<メシドール賞>◇22日=フランス・メゾンラフィット◇G3◇芝直線1600メートル◇3歳上◇出走4頭
武豊騎手(49)騎乗の日本馬ジェニアル(牡4、松永幹)が海外重賞制覇を成し遂げた。舞台は直線マイル。4頭立てのレースを先頭で引っ張り、いったん他馬にかわされかけたが、ゴール前で差し返して勝利した。日本では7戦2勝、500万クラスの身だが、潜在能力を評価されていたディープインパクト産駒。フランスでG1・3勝を挙げた母サラフィナの血も騒いだ。
鞍上の武豊騎手は昨年9月のコリアスプリント(韓国G1、騎乗馬グレイスフルリープ)以来の海外重賞制覇。欧州では16年5月の仏イスパーン賞(G1、騎乗馬エイシンヒカリ)以来の重賞勝利で、海外重賞通算24勝目を手にした。
ジェニアルはすでに、8月5日にフランス・ドーヴィル競馬場で行われるモーリスドゲスト賞(G1、芝直線1300メートル)に登録を済ませており、さらに期待がふくらむ勝利となった。
また、続くペピニエール賞(リステッド・準重賞、芝2100メートル)に出走した僚馬ラルク(牝5、松永幹)は軽快に10頭立てのハナを切ったが、直線は踏ん張りきれず馬群にのまれた。