ニッカンプロ野球

トップ

【虎になれ】“得意技”四球攻撃を繰り出し勝利 1試合の平均四球3・6個と昨季を上回るペース

DeNA対阪神 逆転勝利に笑顔を見せる大山ら(中央左)、中野(同右)ら阪神ナイン(撮影・山崎安昭)

<DeNA3-5阪神>◇24日◇横浜間違いなく大きな勝利だろう。雨が降り続く中での試合。「最後まで何が起きるか分からんような展開」。指揮官・岡田彰布をしてそう振り返ったゲームは、しかし、先制点と決勝点がいずれも「ノイジーの押し出し四球」というところが阪神の強みを象徴する。 9回、勝ち越しとなる押し出し四球を選んだ瞬間、ノイジーが何ごとかほえた。助っ人もこの雨...

【虎になれ】元気者・度会隆輝に打たせるな 阪神3度目ドローも大きい試合だ

DeNA対阪神 12回裏DeNA2死二、三塁、空振り三振して悔しがる度会(左)。投手岩崎(撮影・山崎安昭)

<DeNA1-1阪神>◇23日◇横浜ドラ1ルーキー・度会隆輝を空振り三振に切り、敵地・横浜スタジアムで引き分けに持ち込んだことは大きいと思う。これは今後のDeNA戦にも意味を持つと、独断で予測したい。 勝負事、特に長時間、試合を行う野球には“流れ”が存在する。ちょっとした何かをきっかけに流れがよくなったり、その反対だったり。流れをもたらす存在もいる。そういう...

【虎になれ】誰にでもできることをキチンとやった木浪聖也、流れ変えたあの場面 阪神首位浮上

阪神対中日 4回表中日無死一塁、一塁走者カリステは中田の中飛で二塁へタッチアップも濡れた土とベースで塁上に止まれずアウトになる。野手は木浪(撮影・加藤哉)

<阪神3-0中日>◇21日◇(甲子園)強竜ファンにすれば「ここまでやったのに止めるのか…」という思いも募ったかもしれない。それでも独断で言って申し訳ないが、あの3ランで、まず決まりなのは野球好きなら分かるのではないだろうか。 それほど衝撃的な佐藤輝明の1発だった。ライナーでフェンス直撃か。そう思ったら、そのままスタンドイン。雨も無縁のすさまじいパワーだ。まる...

【虎になれ】先発全員安打の阪神、最後にヒットを打ったのは誰でしょう?そこには打撃の極意が…

阪神対中日 7回裏阪神1死一、二塁、右前適時打を放つ中野(撮影・前田充)

<阪神15-2中日>◇20日◇甲子園どないしたんや? と言いたくなる変身ぶりだ。湿りきった「2点打線」はどこへやら。打ちも打ったり、阪神は先発全員安打の14安打、得点はそれを上回る15点をマーク。甲子園では今季初のデーゲームとなった首位・中日戦は「虎祭り」と化したのである。 そこでクイズです。先発投手・大竹耕太郎を含むスタメン全員が安打を放ったこの試合、最後...

【虎になれ】快勝の裏にあった2回の大勝負 4連勝岡田阪神 今季初貯金

阪神対中日 中日に勝利し、青柳らとタッチを交わす阪神岡田監督(右から2人目)(撮影・藤尾明華)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園指揮官・岡田彰布の予言が的中した試合となった。前日18日、スコアは2-1だったものの阪神打線は2桁安打を放って、巨人にサヨナラ勝ち。試合後、テレビ・インタビューで岡田はこんな話をしていた。 「今日でちょっと吹っ切れたかもわからないですね、打線も。明日からもっと打ってくれるでしょう」。まさにその通りの結果となった。打線は2日連...

【虎になれ】体張る梅野隆太郎の“カベ”が光った 今季初のサヨナラ勝ちの裏で奮闘

阪神対巨人 10回裏阪神無死満塁、右前にサヨナラ安打を放った佐藤輝(左)は水をかけられ祝福される(撮影・河野匠)

<阪神2-1巨人>◇18日◇甲子園阪神梅野隆太郎の“カベ”が光った今季初のサヨナラ勝利だ。相変わらず得点力不足の阪神打線だが必死で守った。象徴的な場面は同点の延長10回表だ。左腕・島本浩也がこの回先頭の丸佳浩に安打を許し、無死一塁。打席に坂本勇人を迎えた時点で指揮官・岡田彰布はマウンドに3番手・加治屋蓮を送った。 岩崎優、ゲラは前日まで2連投。もちろんベンチ...

【虎になれ】阪神巨人戦、佐々木俊輔が体勢崩したプレー 前夜の雨の影響はなかった

阪神対巨人 3回裏阪神2死一、二塁、森下の打球を捕球できず2点適時二塁打を許す中堅手の佐々木(撮影・河野匠)

<阪神2-0巨人>◇17日◇甲子園39年前の1985年(昭60)、阪神の日本一を勢いづけた「バックスクリーン3連発」勝利と同じ「4・17」に同じ巨人に勝利だ。 3連発はなかったが3連打は出たのである。しかも阪神打線が放った安打は3回に出た、その3安打だけ。はっきり言わせてもらって、スケールは当時に比べてなかなか小さいけれど、結構、面白かった。 焦点はその3安...

【虎になれ】阪神植田海2つの“忍者走塁”の背景「あそこで右手を出した」馬場コーチ称賛

阪神対巨人 7回裏阪神1死二、三塁、三走植田(中央)は代打糸原の右犠飛で生還する。捕手岸田(撮影・上山淳一)

<阪神1-1巨人>◇16日◇甲子園ヤンキースで現役だったころのイチローが見せた「忍者生還」を思い出すようなプレーの連続だ。0-1の7回、植田海が見せたセンスある2つの走塁。虎番記者の記事にもあるが、少しだけ説明しておきたい。 <1>三進 7回、1死二塁で8番・木浪聖也の当たりは投ゴロ。これで二走・植田は二、三塁間に挟まれた。巨人内野陣は打球処理の投手・山崎伊...

【虎になれ】動いてしのいだ岡田阪神 さあ甲子園6連戦で借金返済だ

中日対阪神 阪神監督で球団歴代2位タイとなる484勝目を上げた岡田監督(撮影・上田博志)

<中日1-2阪神>◇14日◇バンテリンドームこちらの“浅知恵”を笑われている気もする。前日、ここで「苦しいときこそ今まで通り」と書いたことだ。想像以上に阪神に関する記事を読んでいる指揮官・岡田彰布である。その野球哲学なのだが、それも時と場合によるということか。「めっちゃ動くやん」。スタメンを見て、思った。 結果的に動かした2番・梅野隆太郎、8番・中野拓夢がそ...

【虎になれ】苦しいときこそ今まで通り 踏ん張れ岡田阪神

中日対阪神 試合終了、中日に敗れ足早にベンチを後にする岡田監督(中央)(撮影・森本幸一)

<中日5-2阪神>◇13日◇バンテリンドーム波に乗れんなあ。そんな気持ちが強くなる日々だ。前日「この引き分けは阪神に分があるのではないか」と書いた。一般にドローは上位に有利だが、追いついて引き分けに持ち込んだことで流れが変わるかも…と期待したからである。 そして、この日の1回だ。中日メヒアから中野拓夢、大山悠輔が四球を選び、2死一、二塁。ここで5番・佐藤輝明...

【虎になれ】引き分けは上位が有利だけど この日ばかりは…阪神今季初ドロー

中日対阪神 中日と引き分けた阪神ナインはマウンドでハイタッチをする(撮影・上田博志)

<中日2-2阪神>◇12日◇バンテリンドーム一般に引き分けが有利に働くのは上位チームだ。ゲーム差が縮まらないからで、終盤、僅差で順位を争っているときなどドローは上位にとって勝利同様の価値になる。「引き分けは上におる方にとってエエんや」。指揮官・岡田彰布も昨年、ドローに終わった後、そんな話をした。 その意味では中日にとって今季2度目、阪神は今季初めての引き分け...

【虎になれ】中条あやみ“幻惑投球”にやられた 阪神打線はパニックにならず踏ん張ってほしい

阪神対広島 ファーストピッチを務め、右足を上げる中条あやみ(撮影・藤尾明華)

<阪神0-1広島>◇11日◇甲子園最近の芸能人はトンと分からないこちらでも知っている。中条あやみ。大阪出身なのも有名だ。試合前、球場内通路ですれ違うとき会釈したらぺこりと頭を下げてきた。なんと感じのいい。普段より通路に人が多いのは関係者も、ひと目、見たかったのだろう。 大入り満員の甲子園を試合前から沸かせたのも中条だ。始球式。右投げなのに右足を上げる。3度や...

【虎になれ】多い打線変更は苦しさの表れか 11試合で早くも9通り目の岡田阪神

阪神対広島 5番に佐藤輝を入れた阪神のスタメン(撮影・上田博志)

<阪神2-6広島>◇10日◇甲子園現状を考えれば、いきなり苦しい試合になった。先発・伊藤将司が乱調で2回までに6失点。2回にまわった最初の打席で代打を送られ、わずか49球で降板となった。序盤の6点を取り返す勢いは今の阪神打線にはないかもしれない。 それでも6番に入った森下翔太が4回に3号ソロを放ち、5番に戻った佐藤輝明も適時二塁打。さらにブルペン陣は相変わら...

【虎になれ】ヘルメット飛ばす走塁の佐藤輝明 大瀬良大地が言う「目の前のことに精いっぱい」の姿勢

阪神対広島 4回裏阪神2死一塁、佐藤輝は三塁へ内野安打を放つ(撮影・加藤哉)

<阪神1-0広島>◇9日◇甲子園今季初の広島戦。11日先発予定の大瀬良大地と話をした。会えば会釈程度はするけれど久しぶりである。あいさつだけと思ったら「おお。元気ですか?」とニッコリ。会話の中で話題は大リーグのことになった。 大谷翔平はいうまでもなく広島OBの鈴木誠也、そして山本由伸、今永昇太と大リーガーが増えた。「今年はホントすごいですよね」と大瀬良。こち...

【虎になれ】佐藤輝明、失策しても平然としろ それが敗因ではない、打撃で守備で取り返せ

ヤクルト対阪神 8回裏ヤクルト2死二塁、オスナの打球を後逸する佐藤輝(撮影・藤尾明華)

<ヤクルト3-1阪神>◇7日◇神宮結論から言えば佐藤輝明の失策は痛かったが、それで負けた訳ではないと思う。敗因は初対戦のヤフーレを打てなかったことだ。その意味では佐藤輝にも責任はあるのだが、長いシーズン、そんなゲームもあるとしか言いようがない。チーム・バランスで見て、まだ3連勝できる調子ではないということだろう。 佐藤輝に始まり、佐藤輝に終わったようなヤクル...

【虎になれ】点の取り合い、おもろい野球は歓迎だけど まずは貯金がほしい岡田阪神

ヤクルト対阪神 ヒーローインタビューを終え、ファンの声援に応える阪神佐藤輝(2024年4月5日撮影)

5日のヒーロー・インタビューだ。延長10回に1号決勝ソロを放った佐藤輝明が「明日も打ちます!」と元気に宣言していた。こういうのは阪神的にはよくない兆候というか最近の言葉? で言えば「フラグが立つ」などというらしいのだけど本当に打った。同点の7回に決勝2号2ラン。堂々、連日のヒーローだ。 なかなか面白い。正直言って、ヤクルトの投手陣に相当、苦しそうな部分がある...

【虎になれ】岡田監督の超能力!?ノイジー起用ズバリ「こういうパターンも?」2ラン含む3打点

ヤクルト対阪神 2回表阪神無死一塁、ノイジーは左越えに先制の2点本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)

<ヤクルト6-7阪神>◇5日◇神宮内輪の話だが興味深かったので少し触れたい。2日DeNA戦(京セラドーム大阪)でのことだ。阪神の場合、勝てばテレビによる指揮官・岡田彰布への勝利監督インタビューがある。その後、虎番記者の“囲み取材”と続く。こちらはカメラがないだけに本音というか、ポロリと面白い話も出たりする。敗戦ならすぐに囲み取材となるのが通例だ。監督の気分で...

【虎になれ】救援防御率ダントツ0・87 投打かみ合わず開幕連続負け越しも 巻き返せ岡田阪神

阪神対DeNA 6回表DeNA1死満塁、桐敷は代打楠本に2点適時打を許し逆転を許す(撮影・加藤哉)

<阪神2-3DeNA>◇4日◇京セラドーム大阪開幕2カード連続での負け越しは「指揮官・岡田彰布」にとっては初めてだという。そこについて虎番キャップたちから出た質問に岡田は「想定外やなあ。まあ、ちょっとやけどな」と冷静に話した。 負けは常に痛いが、この日ももったいないというか惜敗ではあった。先発・西勇輝が粘って5回無失点。佐藤輝明を6番に下げ、5番に前川右京を...

【虎になれ】阪神守り勝ちの背景にあった“あのプレー”首脳陣は手応え

阪神対DeNA 2回表DeNA2死二塁、石上は左適時打を放つ(撮影・加藤哉)

<阪神5-2DeNA>◇3日◇京セラドーム大阪逆転勝利を収めた阪神が劣勢だった序盤の話だ。1点ビハインドの2回2死二塁から先発・伊藤将司が石上泰輝に三遊間を破る安打を浴び、二走・関根大気の生還を許した場面である。 石上の打球を処理した左翼ノイジーはホームへ鋭く送球した。これを三塁・佐藤輝明がカット。一瞬、本塁の方を見た佐藤輝だったが、すぐに向きを変えて二塁へ...

【虎になれ】これは歯がゆい岡田阪神 本拠地でも黒星開幕

阪神対DeNA 9回裏阪神1死一、二塁、代走を告げる岡田監督(撮影・藤尾明華)

<阪神3-5DeNA>◇2日◇京セラドーム大阪「ようさん、おるなあ…。ええ…?」。敗戦後のベンチ裏。そこにゆっくりと姿を現した指揮官・岡田彰布の第一声だった。 京セラドーム大阪とはいえ、めでたい本拠地開幕。球団初のセ・リーグ連覇を狙うシーズン、地元ファンに幸先のいい船出を見せたい思いはあったはず。注目度が高いのは知っている。報道陣が多くなるのも同様だ。それで...

【虎になれ】復活感じさせた梅野隆太郎 今季初勝利、影のヒーローだ

巨人対阪神 巨人に勝利し梅野(右)とグータッチする岩崎(撮影・上田博志)

<巨人0-5阪神>◇31日◇東京ドーム開幕連敗の重い雰囲気を振り払うには、やはり本塁打だ。なんせ東京ドームだし。ここはイキのいいスイングを誇る森下翔太に期待だ。前日、ここでそう書いたら本当に打った。「的中」などと胸を張る気はさらさらないがゾクッとしたのは否定できない。 そんな勝利の中、渋く光ったのはスタメンマスクの梅野隆太郎だろう。真っすぐ、フォーク主体の先...

【虎になれ】現状打破せよ岡田阪神 これが若さだ!イキのいい2年目森下翔太に期待

巨人対阪神 8回表阪神1死、二ゴロに倒れた森下はバットを見つめながらベンチに引き揚げる(撮影・上田博志)

特に根拠はないけれど、連敗スタートとなった現状の打破は森下翔太に期待したい。そんな気持ちである。この2試合を見ていて体から元気があふれているのは間違いない。これが若さだ! という感じだ。開幕戦で梶谷隆幸の好捕によってヒーローになるチャンスを奪われたが気にせずバットを振りまくっている。そこで初勝利には森下のバットに期待したい。 とにかく阪神にとって流れのよくな...

【虎になれ】ここは「最高です」の流れを切りたいぞ 岡田阪神

巨人対阪神 5回裏巨人1死三塁、遊撃手木浪の野選で三塁走者吉川が生還した場面で、リクエストを行使する岡田監督(中央)(撮影・鈴木みどり)

<巨人4-0阪神>◇29日◇東京ドーム 巨人の35歳・梶谷隆幸にやられたような試合ではある。3回、1死一、二塁で阪神森下翔太の当たりは右中間を襲った。これに右翼・梶谷が飛び込み、バックハンドで好捕。二塁走者・近本光司がすかさず戻ったのは当然として、2点目を目指すべく猛然と走っていた中野拓夢は一塁に戻れず憤死。痛い併殺となった。 「痛い」と書いたが、痛すぎるの...

【虎になれ】阪神岡田監督は元気よ!「検査したら、膵臓に影が…」ドキッとする発言もあったけど

開幕前日共同記者会見に臨む阪神岡田監督(撮影・鈴木みどり)

60歳も超えれば健康に不安が出るのが一般的でしょうか。こちらも同じ。昨夏に還暦を迎え、なんだか体調が気になる。気持ちは若い頃と同じつもりですが中身は…。同年代の友人とそう笑い合います。開幕を前に健康診断を受けながら、病院に来ることも多くなったかな、と思ったり。 そこで阪神岡田彰布監督です。なにしろ「風邪一つ引いたことないわ」が口癖。その割にはよくセキをしてい...

【虎になれ】ひえ~っ 阪神オープン戦最下位“収穫なし”と岡田監督

オリックス対阪神 7回裏オリックス2死一、三塁、交代を告げる阪神岡田監督(撮影・藤尾明華)

指揮官・岡田彰布は正直な人である。「オープン戦の収穫? まあ収穫はあんま、なかったなあ。最後にちょっとケガ人出たしなあ。29日にスタメンいけるようにな。それを願ってるだけやわ」。 普段は強気一辺倒の人だが、無駄なカラ元気は出さない。OP戦最下位に沈んだ結果を受けて「収穫はあまりなかった」と、ズバリ本音を漏らしたのである。 この日も昨年の日本シリーズで倒したオ...

【虎になれ】この試合は佐藤輝明だろうと思った理由 快勝阪神

阪神対オリックス 6回裏阪神無死、佐藤輝は右越えソロ本塁打を放ちダイヤモンドを1周する(撮影・加藤哉)

<オープン戦:オリックス2-4阪神>◇23日◇京セラドーム大阪この試合は佐藤輝明だろう。独断で思った。先発・大竹耕太郎をはじめ、光った選手は多い。だが「4番・三塁」と、昭和の野球を知る人ならその言葉だけでワクワクする存在として力を発揮したと思う。 もっとも光ったのは本塁打だ。だが、そこまでの内容も悪くなかったと思う。1回、1死二塁で迎えた最初の打席。ここでカ...

【虎になれ】阪神、岡田野球の原点を思い出す機会に 連続0封負けの陰にわずか1四球の事実

<オープン戦:オリックス3-0阪神>◇22日◇京セラドーム大阪昨年ラストゲームの興奮を思い出させる試合になった。阪神が38年ぶり日本一を決めた日本シリーズ第7戦と同じく阪神・青柳晃洋、オリックス宮城大弥の先発となったゲームはオリックスが0封勝利だ。 オリックス対阪神 オリックスに敗れて引き揚げる岡田監督(左)ら(撮影・加藤哉) オープン戦、ここまで2勝の阪神...

【虎になれ】“10億円”対“0・7億円”は“0・7億円”の勝ちだったりして

ソフトバンク対阪神 6回表阪神無死一塁、左飛に倒れた中野(手前)を厳しい表情で見つめる岡田監督(左)と平田ヘッドコーチ(撮影・岩下翔太)

<オープン戦:ソフトバンク4-0阪神>◇19日◇ペイペイドーム前日の打ち疲れか? 阪神打線はソフトバンク東浜巨からの継投の前に単打6本に終わり、0点負け。休養のため近本光司、大山悠輔の主力を外したとはいえ、寂しい結果に終わった。 そんな中「なるほど」と思わせたのが糸原健斗だ。8回2死一塁で代打に出るとソフトバンク・オスナからしぶとく右前に安打を放ち、虎党を喜...

【虎になれ】助っ人も必死よ ノイジーの「サムライ・ダイブ」を見たか

ソフトバンク対阪神 2回裏ソフトバンク無死一塁、近藤の打球に飛びつくも捕球に失敗する左翼手のノイジー(撮影・岩下翔太)

<オープン戦:ソフトバンク9-10阪神>◇19日◇ペイペイドームこれは面白い。乱打戦の末、10-9で阪神は勝った。その中にいろいろな要素が詰め込まれている。虎党が歓喜したのは佐藤輝明、森下翔太と主力にアーチが出たことか。同点に追いついた7回は推定年俸10億円で「球界最高年俸」とされるホークス守護神オスナを攻略して…というのも楽しい。これが交流戦、いや日本シリ...

【虎になれ】あらためて失策はよくないと感じる“6回のこと”悪い流れが負傷につながりかねない

中日対阪神 6回裏中日無死一塁、宇佐見の投ゴロを処理したゲラからの送球をはじく遊撃手木浪。走者石川昂(撮影・前田充)

<オープン戦:中日4-0阪神>◇17日◇バンテリンドーム打たんなあ。しかし。まあオープン戦やからエエけど-。虎党のそんな声が聞こえてきそうだ。6安打を放った阪神打線だが、ここ一番で1本が出ず、無得点。昨年最下位に終わった中日との3連戦は2敗1分けに終わった。 これでOP戦のチーム打率は2割1分3厘だ。12球団ワーストである。「打てないときは打てんよな」と思い...