香港で3季連続リーディングのジョアン・モレイラ騎手(33)が19日の札幌1R(芝1800メートル)で、今年の札幌初騎乗で初勝利を挙げた。1番人気のディバインブリーズ(牡、須貝)に騎乗。好スタートから内々の好位につけると、直線で1頭分の狭いスペースを抜け出し、2着のネルに1馬身の差をつけてゴール。モレイラ騎手が「いいスタートを切って、いいポジションが取れた。ラスト450メートルくらいでスペースが空くか不安だったけど、直線でスペースができてから先頭に立って、よく伸びてくれた」と笑顔で振り返れば、須貝師も「さすが。モレイラだから動かしてくれた」と神騎乗を絶賛した。

 表彰式ではファンから「モレイラ~」「マジックマン~」の熱い。サインを求めるファンのエリアにダッシュで駆けつけると、笑顔で写真パネルや色紙などにサインした。

 続く3R(ダート1700メートル)も2番人気のペイシャオブワキア(牝、蛯名)でゴール前差して勝ち、連勝を飾った。

 昨夏の札幌では騎乗機会7連勝を飾るなど“神騎乗”でファンを魅了。明日20日の札幌記念ではマウントロブソン(牡4、堀)でJRA重賞初制覇も見据え、今年も朝イチから存分に存在感を見せつけた。

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