土曜メインの札幌日刊スポーツ杯(1000万、芝2600メートル)はゴールドシップの全弟ゴールドフラッグ(牡3、須貝)に注目したい。前走臥牛山特別で2勝目を挙げており、ここを勝てばクラシック最終戦の菊花賞が見えてくる大事な一戦。北村助手は「ハンデ戦だし、ノリさん(横山典騎手)だし、頑張ってもらわないとね」と期待する。
G1を6勝した偉大な兄との比較を問うと、「性格は正反対。シップは怖かったけど、フラッグはおとなしくて牛みたい。背はちょっと低いと思う」と話す。
15日の追い切りは函館ウッドの併せ馬で1馬身先着。4ハロン55秒2の時計を出した。兄も担当した今浪厩務員は「シップとはトモの力が違うし、まだ一瞬の力が足りない。でも、ばてないね。2600メートルになるのは楽しみだし、今後を占う一戦になるやろな」とほほ笑んだ。兄が制した菊花賞の舞台へ、北の大地から黒鹿毛の弟が旗揚げだ。【木南友輔】