コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【京都10R/葵S】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は78+63+61=202。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(55)のダノンハイパワー。デビュー戦は好スタートから先行して、新潟の長い直線を押し切る強い競馬で勝利。2戦目のカンナSでは、あえて後方に控える競馬を試すと、上がり最速をマークして0.2秒差の2着に好走した。このレースの勝ち馬が、3歳の短距離戦線で活躍しているタイムトリップなので、当馬もハイレベルの活躍が期待できるはず。持ち前の直線一気の末脚で、今回も勝ち負けになるだろう。

 続いてコンピ8位(53)のビーカーリーを推す。当馬は牝馬ながら朝日杯フューチュリティSに出走していて、18番人気の最低評価を覆して1.0秒差の10着と大健闘。のちに皐月賞で3着になるダンビュライトにも、ここでは先着している。また3走前のフィリーズレビューでも、世代上位の馬たちを相手に一歩も引かない力強い走りを見せた。京都芝1200メートルは1戦1勝と相性の良いコースで、ここなら上位争いを期待できる。

 最後はコンピ7位(54)のアーケロンバイオ。前走は橘Sに出走して、0.5秒差の7着。今回コンピ上位に推されているクインズサリナやアリンナとは0.1秒差しかなく、上位組みと能力差はほとんどないと見る。そして何よりも今回は、2戦2勝とパーフェクト適正の芝1200メートル戦なので、前走以上の走りを期待できるだろう。リーディング上位の武豊騎手への乗り替わりもプラスで、今回は大きなチャンスだ。

 今回は(10)(12)(14)の単勝を狙う。馬連なら(8)-(10)(12)(14)の3点。