オークスの由来を知っていますか?

 こんにちは。今週は3歳女王を決定する「優駿牝馬」が東京競馬場で行われます。日本では、優駿牝馬というレース名で行われていますが、皆様にとっては、「オークス」の方がなじみ深いのではないでしょうか。

 世界中でも3歳女王を決定するレースは、ほとんどがオークスというレース名です。みなさま、レース名のオークスの由来を知っていますか? オークスという名前は、オーク(樫の木)が由来であると言われています。英ダービーの創始者であるダービー卿は、樫の木の茂る土地を所有しており、「オークス」と呼ばれていました。1779年、ダービー卿が結婚した際に記念レースを創設することが提案され、夫人の希望により3歳牝馬限定のレースとなり、オークスと名付けられたと言われています。日本でオークス勝ち馬を「樫の女王」と呼ぶのは、この由来が関係しています。

 レース名の由来はとてもロマンチックなものですが、レース自体はこの時期の3歳牝馬にとって超過酷な条件での戦いなので、白熱したレースが予想されます。中でも、母親の雪辱に燃えるアーモンドアイに注目したいと思います。私自身、今年は3冠牝馬が誕生する予感がしているので、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみです。(レースホースコーディネーター)