コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【阪神8R/天王寺特別】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は82+65+61=208。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(56)のアドマイヤムテキ。阪神ダート1400メートルは近2走で経験して、1着、4着となかなかの成績。500条件を勝ち上がった2走前のレースでは、前残りの展開の中、好位から抜群の手応えで抜け出して快勝。最後は流す余裕を見せていて、コース適正と能力の高さが伺える。そして4着だった前走は0.4秒差と勝ち馬から少し離されたが、2着馬とは0.1秒差しかない。このコースなら今回も勝ち負けは確実だろう。

 続いてコンピ7位(53)のライドオンウインドを推す。3歳時にはダートオープン競走の鳳雛Sで、後の菊花賞で3着に好走するリアファルを負かしたこともある実力馬だ。交流重賞の大井ジャパンDダービーでも5着に食い込んだが、その後は苦戦が続いていた。しかし近走は4,6,6着と、当該クラスで安定して上位争いを演じている。とくに3走前は上がり最速の脚を使って0.2秒差まで追い上げる惜しい競馬。そろそろ復活を期待できるだろう。

 最後はコンピ8位(52)のキングジュエリー。当該コースは前走初めて経験して、10番人気という低評価を覆しての勝利。JARではダートの中距離以上を使われて来たため凡走続きだったが、適性距離にめぐり合って一気に才能が開花したのだろう。また前走で当馬に敗れた2~3着馬は、次走でともに3着以内に好走していて、決して相手が弱かったわけではない。ハンデ戦で斤量に恵まれることもあり、昇級初戦からでも十分通用するはずだ。

 今回は(1)(10)(12)の単勝を狙う。馬連なら(2)-(1)(10)(12)の3点。