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金子弌大、スアレス兄弟ら/24日OP戦先発予想

日本ハム金子

今日24日のプロ野球オープン戦は5試合。日本ハム金子弌大、阪神藤浪晋太郎、またソフトバンクのロベルト・スアレス(27)とヤクルトのアルバート・スアレス(29)の兄弟がそろって先発する見込み。各チームの先発予想投手は以下の通り。

▽ソフトバンク(スアレス弟)-オリックス(松葉)=13時:宮崎アイビー

▽DeNA(石田)-広島(大瀬良)=13時:アトホームスタジアム宜野湾

▽中日(柳)-阪神(藤浪)=13時:北谷

▽ヤクルト(スアレス兄)-楽天(美馬)=13時:浦添

▽巨人(田口)-日本ハム(金子)=13時:沖縄セルラー那覇

阪神西「なめてました」フリー打撃で柵越えゼロ

打撃練習をする西勇輝(撮影・奥田泰也)

FA加入の阪神西勇輝投手が23日、移籍後初となる屋外フリー打撃を行った。33スイング中、柵越えはゼロ。

昨季まではパ・リーグ球団だったこともあり、打撃練習の経験も少なく「全然ダメです。なめてました」と苦笑いだった。ただ、打撃練習の序盤にはバント練習をするなど実戦を想定。26日には紅白戦に登板する。

バトミントンでトレーニングをする西勇輝(撮影・奥田泰也)

中日ロメロ最速153キロで開幕急浮上 偵察隊警戒

中日対DeNA DeNA戦に登板したロメロは、鮮烈デビューで開幕戦候補に急浮上!(撮影・前岡正明)

<オープン戦:中日4-8DeNA>◇23日◇沖縄・北谷

中日新外国人エンニー・ロメロ投手(28=ロイヤルズ)が開幕投手に急浮上した。

23日のDeNAとのオープン戦(北谷)に3番手で登板。来日初の実戦登板で2回を1安打2奪三振の無失点に抑えた。

6回にマウンドに上がり、大和に右前打を許したが、得点を許さなかった。圧巻は7回だった。売り出し中の2年目神里を外角低めの直球で見逃し三振。中井を左飛に打ち取った。ドラフト2位伊藤裕も直球で空振り三振を奪った。「90%の出来だった」と言いながらも、最速153キロをマーク。上々のデビューとなった。

ガルシアの阪神移籍により、代役左腕として加入。この日の投球に他球団の偵察隊の表情は険しくなった。阪神嶋田スコアラーは「要警戒だね。ストライクゾーンの中で勝負ができている。ガルシアより球も速く、制球力がある」とうなった。巨人中里スコアラーも「他の投手がピリっとしなければ(開幕投手も)あるんじゃない」と予想した。

ロメロは、マイナー時代に2Aで1度、1Aで2度の開幕投手経験を持つ。「監督やコーチから言われたら、投げるよ」。来日から約1カ月。しょうゆラーメンを好んで食べるなど、日本の生活にも慣れてきた。開幕投手に関して、与田監督は「ロメロだけでなく、みんなにチャンスはある」と話すにとどめたが、左腕の投球は「リリースポイントが大きく崩れない。安心して見ていられる」と高く評価した。くしくもこの日の相手DeNAと開幕戦で戦う。新戦力ロメロが開幕マウンドに上がる可能性は十分にある。【伊東大介】

中日対DeNA DeNA戦に登板したロメロは、鮮烈デビューで開幕戦候補に急浮上!(撮影・前岡正明)

阪神伊藤和雄が好アピール 監督期待の中継ぎ候補

ヤクルト対阪神 6回裏から登板の伊藤和雄(撮影・上山淳一)

<オープン戦:ヤクルト8-3阪神>◇23日◇ANA BALLPARK浦添

阪神6回に3番手で登板した伊藤和雄投手が、3者凡退に抑えた。先頭の塩見をスライダーで空振り三振に仕留める、後続も打ち取った。「結果も出たので良かったと思います。しっかり結果を出し続けられるように頑張ります」。

矢野監督も期待を寄せる中継ぎ候補が、また好アピールした。

ヤクルト対阪神 6回裏から登板する伊藤和雄(撮影・狩俣裕三)

巨人菅野“超速球”の片りん 浅村がすごみを証言

巨人対楽天 1回表楽天2死、菅野は浅村を遊飛に打ち取る(撮影・足立雅史)

<オープン戦:巨人3-6楽天>◇23日◇沖縄セルラー那覇

巨人菅野智之投手(29)が「19年版速球」の片りんを披露した。オープン戦開幕の23日、楽天戦(沖縄セルラースタジアム那覇)に先発。2回2安打2失点も、最速151キロをマークした。全41球のうち、20球を投げ込んだ直球の平均球速は148キロ。昨季の最終登板でノーヒットノーランを達成したクライマックスシリーズ(CS)ヤクルト戦より格段にスピードアップした“超速球”が武器に加わる。

  ◇  ◇  ◇

ちゅうちょはなかった。1回2死、楽天浅村への初球。菅野は初コンビの炭谷のサインにうなずくと、膝元の内角いっぱいに150キロの速球を差し込んだ。「あの打席は、ある程度狙ったところに投げられた」と昨季3割30本100打点を記録した強打者を圧倒した。最後は内角のスライダーで体勢を崩させて遊飛。打席に立った浅村の「速さも感じましたが、制球がすごかったです」という証言がすごみを物語っていた。

「直球」ではない「速球」に独特の思考を持っている。「僕の感覚としては、ストレートは『一番球速が速い変化球』だと思っている。フォーシームも、全く同じ軌道のボールはない。意図しなくても、微妙に変化はしている」。球界屈指の変化球と制球力を武器に相手打者をなぎ倒してきた。さらなるスケールアップの過程の中で、最強の球種として、頭の中には同じ軌道が2度とない「速球」がある。

今季初実戦は「ストレートを中心にこのキャンプは磨いてきたつもりなので、どこまで通用するか」とテーマを設定。2回の楽天ブラッシュには、151キロが、やや中へ高く入り、左中間席に運ばれた。「少し、意気込みすぎた。自分をコントロールできなかった」と今季初実戦マウンドで気持ちの力みが出た。それでも150キロ超えを4球も計測した。「ノーノー」を達成した、昨季CSヤクルト戦の速球の平均球速は144キロ。開幕前の現時点で、昨季からの上積みを明確な数字で示した。

あぶり出た課題は大勢に影響ない。「ちょっと体が軽すぎる部分がある。投げ込んで、もう1回体を張らして、自分の感覚を呼び戻したい」と今後の道筋を明確にした。次回登板は3月2日からのオープン戦ヤクルト2連戦(東京ドーム)が有力。「後ろ向きなことは一切ない。ただ、もう1回これを繰り返すようでは話にならない。しっかり修正します」。目線を上げて、自信と責任を入り交じらせた。【桑原幹久】

◆菅野の昨季CSヤクルト戦・速球VTR 序盤は140キロ台前半の遅い球で組み立てた。勝負どころの山田哲、バレンティンにも最速149キロだった。2戦連続で中4日での登板ということもあったが、150キロを超える直球はなかった。主に変化球をコーナーに制球。ヤクルト打線に的を絞らせず、CSでは史上初のノーヒットノーランを達成した。

巨人対楽天 2回表楽天無死、ブラッシュ(右)にソロ本塁打を浴びた菅野はうつむきボールを見つめる(撮影・垰建太)

「あれだけの併殺が生まれる」/辻監督

西武辻監督

<練習試合:西武2-4ロッテ>◇23日◇高知春野総合運動公園野球場

西武が6併殺を奪った。辻発彦監督のコメント。

公式戦で6イニング連続併殺は、2リーグ制後3度しかない珍事。

「打たれるのは仕方がない。大量失点にならないように、低めに投げてゴロを打たせれば、あれだけの併殺が生まれる」

中日開幕候補の笠原3回4失点 次戦巻き返しに期待

中日対DeNA 中日2番手で力投する笠原(撮影・前岡正明)

<オープン戦:中日4-8DeNA>◇23日◇沖縄・北谷

中日の開幕投手候補、3年目左腕・笠原祥太郎投手(23=新津-新潟医療福祉大)が2番手で登板した。DeNAは今季開幕カードの相手。開幕投手を争う先発吉見の後を受け、0-1の3回からマウンドに上がった。3回にソト、4回には伊藤光に本塁打を浴びるなど被安打5、4失点(自責4)と乱れた。阿波野投手コーチは「(初戦で)気負いもあったのかも。次への課題が見つかったんじゃないか」と次戦での巻き返しに期待を寄せていた。

DeNAでは5年目飯塚悟史投手(22=日本文理)が3点リードの6回から5番手で登板。3回2/3を4安打、2失点(自責1)の内容だった。

日本ハム田中賢介、秋吉、実松ら1軍キャンプ合流へ

日本ハム田中賢介(2019年2月8日撮影)

日本ハムは23日、秋吉亮投手(29)実松一成捕手(38)郡拓也捕手(20)田中賢介内野手(37)が、今日24日から1軍キャンプに合流すると発表した。

チームは今日24日が巨人とのオープン戦(沖縄セルラー那覇)。明日25日に沖縄・名護でキャンプを打ち上げ、翌26日にヤクルトとの練習試合を行って帰道する予定。またこの日、沖縄・国頭でのキャンプを打ち上げた2軍に、中村勝投手(27)宮台康平投手(23)黒羽利規捕手(31)渡辺諒内野手(23)が合流する。

阪神福留24日初実戦へ フリー打撃で11本柵越え

ロングティーをする福留孝介(撮影・奥田泰也)

セ・リーグ野手最年長の阪神福留孝介外野手が、24日の中日戦(北谷)で今季初実戦に臨む。

この日は宜野座球場に残り練習。メインのフリー打撃では74スイング中、11本の柵越えをマークした。その後もドームで黙々とバットを振り込み、練習後は集まったファンを相手に即席サイン会を実施。

練習後は「明日? 出ないよ」とけむに巻いたが、着々と準備を進めた。

打者、上本博紀の打球を見送る福留孝介(撮影・奥田泰也)

阪神高山が映像学習でチーム1号 外野争いに名乗り

ヤクルト対阪神 8回表阪神無死、高山俊は中越え本塁打を放つ(撮影・上山淳一

<オープン戦:ヤクルト8-3阪神>◇23日◇ANA BALLPARK浦添

オレを忘れるな!

阪神高山俊外野手(25)が23日、オープン戦初戦のヤクルト戦(浦添)でチーム1号を放った。

6点を追う8回無死。ヤクルト大下の初球141キロを強振すると、打球はバックスクリーンへ。外野はライバルひしめく激戦区。生き残りをかけた戦いが繰り広げられる中、16年新人王に輝いたヒットマンが、存在感を示した。

   ◇   ◇   ◇

頭にある残像の通りに、高山はバットを出した。8回だ。先頭で打席に入り、初球を強振。乾いた打球音を残し、白球は放物線を描いてバックスクリーンに着弾。走りだした背番号9はほおを緩めた。

「こすらずに(バットに)しっかりとかんだ。ホームランバッターではないので、バロメーターではないですけど…。(キャンプ中に)ずっとファウルになっていたところ(コース)だったので」

今季チーム1号は映像学習が生きたものだった。休日だった前日22日、浜中打撃コーチと画面を見ながら話し合った。新人王に輝いた16年打撃フォームと、今キャンプの状態が悪い時の自身。その2種類のスイング動画を並べて、長短を見比べた。浜中コーチは「かかとに体重が残っている。いいときはボールを(前に)押し込めている」と説明。この日の一撃を、高山は「こすらずに(バットに)しっかりとかんだ」と表現したが、押し込んで飛ばしたアーチとも言い換えることができそうだ。

矢野監督も「初めての投手で2段モーションの初球を仕留めたのは価値がある。打席の内容がいい形になってきた」と成長を認めた。さらに「打たされる打撃はもったいない。だから『ちょっと振っていこう』と言った。当てにいく打撃じゃなくて、しっかり振り切れるスイングとタイミングとポイントに変わってきている」と評価を高めた。

虎の外野争いは激しさを極める。ベテランの福留、糸井に加え、江越、中谷、ドラフト1位近本らがポジションを競う。高山だって負けていられない。この1本を機に、天才ヒットマンが復活を遂げていく。【真柴健】

◆阪神の外野争い ベテラン福留、“超人”糸井が両翼に君臨。中堅争いはドラフト1位の近本、21日広島との練習試合(宜野座)で逆方向にアーチを放った江越、ここまで実戦2本塁打の中谷らがひしめく。さらに昨季2軍でチームトップの26盗塁を記録した島田、来日2年目を迎えるナバーロも開幕1軍入りに向けてアピールをしている。激しいサバイバルに高山も挑んでいく。

ヤクルト対阪神 8回表阪神無死、ソロ本塁打を放った高山(手前)を笑顔で迎える矢野監督(撮影・狩俣裕三)