース。また距離実績がバツグンで、9戦して掲示板を外したのは3走前の小倉大賞典の6着のみ。それ以外の8回はすべて5着以内という好成績だ。すでに7歳になり衰えの心配もあるが、前走の新潟大賞典では1頭だけ33秒台の末脚を使って、0.3秒差の4着とまだまだ現役。ここでもゴール前の急襲を期待したい。

 今回は(2)(6)(9)の単勝を狙う。馬連なら(10)-(2)(6)(9)の3点。