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高校野球ニュース

常葉大菊川-浜北西など 静岡春季西部組み合わせ

金足農の選手らと健闘をたたえ合う常葉大菊川の選手たち(2018年10月2日撮影)

静岡の春季高校野球西部地区大会(3月23日開幕、浜松球場ほか)組み合わせが8日、決まった。

第1シードの浜松西は、26日の2回戦で伝統校の掛川西-浜松湖北戦の勝者と、第2シードの浜松商は、横須賀対浜松湖東戦の勝者と対戦。昨夏甲子園出場の第5シード・常葉大菊川は、26日の初戦(2回戦)で浜北西と対する。今大会の上位8校は、県大会(4月27日開幕、草薙球場ほか)に出場する。

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盛岡中央、西武山川ら育てた奥玉真大氏が監督に就任

15年、富士大コーチ時代の奥玉真大氏

99年夏の甲子園に出場した盛岡中央(岩手)の野球部新監督に、PL学園(大阪)で甲子園に出場した奥玉真大氏(44)の就任が21日、明らかになった。

宮城・気仙沼市出身で、PL学園ではロッテ今岡真訪2軍監督(44)と同期。内野手で92年のセンバツに出場し、東北学院大から社会人のヨークベニマル、サンワード貿易でプレーした。引退後は12年から約5年間、富士大(北東北)でコーチ、助監督を務めた。自主性を尊重しながら的確なアドバイスで山川穂高内野手(27)、外崎修汰内野手(26)、多和田真三郎投手(25)の西武トリオ、阪神小野泰己投手(24)らを育て、今年も楽天鈴木翔天投手(22)、西武佐藤龍世内野手(22)がプロ入りした。4月1日から指導をスタートさせる。

奥玉氏は11年の東日本大震災で、営んでいた酒店と自宅を流された。昨年は後腹膜脂肪肉腫という悪性腫瘍の大病を患うも、1年近くにわたる闘病生活を経て回復。「野球を通じて学んだ自分に負けない気持ちも大きかった」。度重なる苦難を乗り越えた不屈の指導者に、復活を目指す盛岡中央から白羽の矢が立った。99年夏に初出場。その後は楽天銀次内野手(30)らを輩出するも、甲子園からは遠ざかる。昨春の県大会では、ドラフトの目玉に挙がる佐々木朗希投手(2年)擁する大船渡に3-2で勝利するなど、県3位と躍進。東北大会でも八戸学院光星(青森)に4-7と善戦するなど、20年ぶりの甲子園に向け機運が高まっていた。

指導者として最も大切にしているのが、PL学園の部訓でもあった「球道即人道」だ。「震災と病気で2回死んでも不思議じゃなかったのに、多くの方々からの優しさ、思いやりをもらい生きることができた。監督として、まずは野球を通じて世のため、人のためになるような人材を育てたい。結果としての目標は、東北としてまだ成し遂げていない日本一です」と強い決意を口にした。

◆奥玉真大(おくたま・まさひろ)1974年(昭49)8月21日生まれ、宮城県気仙沼市出身。南気仙沼小1年から気仙沼リーグの「南ボーイズ」で野球を始める。黄金時代のPL学園に憧れ、気仙沼中1年の11月にPL学園中に編入。付属中からは1人だけ高校での入部が認められた。1学年下の松井稼頭央(西武2軍監督)が付き人。92年のセンバツ1回戦・四日市工(三重)戦に代打で二塁打。東北学院大では1年からレギュラーも東北福祉大の前に8季連続2位。社会人でプレー後、気仙沼で実家の酒販店「奥玉屋」を引き継ぐ。東日本大震災で被災し、12年から富士大でコーチ、助監督を務め、17年7月に退任。家族は夫人と1男2女。

PL学園時代の監督、中村氏から贈られた「球道即人道」、「人生の財は友なり」の色紙を背に立つ奥玉氏

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国士舘が都庁表敬訪問 小池知事の優しい口調に和む

都庁に小池都知事を表敬訪問した国士舘高野球部の選手は、表敬訪問が終わるとリラックスした様子で都知事と握手を交わした。(撮影・井上真)

第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)で、10年ぶり9度目の出場を決めた国士舘(東京)の福田三郎校長、渡辺隆野球部長、永田昌弘監督(61)、松室直樹主将(2年)ら選手17人、記録員1人の総勢23人が21日、都庁を訪れ小池百合子都知事(66)に選抜大会での健闘を誓った。

松室主将が都知事を前に「お忙しい中、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました」とあいさつ。続けて「東京の代表として出場することになりました。他校の分の思いも背負って、全力でプレーして、選抜旗をもって帰れるようチーム一丸で頑張ります」と、堂々と決意表明した。

これを受けて小池都知事も、優しい口調で「選抜旗を持って帰ってくれるというごあいさつでしたので、ね?」と松室主将に笑顔で話し掛けるなど和んだ空気だった。東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを話題にした都知事は「野球、ソフトが(五輪の)種目として行われることを楽しみにしています。皆さんも野球の楽しさを多くのファンに届けて、盛り上げて下さい」と、あいさつした。

その後、記念撮影を終えると、都知事は出席者1人1人と丁寧に握手をして退室。緊張感がやや和らいだ永田監督以下選手もほっとした表情を見せた。

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新潟は球数制限「やる方向」高野連が再考申し入れも

会見する竹中事務局長(撮影・柏原誠)

日本高校野球連盟は20日、大阪市で理事会を開き、新潟県高野連が昨年12月に表明していた今春の県大会で1投手に100球の球数制限を設ける独自規則について、新潟に再考を申し入れることを決めた。新潟には書簡を送った。

高野連は関係各所と意見交換を重ねてきた。大多数の学校は部員集めに苦慮しており、強豪校との差が広がる可能性が高いことなどから、勝敗に影響をおよぼす規則は全国で足並みをそろえて検討していくべきとの意見で統一した。この2カ月の間、別の都道府県から新潟に追随する意見は出ていないという。

日本高野連は新潟の動きを受けて故障防止策を本格化させる。竹中雅彦事務局長は「新潟が一石を投じた。未来の高校野球発展には避けて通れない。重く受け止めるべき。選択肢はいろいろある」と球数制限に限らず対策を探ると表明し、4月に「投手の障害予防に関する有識者会議」を立ち上げると発表した。

スポーツ整形外科医、弁護士、元プロ野球選手、他競技の元選手などに依頼予定。1年以内をメドに最終的な答申内容を固めたいとした。今回の決定を受けての新潟の対応が注目されるが、拒否された場合でも有識者会議は立ち上げる。

理事会後、新潟県高野連は日刊スポーツの取材に「県として決めたこと。やる方向ではいる」とした。

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札幌大谷が鹿児島合宿から帰道、投手陣の仕上がり◎

新千歳空港に到着し船尾監督の指示を聞く飯田主将(右から2人目)ら札幌大谷の選手たち(撮影・永野高輔)

第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に初出場する札幌大谷が20日、鹿児島1次合宿から帰道した。今年初めて土のグラウンドで練習し、飯田柊哉主将(2年)は「充実した練習ができて、良かった」と手応えを口にした。

18日には紅白戦を実施し、明治神宮大会優勝に貢献した西原健太、太田流星(ともに2年)、阿部剣友(1年)の3投手が登板した。船尾隆広監督(47)は「みんな仕上がりが良く、自己最速に近い球速が出ていた。センバツでの投手陣も、その3人が中心になるだろう」と構想を口にした。

鹿児島は54人が参加も、3月10日からの和歌山2次合宿は30人程度に絞り込む。同監督は「神宮大会でメンバー外の山口(竜=2年)が紅白戦で本塁打を打ったり、荒川(善斗=1年)も良かった。いい意味で悩み事が増えた」と話した。

鹿児島1次合宿を終え、新千歳空港に到着した阿部剣投手(中央)ら札幌大谷の選手たち(撮影・永野高輔)

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明桜高総監督就任の尾花高夫氏は今月中に指導開始へ

10年11月、横浜監督としてファン感謝デーであいさつする尾花氏

プロ野球ヤクルトで投手として通算112勝を挙げた尾花高夫氏(61)が、甲子園春夏通算14度出場の明桜(秋田)で、総監督兼投手コーチを務めることが決まった。19日、系列のノースアジア大が18日付での就任を発表。同大総合研究センター主任研究員にも就いた。

明桜は昨夏の秋田県大会で連覇は逃したが、輿石重弘監督(55)の指揮のもと、ロッテのドラフト4位山口航輝外野手(18)らを擁して準優勝。甲子園準優勝の金足農を苦しめた。

尾花氏は和歌山県出身で、PL学園から新日鉄堺を経て、78年ドラフト4位でヤクルト入団。引退後は巨人など複数球団でコーチを務めた後、10~11年は横浜(現DeNA)で監督を務めた。昨季は巨人の編成本部アドバイザー。すでに学生野球資格回復を認定されており、今月中にも指導を開始する予定だ。

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高知商は処分見送りで決定 部員が有料イベント登場

日本高校野球連盟は20日、大阪市で理事会を開き、高知商の野球部員がダンス同好会の有料イベントに出演したことについて、処分を見送ることを最終決定した。

高野連は「今後、野球部以外が行うイベントに部員がどのような範囲で関与が可能か再度検討し、一定の指針を示し、加盟校に文書で通達する」とした。ユニホームを着用して寸劇を行っていたことも俎上(そじょう)に載っていたが今回は不問とした。

ダンス同好会の顧問を兼ねる野球部長の謹慎処分が相当として、日本学生野球協会審査室への上申を1度は決めた。ただその後、同様の報告が数校からあったことなどを理由に処分案を白紙とした。

今月13日の全体審議委員会で、発表会の入場料が500円だったことを踏まえ「もうけようとしたわけでなく、必要経費をまかなうためのもの」と判断し、日本学生野球憲章が禁じる野球部員の商業的利用には当たらないと結論付けていた。

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U18代表合宿は関西圏で4・5から W杯へ対策

日本高校野球連盟は20日、高校生世代で結成するU18(18歳以下)日本代表候補の合宿を4月5日から3日間、関西圏で行うと発表した。大会がない時期の代表候補招集は異例だ。

日本は今秋に韓国で行われるU18W杯に出場する。合宿は本番に向けた選考会ではなく、現時点でのトップ選手を対象にした国際大会への対策として行われる。高野連は「W杯に向けて、日本が目指す野球の方向性や国際大会へ向けた心構えやルール、マナー、木製バットへの対応などを研修する」と説明した。参加選手は3月下旬に発表。約40人程度を予定している。

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高野連、球数制限導入予定の新潟に再考申し入れ方針

会見する竹中事務局長(撮影・柏原誠)

日本高校野球連盟は20日、大阪市で理事会を開き、新潟県高野連が今春の同県大会で実施を決めていた投手に球数制限を設ける独自規則について、新潟に再考を申し入れることを決めた。新潟にはこの日、書簡を送った。

新潟県高野連は昨年12月、新潟市で行われた県青少年野球団体協議会のサミットで、19年春の新潟県大会から1投手が1試合に投げられる球数を100球までに制限すると表明した。

ここまでの話し合いでは方向性には賛意を示す意見が出たが、一方で、大多数の学校は部員集めに苦慮し、1人の投手に頼らざるを得ないのが現実。多くの投手をそろえられる強豪校との差を助長する可能性が高いことなどから、勝敗に影響をおよぼす規則については、全国で足並みをそろえて検討していくべきとの意見で一致した。この2カ月の間、別の都道府県から新潟に追随する意見は出ていないという。

「新潟が一石を投じた。未来の高校野球発展には避けて通れない。重く受け止めるべき」と竹中雅彦事務局長は語り、4月に「投手の障害予防に関する有識者会議」を立ち上げることを発表した。

有識者会議メンバーはスポーツ整形外科医、弁護士、元プロ野球選手、他競技の元選手、NPBや少年野球関係者など幅広く依頼する予定。随時招集し、1年以内をメドに最終的な答申内容を固めたいとした。今回の方針を受けての新潟の対応が注目されるが、かりに拒否された場合でも有識者会議は立ち上げる。

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日本航空石川で窃盗 後輩に暴力も、高野連注意

日本航空石川は19日、野球部員の2年生が後輩のキャッシュカードを盗んでいたと明らかにした。

同校によると、今年1月に1人の2年生部員が1年生部員のキャッシュカードを盗み、現金を引き出していた。また、昨年11月には別の部員1人が寮の自室に後輩1人を呼び出し、平手でたたいたという。

2人はすでに退部。暴力を加えたとされる部員は自主退学し、もう1人は停学中。学校はすぐに把握し、報告。日本高校野球連盟からは暴力について注意、窃盗については厳重注意を受けた。野球部は練習を継続している。

同校の青木洋介教頭は「あってはならないこと。部員に窃盗や暴力行為の禁止を周知徹底し、再発防止に努める」としている。

03年創部の野球部は春夏3度の甲子園出場実績がある。昨春の選抜高校野球大会では8強入りした。

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横浜・平田監督 153キロ及川で「優勝」と宣言

センバツ旗を授与された横浜・内海主将(左)と左腕及川(撮影・金子真仁)

第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に出場する横浜(神奈川)へのセンバツ旗授与式が19日、同校で行われた。センバツ旗を授与された内海貴斗主将(2年)は「優勝しなきゃな、とあらためて思いました。ただ、チームや個人の成績もそうですが、楽しみたい」と開幕を心待ちにしていた。

センバツのベンチ入りメンバー18人も発表された。今秋ドラフト上位候補の最速153キロ左腕、及川(およかわ)雅貴投手(2年)は、満を持して背番号1をつける。1年夏は11番、2年夏は10番で甲子園に出場しており、エースナンバーでの甲子園は自身初。平田徹監督(35)は「背番号1はエースピッチャー、及川雅貴です。このピッチャーを擁して、この大会は優勝を狙いたいと思います」と全校生徒に宣言した。

及川は現在、シート打撃登板などで調整を進めている。「思い描いた感じで投げられています。今の感覚を忘れないように」。3月9日に予定される今季初戦(沖縄市招待試合、対美里工)に向け、徐々にペースを上げていく。【金子真仁】

センバツ旗を授与された横浜・内海主将(左)と左腕及川(撮影・金子真仁)

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札幌第一のセンバツ対策 エースも三塁守備を習得へ

実戦形式の練習で三塁に入る札幌第一の野島(撮影・永野高輔)

第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に出場する札幌第一が17日、札幌市内の日本ハム室内練習場で6時間の練習を行った。実戦形式ではエース野島丈(2年)が三塁に入り、動きをテスト。昨秋は札幌地区予選から全道大会まで全て投手で出場してきたが、新ミッションに「内野は人生初。センバツまでに動きをしっかり覚えて、複数の役割を果たせるようになりたい」と意気込んだ。

菊池雄人監督(46)が、冬場の打撃練習で野島のスイングスピードの進化を感じ、降板後も打線に残す策として“二刀流”を打ち出した。春1勝に向け、強肩とフィールディングのうまさを、新ポジションでも生かす構え。菊池監督は「野島が内野もできれば、継投した際のプランに幅が出来る」とチームへの波及効果を説明した。

昨秋の全道4試合で先発投手の完投は1試合だけ。5投手の継投で決勝まで勝ち進んだ。秋全道で50安打、36得点した強力打線を、甲子園でも維持できるかが躍進のカギになる。野島は「今日の動きは課題だらけだったが、しっかり修正して、実戦でも出来るようにしていきたい」と気を引き締めた。【永野高輔】

実戦形式の練習で登板した札幌第一エース野島(撮影・永野高輔)

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札幌大谷・太田流星 センバツへ新球シンカー磨く

鹿児島合宿出発前に新千歳空港でチームメートと話をする札幌大谷の太田投手(右)(撮影・永野高輔)

第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に初出場する札幌大谷が15日、鹿児島1次合宿に出発した。

昨秋、札幌地区予選から明治神宮大会までチーム最多47回1/3を投げ自責5、防御率0・95とチーム一の安定感を誇る太田流星投手(2年)は、1月から新球シンカーに挑戦中。合宿でのテーマについて「まだ完成形ではないので、打者相手にたくさん投げて、センバツで使えるよう精度を上げたい」と意気込んだ。

明治神宮大会準決勝、筑陽学園戦ではカーブ、スライダーにシュートを織り交ぜ、9回無死まで無安打無失点と好投した。センバツに向け「研究されると思うので、もっと変化球に幅をつけたかった」と年明けから新球に着手。潮崎哲也氏(元西武)、高津臣吾氏(元ヤクルト)ら“達人”の動画を見て「握り方もまねしたが曲がらなかったので、独自で曲がりやすい握りを考えた。変化には、ある程度手応えが出てきた」と口にした。

元ヤクルト捕手で、高津氏をリードして4度日本一に導いた古田敦也氏の配球理論も研究。シンカーを右打者の外角低めに落とし、ボールからストライクゾーンに入れる。当てられても内野ゴロに打ち取るイメージで、室内練習場で打者を立たせて試投したが精度はまだ甘い。「狙って決められるようになるまで制球力を上げたい」。約3カ月ぶりとなる土のグラウンドでしっかり投げ込み、魔球に磨きを掛ける。【永野高輔】

鹿児島合宿出発前に新千歳空港で搭乗前の説明を受ける太田投手(中央左)ら札幌大谷の選手たち(撮影・永野高輔)

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U18候補の合宿を検討 木製バット対応などが理由

野球U18アジア選手権に挑んだ藤原(左)ら(2018年9月7日撮影)

高校生世代で結成するU18(18歳以下)日本代表候補が木製バットなど国際対応のための合宿を検討していることが14日、分かった。この日、大阪市内で行われた高野連の技術・振興委員会で議題になった。

代表の大会がない時期の招集は異例で、選抜高校野球大会が終わった直後の4月上旬を予定している。参加メンバーなど詳細は20日の理事会で決定する方向。日本は今秋、U18W杯(韓国)に出場するが、合宿は「選考会」ではなく講習会のような意味合いが強いという。

練習で木製バットを用いる高校が増えているとはいえ、実戦経験はほぼ皆無。秋に大会がある場合は、夏の甲子園後に木製バットに持ち替えて短い期間で備えていた。昨秋のアジア選手権では韓国や台湾の投手に抑えられ3位だった。

投球フォームや、けん制球、マナーなど国際ルールを学ぶ機会にもなる。世界一を目指す高校ジャパンは春から“始動”する。

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常葉大菊川・根来4年後のプロ入り目指し国士舘大へ

国士舘大に合格した常葉大菊川の根来

昨年夏の甲子園に出場した常葉大菊川の4番打者、根来龍真捕手(3年)が15日、国士舘大21世紀アジア学部に合格した。侍ジャパンも経験した高校生屈指の捕手が熟慮の末、選んだ進路先だ。東都大学リーグ2部から1部昇格を経て、4年後のプロ入りを目指す。

  ◇  ◇  ◇

吉報を受けた根来は「まずはチームの1部昇格が目標。それに向けて1年生から貢献できるよう頑張っていきたい」と抱負を語った。プロ志望届の提出も考えられたが、昨夏の18歳以下の野球アジア選手権大会終了直後に進学を決めた。「ジャパンのすごい選手たちと自分を比べ、今プロへ行っても活躍できないと感じた。大学で力をつけてプロに挑戦したいと思い、大学行きを選びました」。

東都1部の大学や東京6大学なども選択肢にあったが、最終的に2部の国士舘大を選んだ。「練習に参加して、(常葉大)菊川のように明るくて、先輩後輩の垣根が少ないチームだと感じた。そこが気に入りました」。高校の3学年上の増田来希捕手の在学も大きかった。「捕手を始めたとき、増田さんに多くのことを教わった。一緒にやってみたいと思いました」。

高校生活は挫折も味わった。「1年の時に腰のケガをした。ここへ勝負をしに来たのに、歯がゆくて悔しかった」。2年秋に正捕手となり、最後の夏に甲子園の土を踏んだ。苦労したからこそ、分かることがあった。「ベンチやスタンドにいた選手たちが励みになった。負けて弱音を吐いたら申し訳ないと思って頑張りました」。

捕手としては小柄だが、正確なスローイングや打力は、プロからも高評価を受ける。「そこをアピールしていきたい。やるからにはプロ入りを目標に、それを見失わないよう、ぶれずにやっていきたいです」と新たな道に進む。【河合萌彦】

◆根来龍真(ねごろ・りょうま)2000年(平12)4月15日、掛川市生まれ。掛川一小4年から桔梗が丘野球少年団で野球を始める。掛川東中時代は浜松シニアに所属。常葉大菊川では1年冬から捕手。昨夏、18歳以下日本代表入りし、アジア選手権出場。右投げ左打ち。170センチ、65キロ。家族は両親と弟。血液型O。

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札幌大谷センバツへ15日からサバイバル鹿児島合宿

札幌市長特別表彰を受け、あいさつする札幌大谷の飯田主将(撮影・永野高輔)

しゃべれて動ける新戦力出てこい。第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に初出場する札幌大谷が14日、札幌市内で札幌市民スポーツ賞の市長特別表彰を受けた。

15日には鹿児島1次合宿に向け出発する。船尾隆広監督(47)は、新戦力のアピールを期待。プレーに加え、コーチングや声だしといった、ムードや流れ変えられる戦力の登場を期待した。

厳しい基準で絞り込む。明治時神宮大会優勝メンバー18人の信頼度は高く、現時点で土台は固まっている。そのため、56人全員参加の鹿児島では、メンバー候補と、それ以外の2グループに分け、競争意欲を喚起。船尾監督は「控えの選手がメンバーに入るには、それだけのことをしないと。厳しいことだが、そういう選手に出てきて欲しい」と“下克上”を期待した。

新たに抜てきされる戦力は体力や瞬発力に加え、頭脳も試される。同合宿では主に守備走塁など基本的な動きの確認から、天候次第で紅白戦も検討している。「声を出し盛り上げるだけでは足りない。ベースコーチでの取り組み、代打ひと振りで仕事ができるか。複数の役割をきちんとこなせるかを見たい」。ただのムードメーカーはいらない。状況を素早く察知し、声が出せ、勝負どころで結果を残せる人材を見定め、合宿後に、まず30人に絞る。

3月15日の最終登録に向け「入れ替えるなら、18人の中の貴重な1人になる。確実にチーム力がアップするメンバーを選びたい」。厳正な船尾チェックで精鋭を選考し、最強のメンバー構成につなげる。【永野高輔】

○…札幌大谷が“吉兆”となる賞を受賞した。札幌市民スポーツ賞の市長特別表彰は、団体では、16年夏の甲子園で準優勝した北海野球部以来5例目。過去、06年にパリーグ優勝、日本一を飾った日本ハムが同表彰を受け、翌07年にリーグ連覇を遂げている。センバツでは秋春連覇がかかっており、飯田主将は「大きな賞を励みに、僕らは1つ1つ目の前の試合を勝ち上がるだけ」と謙虚に話した。

秋元札幌市長から市長特別表彰を受ける札幌大谷の飯田主将(左)(撮影・永野高輔)
札幌市長特別表彰を受け記念撮影する船尾監督(前列左から5人目)ら札幌大谷の選手たち(撮影・永野高輔)

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高知商の「ダンス」商業利用ではないと高野連判断

日本高野連は13日、大阪市内で全体審議委員会を開き、昨年12月に高知商のダンス同好会の有料発表会に野球部員が出演したことについて、野球部長の処分などを再検討したが結論は出ず、20日の理事会で議論して判断することを決めた。

同委員会は発表会の入場料が500円だったことを踏まえ「もうけようとしたわけでなく、必要経費をまかなうためのもの」として、日本学生野球憲章が禁じる野球部員の商業的利用には当たらないとした。一方、ユニホーム姿で出演したことは、改正前の野球憲章に付随する問答集に禁止する文言があったとして「処分や指導が必要かも含め、理事会で最終判断したい」とした。

日本高野連は、ダンス同好会の顧問を兼ねる野球部長の謹慎処分が相当として、日本学生野球協会審査室への上申を決めていたが、数校から同様の報告があったため、処分を改めて検討した。

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高嶋仁名誉監督が環太平洋大特任教授に4月就任へ

あいさつに立つ智弁和歌山・高嶋名誉監督(撮影・堀まどか)

昨年8月に勇退した智弁和歌山・高嶋仁前監督(72=現名誉監督)を囲む会が、大阪市内のホテルで行われた。

明徳義塾(高知)・馬淵史郎監督が発起人代表を務め、横浜(神奈川)・渡辺元智前監督、PL学園・中村順司元監督、大阪桐蔭・西谷浩一監督、日本高野連の竹中雅彦事務局長ら高校、大学関係者ら292人が出席。馬淵監督は「勝利への執念をもっと吸収させていただきたかった」とあいさつ。06年夏の甲子園で追いつ追われつの死闘を演じた帝京(東京)の前田三夫監督は「高嶋監督に“前田監督がやめるまではやめない”と言われ、この方をやめさせるわけにはいかないと思ってぼくは頑張ってきたのですが」と、退任を惜しんだ。

会の最後にあいさつに立った高嶋名誉監督は、春夏甲子園で数多くの名勝負を繰り広げたライバル監督らを前に「穴があったら、入りたいです」と苦笑い。「甲子園で勝ったのは選手が頑張ったからで、ぼくはグラウンドで彼らを絞っただけ」と48年間にわたる指導を振り返った。今後については「日本各地を回って、どういう野球をしているのか見て回りたい」と、減少傾向が懸念される野球人口を支えるために貢献していく決意を新たに。また4月から環太平洋大の特任教授に就任することも明らかに。卒業後に指導者を目指す学生に対し、月に1回講義を行う予定。

発起人代表としてあいさつをする明徳義塾の馬淵監督(左から1人目)を見つめる高嶋監督(左から8人目)ら(撮影・堀まどか)

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センバツの春日部共栄監督に植竹氏、前監督謹慎で

今春の選抜高校野球大会(3月23日開幕・甲子園)に出場する春日部共栄(埼玉)が、部員への暴力で謹慎処分を受けた本多利治監督の代わりに、野球部長の植竹幸一氏を監督として登録することが7日、分かった。

佐藤充彦コーチが部長としてベンチ入りする。

本多氏については、5月に日本学生野球協会からの処分が解けた後に監督に復帰させるかどうかを検討する。

同校は春夏合わせて甲子園出場7度の強豪。昨年4月に本多氏が練習試合で見逃し三振をした選手計3人に平手打ちするなどしたことが判明。1日に日本学生野球協会の審議室会議で4カ月の謹慎処分が決まった。

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センバツ出場の春日部共栄、監督謹慎中で部長が指揮

植竹幸一部長(2019年1月25日撮影)

今春センバツに出場する春日部共栄(埼玉)が6日、植竹幸一野球部長(49)の指揮で甲子園に臨むことを決めた。

学校側はこの日の放課後、野球部員に報告した。本多利治監督(61)が部内暴力および報告義務違反で5月11日まで謹慎中。当面の監督職を植竹氏が務める。体育科教諭でもある同氏は、春日部共栄OB。これまで26年間、野球部長として本多監督を支えてきた。植竹氏の代わりとして、佐藤充彦コーチ(35)が部長登録で甲子園のベンチに入る。

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春日部共栄監督らに謹慎処分、センバツでベンチ不可

日本学生野球協会は1日、都内で審査室会議を開いた。春日部共栄(埼玉)の本多利治監督(61)は「監督の暴力(部内)および報告義務違反」で1月12日から5月11日までの4カ月間、松山聖陵(愛媛)の荷川取秀明監督(37)も同理由で1月26日から3月25日までの2カ月間、それぞれ謹慎処分となった。

また、龍谷大平安(京都)の野球部顧問も部内暴力で昨年12月14日から今年3月13日までの3カ月間の謹慎処分に。2月18日の登録締め切り時が謹慎期間にあたるため、3人とも選抜高校野球(3月23日開幕、甲子園)でベンチに入ることはできない。

また、帝京五(愛媛)の監督(51)は暴力やハラスメント行為が上申され、昨年12月19日から今年4月18日まで4カ月の謹慎に。高校では部員の盗撮行為も2件、処分対象となった(校名は非公表)。大学では、岐阜経済大で未成年部員44人の飲酒が発覚し、昨年12月12日から今年3月11日まで3カ月の対外試合禁止処分となった。

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神宮Vの札幌大谷、センバツメンバーは3段階で絞る

後援会設立総会であいさつをする札幌大谷の船尾監督(中央)。左は五十嵐部長(撮影・永野高輔)

3ステップ選考で秋春連覇を目指す。第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に初出場する札幌大谷が15日から鹿児島1次合宿に出発する。全56選手が参加し、船尾隆広監督(47)は主力、控え選手関係なく動きをチェックする方針。和歌山2次合宿は30人程度に絞り込み、実戦主体で仕上げに入る。1次合宿までの道内での筋力アップと2度の合宿の3段階で戦力を見極め、最終登録18人を決める。1月31日には、同校で後援会設立総会が行われた。

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日本一メンバーも含め、一から競わせ、進化を図る。鹿児島1次合宿に向け船尾監督は「予想以上に体をつくってきている。そこを土台に土の上でどう動けるか。鹿児島は全員参加。56人でよーいドン、という感じで考えている」と話した。2月中旬までは道内での体作りが中心。この間鍛えた筋力を生かし、土のグラウンドでしっかり動けるか見定めるのが“鹿児島テスト”だ。明治神宮大会優勝メンバー18人も、同じスタートラインに並べ、5泊6日で、動きの質を判断する。

「鹿児島は守備や走塁など、神宮大会で出た課題をどこまで克服できているかを見極めたい」。2月18日がセンバツの1次登録のため、鹿児島合宿出発前に、暫定的に18人を定める。「この時点でのベースは神宮大会のメンバーに近いが、合宿でのプレー次第で、入れ替えが必要かを考える」。神宮でベンチ外の選手も、仕上がりの良さを示した選手は積極的に抜てきされ、3月10日からの和歌山合宿では、30人程度に絞られる。

最終テストの和歌山合宿は、3月15日の最終登録まで、紅白戦や練習試合を中心に実戦形式で競い合う。ここで、2月に暫定的に決めた18人を再調整。最終メンバーが決まる。神宮大会決勝で逆転打を放つも、大会後に左あばら骨骨折が判明し8日に復帰したばかりの北本壮一朗遊撃手(2年)は「出遅れた分、しっかり調子を上げないと」と気を引き締めた。

道内での土台作りに、基本動作と課題修正を見る鹿児島、実戦的な和歌山と2回の合宿。残り約50日での動きを総体的に見て、平等に判断していく。秋の日本一にあぐらをかくことなくチーム内競争を続け、甲子園でも勝ち上がれる集団へステップアップさせる。【永野高輔】

◆札幌大谷の後援会設立総会が行われ、目標額を3250万円に設定し、保護者、卒業生、関連学園などから寄付金を募っていくことが発表された。この日から学園の公式サイトに後援会のページが設けられ、口座番号や寄付方法など詳細がアップされ、活動が開始された。船尾監督は「しっかり調整をして期待にこたえられるようにしたい。お力をいただき、センバツを盛り上げたい」とあいさつした。

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高野連、高知商部長の処分保留「同様の案件複数で」

日本高野連の竹中事務局長

日本高野連は30日、大阪市内で審議委員会(小委員会)を開き、野球部員を有料イベントに参加させた高知商硬式野球部の部長に対する処分案を保留とした。

日本学生野球協会審査室会議への上申も1度は決めていたが、18人の委員全員が集まる2月の全体審議委員会で再度話し合うことになった。

日本高野連の竹中雅彦事務局長は「高知商の件があったあと、同様の案件が複数上がってきて、びっくりした。委員全員の意見を聞いてもう1度審議しようということになった」と経緯を説明した。この数日で、正式な報告や電話での問い合わせを含め、似たケースを数件把握したという。

「いろいろな意見もちょうだいしている。学校(関係者の)主催でも憲章に当てはめていいのか。もう1度整理しないといけない。高知商の上申は時期尚早と判断した」と語った。

高知商の件は、昨年12月に高知市内の施設であった入場料500円のダンス発表会に、引退した3年生部員が参加し、ユニホーム姿で踊るなどした。甲子園での応援に対する感謝としての行動だったが、有料イベントであったことから日本学生野球憲章にあたるとして、引率した部長の処分を検討していた。憲章では「野球部または部員を政治的あるいは商業的に利用しない」と明記されている。

高野連の当初の姿勢に対しては、スポーツ庁の鈴木大地長官や、Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏らが批判的な意見を寄せていた。

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丸ら育てた千葉経大付・松本監督の後任に森博幸氏

森博幸氏(10年撮影)

元西武1軍打撃コーチの森博幸氏(55)が、千葉経大付(千葉)の監督に就任する。4月1日付で就任予定。同校では巨人丸らを育て、春夏通算5度の甲子園出場実績がある松本吉啓監督(60)が、昨年12月に退任していた。森氏は左の強打者として、西武に8年間在籍。通算374試合に出場し、15本塁打。14年に学生野球資格を回復し、17年夏までは千葉経大付で臨時打撃コーチを務めていた。

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松山聖陵監督の処分案 2・1審査室会議に上申へ

第90回選抜高校野球大会の開会式(2018年3月23日撮影)

日本高野連は30日、大阪市内で審議委員会を開き、松山聖陵(愛媛)の男性監督(37)が1年生部員の頭を小突くような行為をしていた件について、同監督に対する処分案を2月1日に開かれる日本学生野球協会審査室会議に上申することを決めた。処分案の内容は明らかにしなかった。

松山聖陵は第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)への出場が決まっているが、出場には支障はない見通し。

センバツ出場校が発表された25日の夜に、映像が動画投稿サイトで公開され、同校は県高野連に報告していた。渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えている」と話していた。

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夏の甲子園休養日増、夕方に第3試合再開案は見送り

第100回夏の甲子園の開会式リハーサルで一斉行進する各校ナイン(2018年8月4日)

日本高校野球連盟は30日、大阪市内で今夏の第101回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、同大会の日程を決めた。8月3日に抽選会。同6日に開幕、順延がなければ同21日に決勝を迎える。

最大の変更点は大会中の休養日を従来より1日増やし、2日とすることだ。13年夏から休養日を取り入れ、現在は準々決勝の翌日に設定している。新たに準決勝の翌日にも休養日を入れる。準々決勝以降は1日おきに試合が入ることになり、連戦を避けられる。

主催者は「3回戦のあとにという議論もあった。最終的に、日本一を決める大会はできるだけいいコンディションでということになった」と語った。昨夏の甲子園で連戦連投だった金足農(秋田)の吉田輝星投手(18=日本ハム)が決勝で明らかに疲れを見せ、途中降板。結果、大阪桐蔭に完敗した。その影響を問われると「確かに吉田くんを見ていると(連投は)相当疲れるというのは分かったが、とくにあの試合があったからというわけではない」。球場側などとの長年の話し合いを経て、実現にこぎつけたと説明した。

雨天などで3日順延した場合、まず準決勝のあとの休養日が消滅。4日順延すれば準々決勝のあとの休養日も消えるという。

さらに猛暑の時間帯を避けるため、試合の開始時間も早める。1日3試合開催の日(第5日、第9日)は第1試合の開始時間を午前8時からにする。従来は午前9時30分からだった。また、準決勝は午前9時からとする。昨夏の準決勝は第1試合が午前10時、同第2試合が午後0時30分だった。

昨夏の京都大会で行われた1、2試合目のあとに時間を空けて、夕方に3試合目を再開する案も話し合われたが、数万人の観客の待機場所などの問題から、今回は見送られた。

一方で決勝の開始時間は午後2時のままと決まった。主催者は会見で「大会終盤はとくに疲労がたまる。しっかり休んでほしいのが大きな理由。準決勝のあと、丸2日休んで臨める」と説明した。

高野連は球児の健康管理の観点から、昨春の甲子園からタイブレーク制度を導入。昨夏の甲子園では開会式や試合中に給水タイムがとられた。ベンチ内のクーラーは従来より1・5倍の強度で稼働。アルプス席にはミスト(霧)の散水機を3台ずつ用意。球場の内外に大型の扇風機も設置した。

今年も新たな熱中症対策に取り組んでおり、球場外に日陰スペースを設けるなどの構想があるという。4月の第2回運営委員会で具体案を発表する予定。

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今夏甲子園は準決勝翌日にも休養日、連戦と猛暑避け

第100回夏の甲子園の開会式リハーサルで一斉行進する各校ナイン(2018年8月4日)

日本高校野球連盟は30日、大阪市内で今夏の第101回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、同大会の日程を決めた。

8月3日に抽選会。同6日に開幕、順延がなければ同21日に決勝を迎える。

最大の変更点は大会中の休養日を従来に1日増やし、2日とすることだ。13年夏から休養日を取り入れ、現在は準々決勝の翌日に設定している。新たに準決勝の翌日にも休養日を入れる。準々決勝以降は1日おきに試合が入ることになり、連戦を避けられる。

さらに試合の開始時間も早める。1日3試合開催の日(第5日、第9日)は第1試合の開始時間を午前8時からとし、準決勝は午前9時からとする。開始を早めることで猛暑の時間帯を避ける狙いがある。昨夏の準決勝は第1試合が午前10時、同第2試合が午後0時30分だった。

高野連は球児の健康管理の観点から、昨春の甲子園からタイブレーク制度を導入。昨夏の甲子園では開会式のリハーサルと本番で全参加者に水のボトルを持たせ、途中で給水させた。観客にもアナウンスで注意を促した。試合中にも大会本部の判断で給水タイムがとられた。ベンチ内のクーラーは従来より1・5倍の強度で稼働。アルプス席にはミスト(霧)の散水機を3台ずつ用意。球場の内外に大型の扇風機も設置した。

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松山聖陵監督の「指導」 部員が撮影しサイトで公開

第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)への出場が決まった松山聖陵(愛媛)の男性監督(37)が1年生部員の頭を小突くような映像が動画投稿サイトで公開されていることが28日、明らかになった。出場校が発表された25日の夜に投稿され、26日に把握した同校はすぐに県高野連に口頭で報告。この日、報告文書を提出した。

昨年9月ごろ松山市内の野球部寮で別の選手が隠れて撮影。野球部関係者は「野球に関してではなく、宿舎での生活に関して規律違反があったことを指導した」と説明し「映像を見ていただいて、判断は高野連にお任せする」と語った。同監督は同校の調査に「厳しい指導を反省する。今後は説諭する指導をしたい」と話しているという。

渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えている」と話した。監督は野球部の指導を続けるという。

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小枝氏告別式で拓大紅陵監督が弔辞「遺志受け継ぐ」

飾られた小枝元監督の遺影(撮影・滝沢徹郎)

日大三(東京)拓大紅陵(千葉)の元監督で、U18日本代表の指揮も執り、21日に肝細胞がんのため67歳で亡くなった小枝守氏の葬儀・告別式が28日、東京・西五反田の桐ケ谷斎場で営まれた。約300人が参列。拓大紅陵の沢村史郎監督(53)が、弔辞で故人の実直な人柄を披露した。

学校からの帰り、必ずガソリンスタンドで車を満タンにしていたという。不思議に思い尋ねたら、「理事長、校長に何かあったら、いつでも車で行けるように」と返ってきた。沢村監督は「昨年末『生徒の心の教育をしっかりしなさい』と言われたのが、最後になりました。監督の遺志を受け継いでいきます」と誓った。

戒名は「守徳院法導日和信士」。ひつぎには、日大三、拓大紅陵、日本代表のユニホーム、ボール、ノックバット、家族からの手紙が納められた。小枝氏が好きだった、拓大紅陵吹奏楽部が奏でる「勝利のテーマ」が流される中、出棺した。

小枝元監督の遺影に向い弔辞を述べる拓大紅陵・沢村監督(撮影・滝沢徹郎)
弔問に駆けつけた日大三・日置(手前左)(撮影・滝沢徹郎)
弔問に駆けつけた全日本野球協会会長の山中氏(右)。左は日大三・小倉監督(撮影・滝沢徹郎)
親族の手で運ばれる小枝元監督の遺影ら(撮影・滝沢徹郎)

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清宮ら「感謝」拓大紅陵・小枝守元監督通夜に参列

弔問に駆けつけた日本ハムの清宮(左)と加藤(撮影・丹羽敏通)

日大三(東京)拓大紅陵(千葉)U18日本代表の監督を務め、21日に肝細胞がんのため67歳で亡くなった小枝守氏の通夜が27日、東京・西五反田の桐ケ谷斎場で営まれた。

約2000人の参列者が詰め掛け、2時間にわたり焼香の列が続いた。ボールの形に彩られた花の真ん中には、家族の意向で練習着姿の小枝氏の写真が置かれた。

日本ハム清宮、ロッテ安田、藤原、広島中村奨、小園ら、代表監督時の選手も手を合わせた。清宮は「短い間ですけど、日本代表として戦っていく中で僕たちを支え、まとめあげてくれて感謝しています」と話した。

弔問に駆けつけた日本ハムの清宮(左)と加藤(撮影・丹羽敏通)

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