コンピ指数を独自の目線で分析、レースを6分類して、レースの傾向からそれに合わせたコンピ馬券術を公開しています。

【中山10R/ブラッドストーンS】

 このレースのコンピ指数順位1~3位の指数合計は75+67+65=207。一覧表から波乱傾向はパターン1。このパターンはコンピ指数上位が弱く、1~6位くらいまでが横並びの人気となる事が多い。データが示す通り、このパターンの場合は配当的に妙味のあるコンピ6~8位あたりが狙い目となる。

 コンピ6~8位の中から一番期待できそうなのは、コンピ6位(54)のヒカリマサムネ。明け7歳とキャリアが豊富なのもあるが、中山ダート1200メートルはこれまで12戦を経験している大ベテラン。そのうち馬券圏内は3回と高確率とは言えないものの、着外でも惨敗しているレースは数少ない。前走も当該コースで10着に敗れているが、着差は0.5秒と着順の印象ほど負けていないので要注意。前走を含め、準オープンに昇級してからは惜しい競馬が続いているので、侮れない存在だ。

 続いてコンピ7位(53)のスズカアーサーを推す。当該コースは7戦して、4,14,5,2,4,1,6着と高い確率で好走している。かなり相性の良いコースとみて良いだろう。この馬の持ち味は目の覚めるような末脚で、近走のほとんどで上がり上位をマークしている。しかし少しエンジンのかかりが遅い馬なので、追える内田騎手への乗り替わりはプラス材料だ。先行勢をまとめて差し切った3走前のレースのように、大外一閃(いっせん)の末脚を期待したい。

 最後はコンピ8位(52)のヴァーノン。前走は当該コースで逃げて0.4秒差の7着。直線ではあわや逃げ切りかという見せ場を作ったが、ゴール直前で後続馬の末脚に屈した格好だ。しかし前走で先着を許した2頭が、次走で準オープンを卒業。他の2頭も次走で僅差の4着と活躍していること考えると、この馬も能力はクラス上位だろう。今回は同型に強い馬がそろうが、番手で折り合えば勝ち負けできるはずだ。

 今回は(4)(12)(13)の単勝を狙う。馬連なら(3)-(4)(12)(13)の3点。