出走40頭!英国1番人気の世界一過酷な障害レース

 こんにちは。先週は、中山グランドJで、オジュウチョウサンが大差でJ・G1レースを5連勝しました。

 日本には、障害レースのG1レースは2つしかない中で5回も勝利するのは、本当にすごいことだと思います。日本での障害レース人気がそこまで浸透していない中で、彼のようなスーパースターが現れたことは、今後の障害レース界は明るいと思います。

 では、世界では障害レース人気はどうなのかというと、イギリスで行われているグランドナショナルが世界的に有名なので紹介したいと思います。

 創設は、1839年と日本では江戸幕府時代でペリー来航前に始まったと考えると、歴史の深さを感じます。(笑い)。レースは、リバプール郊外にあるエイントリー競馬場で行われ、出走可能頭数限界の40頭で行われ、距離約6900メートルで、16個の障害を30回越えなければいけないため、毎年完走出来る馬は約10数頭と世界一過酷なレースと言われています。

 世界一過酷なレースではありますが、イギリス国内では、どのレースよりも盛り上がり、その盛り上がりは、日本の有馬記念の売り上げをも越えてしまうこともあるんです。ちなみに、このレースの格付けはG3で、1着賞金は日本円で約7700万円です。とても特徴的なのは出走条件年齢が他のレースとは違い7歳以上です。

 7歳以上の出走条件ということは、オジュウチョウサンが7歳なので、出走条件年齢に達したということと、障害馬の競争人生が長いということの表れだと思います。オジュウチョウサンには、今後どこまでも連勝記録や障害G1勝利数を伸ばせるだけ伸ばしてもらい、日本記録や世界記録を樹立してもらいたいです。そして、海外から強力な障害馬に日本へ遠征してもらい、オジュウチョウサンとぜひ対決して欲しいです。(レースホースコーディネーター)

大竹柵をジャンプするオジュウチョウサン(右)、左は2着のアップトゥデイト(撮影・酒井清司)
大竹柵をジャンプするオジュウチョウサン(右)、左は2着のアップトゥデイト(撮影・酒井清司)