クロコスミア7着 伸び見せるも消耗戦に屈す

 ハローです。

 今週は、先週のコラムでもご紹介したドバイターフに出走したクロコスミアについてのお話とドバイワールドカップデーについてのお話をしたいと思います。

 今年のドバイターフは、日本馬が5頭参戦しました。芝コースのコンディションが、日本馬向きの硬い馬場になっていたこともあり、前評判では日本馬が上位を独占すると言われていました。レース前日には芝の長さも短く刈られ、日本馬にとっては追い風になるはずだったのですが、結果は地元馬の勝利に終わりました。敗因としてあげられるのはレースがよどみない展開となり、日本馬特有の鋭い決め脚を封じられる形になったことだと思います。

 クロコちゃんですが、道中は前の馬を見る形で好位でレースを進めました。直線で一瞬の伸びを見せてくれましたが、切れる脚の差で他馬にかわされ7着と残念な結果となりました。しかし、控える競馬とよどみない展開による消耗戦を経験出来た事は、今後につながると思います。今から、日本で走る姿を見るのが待ち遠しいです。

 話は、今年のドバイワールドカップデーについてですが、ドバイのシェイク・モハメド殿下が有する、チームゴドルフィンの地元勢の強さを見せつける形で終わりました。3年ぶりに日本馬が未勝利に終わり、とても残念な結果となりましたが、来年は、また日本旋風がドバイで起きると信じたいと思います。

 最後にクロコちゃんへの応援を頂きありがとうございました。クロコちゃんをはじめとする、日本馬14頭は、日本時間の4月2日午後11時ごろにドバイをたち、関空に4月3日午前10時過ぎに到着する予定です。(レースホースコーディネーター)

レース翌日のクロコちゃん。左から、自分、北添助手、現地のモハメドさん。クロコちゃんのお気に入りなんです!(笑い)
レース翌日のクロコちゃん。左から、自分、北添助手、現地のモハメドさん。クロコちゃんのお気に入りなんです!(笑い)
参加馬主を招待したウェルカムパーティー。チームゴドルフィンの総帥シェイクモハメド殿下
参加馬主を招待したウェルカムパーティー。チームゴドルフィンの総帥シェイクモハメド殿下
ドバイワールドCデーの様子です
ドバイワールドCデーの様子です