ニューマーケットのヴァリアン厩舎を訪問!
こんにちは。今週は、先週お伝えしたイギリス・ニューマーケットでの朝の調教風景や厩舎の様子などをお伝えしたいと思います。
今回は、先週の日曜日にアイルランドで行われた牝馬G1レース、プリティポリーステークスをネズワーで勝利した、ロジャー・ヴァリアン厩舎におじゃましています。皆さんの中でもポストポンドという馬をご存じの方も多いと思います。2年前のドバイシーマクラシックで、日本馬のドゥラメンテが完敗した馬です。ポストポンドが所属していたのがヴァリアン厩舎です。
この厩舎があった場所は以前、クライヴ・ブリテン厩舎が長年使っていました。しかし、数年前に閉業したことで、今はヴァリアン厩舎になっています。ブリテン厩舎だった時代、日本から遠征したグランプリボスやディープブリランテはここに滞在し、調教されていました。ですから、日本のホースマンにはなじみ深い場所でもあります。
ヴァリアン厩舎は現在、200頭ほどの馬を管理しています。1回の調教では60頭ほどが一斉に調教されます。ニューマーケットの調教場は広大で、多くの自然に囲まれています。60頭の馬が一斉に調教される光景は壮観。このような環境で過ごせることは、人馬ともに最高です。添付した写真で少しでもその広大さや自然を感じていただければと思います。
今回の滞在期間中、ニューマーケットの牧場で〓(繋の車の下に凵)養(けいよう)されている、以前のコラムでも紹介したソウルスターリングの父フランケルに直接会うことができそうです。次回のコラムでは、写真付きで紹介できればと思います。来週もお楽しみ下さい。
(レースホースコーディネーター)
- 調教後のクールダウンは歩いて森の中を抜けてきます
- ニューマーケットの中心にあるウォーレンヒル。日本の坂路にあたる調教施設です
- 調教に行く前の準備運動は、厩舎の敷地中にあるウッドチップコースで行われます
- ヴァリアン厩舎にはいくつもの建物がありますが、ここがメイン厩舎。歴史感じる建物ですごく格好いいです