au版ニッカンプロ野球

記事検索

高い?40人の野球チームなら初期投資は375万円

元横浜の左腕・森大輔氏も研修会に参加した(撮影・金子真仁)

<潜入>

朝イチで負けた…15日朝8時半、都内の大学に到着。「学生野球資格回復制度研修会・2日目」参加者137人の一番乗りを待つつもりが、すでにDeNA前GMの高田繁氏(73)がいた。「8時に来たよ」。気迫に圧倒されつつ潜入した。

   ◇   ◇

元プロの猛者たちが教室を埋める。かつての戦友同士でワイワイやっているが、講義が始まると一斉にシーン。さすが、規律には厳しい。ボールペンのノック音があちこちで響く。不意にくしゃみが出た。相当気まずい。今年で6年目の厳粛な研修会。1000人超が3日間集中講義を乗り越え、資格を得てきた。

「それでも今、現場で指導しているのは約50人」と講師が現実を突きつける。誰もがすぐに高校野球の監督に! ではない。ひとまず資格取得したい受講者が多いのが現実か。昼休み、学食で一緒に並んだ新垣勇人氏(33=今季で日本ハムを引退)もそんな1人。「今後、学生と接する機会もありそうですしね」。来年から社会人野球・東芝のコーチになる。

午後の講義が眠いのは、誰のせいでもない。顔をつねる。徐々に緩む教室が再び締まったのは午後2時。講師の筑波大・川村卓監督(48)が「約40人の野球チームへの初期投資額」をスクリーンに示すと、受講者全員が一気に顔を上げた。その額、概算で375万円。誰かが「高い…」とつぶやいた。

のべ6時間に及ぶ講義は午後4時半に終了。疲労の色は濃く、みな足早に教室を出る。慌てる私に、元横浜投手の森大輔氏(36)は立ち止まり「自分はプロで活躍できなかったけれど、野球人口を増やすことが球界への恩返しになるのかな」と穏やかに話してくれた。「寒いですね」「地元の能登はもう雪が降りました」「明日の研修も頑張ってください」。いつの日か“森監督”に再会したいと思い、見送った。【金子真仁】

参加者137人が講師陣の話に聞き入った(撮影・金子真仁)

関連するニュースを読む

頭を冷やさな…第2戦前水風呂に/連載

来季ロッテ投手コーチに就任する吉井氏。「10・19」は貴重な1日と振り返った

<10・19を戦った男たち~近鉄悲劇から30年~(8)>

1988年(昭63)10月19日。川崎球場で行われたロッテとのダブルヘッダーで奇跡の大逆転優勝を目指して戦った近鉄の夢は最後の最後で阻まれた。あれから30年。選手、コーチ、関係者ら15人にあの壮絶な試合とはいったい何だったのかを聞いた。

  ◇   ◇   ◇  

88年シーズンから抑え投手に抜てきされ、34セーブポイント。最優秀救援投手となった吉井理人(53)だが、「10・19」には今も複雑な思いが残る。

◆第1試合 同点の8回から登板し、勝ち越した直後の9回裏、先頭丸山へ四球。このインコースへの判定に激高し、次打者に2ボールとなったところでエース阿波野への交代指令が下った。

吉井 後から見たら完全なボールなんです。ただ、先頭を出したらだめだという気持ちが強すぎて、あの試合だけはキレてしまった。交代ですか。しようがないと思いました。

9回表2死からチーム一丸となって死に物狂いで手にした1点の重圧は言葉ではいい表せられないものだったのだろう。阿波野がしのぎ、2試合目につながったとき、吉井は大胆な行動に出た。

吉井 水風呂に飛び込んだことを覚えています。頭を冷やさなアカンと思って。メンタル面では2試合目は全然、大丈夫だったのですが…。

◆第2試合 1点差に詰め寄られた7回裏無死一塁から先発高柳を救援も2死から西村に同点適時打を許す。8回表、ブライアントの34号で再び勝ち越すと、その裏から阿波野が再びマウンドへ。

吉井 8回は高沢さんまで自分が行くものだと思ってました。阿波野さんはそこからだと…。

その阿波野は1死から高沢に痛恨の同点弾。当時のストッパーは3イニングも連投も当たり前。結果として最後の2試合で役割を果たしきれなかった吉井にとってはやはり苦い思い出なのだろうか。

吉井 今、こうやって振り返ってみると貴重な1日だったと思います。自分が年をとっていく中であの試合の見方が変わってきました。ちょっと前までは見たくもない出来事だったのですが、今はいろんなエッセンスが詰まっていて、指導者としても使える材料がいろいろある。いい意味でも悪い意味でもね。

ヤクルトに移籍した後、メジャーリーグに挑戦。引退後はコーチとしても実績を重ねる。「10・19」は苦い思い出ではあるが、指導者としての貴重な材料となったようだ。もちろん、経験だけに頼らない。筑波大大学院の門をたたき、コーチングも学ぶなど、向上心が止まることはない。

吉井 最初にコーチになったころに選手に対するコミュニケーションの取り方がわからなくなったので大学院で勉強しようと思いました。いろんな研究室に飛び込みました。そこで自分の考え方、接し方が間違ってはいないことを確認できましたね。

人脈だけに頼らない実力派の指導者として成長を続ける。投手コーチとしての能力が評価され、今オフも日本ハム退団が決まるとロッテからすぐ声がかかった。「あの試合は今も若い子には見せられません」と笑うが、吉井の手にした有形無形の財産はこれからも多くの投手に引き継がれていくのだろう。(敬称略)

第1試合でリリーフ登板した吉井

関連するニュースを読む

近大が東日本国際大完封4強「バッテリーのおかげ」

東日本国際大対近大 近大先発の小寺(撮影・垰建太)

<明治神宮大会:近大1-0東日本国際大>◇12日◇大学の部2回戦◇神宮

近大(関西5連盟第1)が1点差を守り、12年ぶりのベスト4に進出した。

1回に谷川刀麻外野手(3年=星稜)の中前打で挙げた1点を、小寺兼功(4年=岡山理科大付)-鷲崎淳(3年=創成館)のリレーで守り切った。

被安打わずか4本、奪三振は16を数えた。4回には無死満塁の大ピンチを招いたが、井町大生捕手(2年=履正社)のスクイズ外しもあって、得点を許さなかった。

初戦(対筑波大)に続く1点差勝ち。田中秀昌監督(61)は「バッテリーのおかげです。鷲崎がよう投げたしスクイズ外しも井町の観察ですから。ベンチの雰囲気がいいですね。選手が我慢できるようになった」と満足そうに話していた。

東日本国際大対近大 5回から近大2番手で登板する鷲崎(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

近大監督「最後はヒヤヒヤ」猛追振り切り初戦突破

筑波大対近大 筑波大に勝ち、スタンドに笑顔であいさつする近大の選手たち(撮影・垰建太)

<明治神宮大会:近大2-1筑波大>◇10日◇大学の部1回戦◇神宮

12年ぶり出場の近大(関西5連盟第1)が2投手のリレーで筑波大の猛追を振り切り、初戦を突破した。

2点リードで迎えた9回、2番手の村西良太投手(3年=津名)が1点を失い、なおも続いた2死一、三塁で次打者を中飛に仕留めて逃げきった。

田中秀昌監督(61)は最終回を振り返り「最後はヒヤヒヤ。同点を覚悟しました」と話した。「村西は150キロ出るし、変化球もある。ふつうに投げればいいのに、力んだ。相手も執念がありますから」。

今大会に向けての合言葉は「平成最後の大会を優勝で締めよう」だ。実は平成初の大会となった20回大会(1989年)の優勝が近大だった。

田中監督も「高校(大阪桐蔭)社会人(大阪ガス)は頑張っているのに、大学が弱い。なんとか平成の最後を日本一で締めくくりたい」と話していた。

筑波大対近大 筑波大に勝ち、ほっとした表情を見せる近大・村西(左)。右は井町(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

筑波大が初戦敗退「早く点数を取りたかった」監督

筑波大対近大 4回裏近大無死、佐藤に左越えソロ本塁打を浴びる村木(撮影・垰建太)

<明治神宮大会:近大2-1筑波大>◇10日◇大学の部1回戦◇神宮

筑波大が、近大投手陣の前に1得点に抑え込まれ、初戦敗退した。

毎回走者を出しながら、好機で1本出ず。9回に代打・片岡心内野手(1年=報徳学園)の適時打で1点を返したが、反撃が遅かった。

川村卓監督は「もう少し早く点数を取りたかった。(近大・小寺の投球は)思ったより変化球が多く、ボールを絞りきれず、うまくかわされた」と唇をかんだ。

筑波大対近大 1回裏近大1死一、三塁、三走の山川(右)が佐藤の左飛で本塁を狙うも左翼手中島の好返球に阻まれる(撮影・垰建太)

関連するニュースを読む

近大が筑波大を下し2回戦進出/明治神宮大会詳細

<明治神宮大会>◇10日◇高校の部2回戦、大学の部1、2回戦◇神宮

明治神宮大会第2日。高校の部は2回戦2試合、大学の部は1回戦1試合、2回戦1試合の計4試合。高校の部は星稜(北信越・石川)筑陽学園(九州・福岡)がともにコールド勝ちで4強入りを決めた。大学の部2回戦は立正大(東都大学)が九州共立大(九州3連盟)を下した。1回戦は近大(関西5連盟第1)が筑波大(関東5連盟第2)を振り切り2回戦進出を決めた。

大学1回戦:近大(関西5連盟第1)2-1筑波大(関東5連盟第2)

チーム
筑波
近大

【筑】村木、加藤

【近】小寺、村西

【本】佐藤

筑波大対近大 4回裏近大無死、佐藤は左越えに本塁打を放ちガッツポーズする(撮影・柴田隆二)

筑波大対近大 4回裏近大無死、佐藤は左越えに本塁打を放つ(撮影・柴田隆二)

筑波大対近大 筑波大先発の村木(撮影・垰建太)

筑波大対近大 近大先発の小寺(撮影・垰建太)

筑波大対近大スタメン表(撮影・柴田隆二)

大学2回戦:立正大(東都大学)2-0九州共立大(九州3連盟)

チーム
九共大
立正大

【立】糸川

【九】島内(広島2位指名)久保(ヤクルト7位指名)

【本】伊藤(立=DeNA2位指名)

立正大が勝利。DeNA2位指名の伊藤が、広島2位指名の島内から決勝2ラン!

九州共立大対立正大 7回裏立正大無死三塁、伊藤裕(右)に2点本塁打を浴びうつむく島内(撮影・垰建太)

九州共立大対立正大 7回裏立正大無死一塁、伊藤裕は左越えに本塁打を放つ。捕手城間(撮影・柴田隆二)

九州共立大対立正大 7回裏立正大無死三塁、先制の左越え2点本塁打を放つ伊藤裕(撮影・垰建太)

九州共立大対立正大 7回裏立正大無死三塁、先制の左越え2点本塁打を放つ伊藤裕(撮影・垰建太)

九州共立大対立正大 1回裏立正大2死、小郷は打球を打ち上げるも遊撃手と左翼手の間に落ち二塁打とする(撮影・垰建太)

九州共立大対立正大 先発した九州共立大・島内(撮影・柴田隆二)

九州共立大対立正大 立正大先発の糸川(撮影・垰建太)

九州共立大対立正大スタメン表(撮影・柴田隆二)

高校2回戦:筑陽学園(九州・福岡)10-1桐蔭学園(関東・神奈川)

チーム
桐蔭
筑陽10

【桐】伊礼、渡部、山崎【筑】西、西舘

【本】福岡(筑)

試合経過

桐蔭学園は1回表、1番馬場が三振、2番富田も三振、3番森は二ゴロで3者凡退

筑陽学園は1回裏、1番中村が右前安打。送って1死二塁。3番弥富は四球。4番江原は右邪飛で2死一、三塁。5番野田は三ゴロで先制ならず

桐蔭学園は2回表、4番上川が敵失で出塁。5番川久保は中飛。6番清水は二塁後方への内野安打。しかし一塁走者が三塁を狙ってタッチアウト。2死一塁。7番石島は遊ゴロで無得点

筑陽学園は2回裏、先頭の6番福岡が中越え二塁打。送って1死三塁。8番石川がスクイズを決め1点先制。その後2死満塁から3番弥富の中前適時打で2点、さらに4番江原の左前適時打で1点を追加し4-0

桐蔭学園は3回表、1死から9番山本が二塁内野安打。しかし1番馬場は遊ゴロ併殺打で無得点

筑陽学園は3回裏、1死から7番近藤が左前安打。8番石川はバント安打で一、二塁。9番西は遊ゴロ。遊撃手が二塁へ悪送球する間に近藤が生還し5-0。1番中村の左前適時打で6-0。2番福島の右飛で2死一、三塁。3番弥富の遊ゴロを遊撃手が捕れず適時失策。7-0とした

桐蔭学園は4回表、2番富田が四球。ここで筑陽学園は西から西舘にスイッチ。3番森は三振。富田が二盗成功。4番上川は右飛。二塁走者スタートを切っており戻れず併殺

桐蔭学園は4回から2人目の渡部が登板

筑陽学園は4回裏、1死から6番福岡が中前安打。2死後8番石川の左越え適時二塁打で8-0

桐蔭学園は5回表、5番川久保が内野安打。その後2死二塁から代打神田の右前適時打で1点を返した

筑陽学園は5回裏、2死三塁から敵失で9-1

桐蔭学園は6回表、2死から3番森が敵失で出塁。4番上川は右飛で無得点

筑陽学園は6回裏、6番福岡の右越えソロで10-1

桐蔭学園は7回表、3者凡退。7回コールドで試合終了

桐蔭学園対筑陽学園 6回裏筑陽学園無死、福岡は右越えに本塁打を放ち生還する(撮影・柴田隆二)

桐蔭学園対筑陽学園 2回裏筑陽学園2死満塁、弥冨は中前に2点適時打を放つ(撮影・柴田隆二)

桐蔭学園対筑陽学園 先発した桐蔭学園・伊礼(撮影・柴田隆二)

桐蔭学園対筑陽学園 先発した筑陽学園・西(撮影・柴田隆二)

桐蔭学園対筑陽学園スタメン(撮影・柴田隆二)

高校2回戦:星稜(北信越・石川)9-0広陵(中国・広島)

チーム
星稜
広陵

※7回コールド

【星】奥川【広】石原、河野、森

試合経過

星稜は1回表、1番山本、2番東海林が連続三振。3番知田は中前安打。守備が乱れる間に二進。暴投で三進。4番内山は四球。5番奥川は空振り三振で無得点

広陵は1回裏、1番岑(みね)、2番中冨が連続三振。3番宗山は直球打って右前安打。二盗成功。4番中村は変化球空振り三振。プロ注目・奥川投手の最速は148キロ

星稜は2回表、6番福本三振の後、7番岡田が四球。8番有松は二ゴロ併殺打で無得点

広陵は2回裏、5番渋谷が変化球空振り三振。6番児玉は148キロ空振り三振。7番藤井は146キロ打ち上げ三飛

星稜は3回表、9番山瀬が三振。1番山本も三振。2番東海林は左飛で無得点

広陵は3回裏、8番秋山が変化球空振り三振、9番石原は144キロ直球見逃し三振(7個目)。1番岑は右飛で無得点

星稜は4回表、1死から4番内山が左二塁打。5番奥川の右越え適時三塁打で先制。6番福本の左前適時打で2点目。7番岡田は四球。8番有松の右前適時打で3点目。2死一、三塁から1番山本の遊撃強襲適時内野安打で4点目。2番東海林は三塁内野安打で満塁。広陵はここで石原から右腕河野にスイッチ。3番知田は押し出し四球を選び5点目。4番内山の左前適時打で7-0。奥川は143キロ空振り三振で攻撃終了

広陵は4回裏、先頭の2番中冨が遊撃内野安打。3番宗山は二ゴロ併殺打。4番中村は変化球打って右飛

星稜は5回表、6番福本が投手内野安打。しかし後続倒れ無得点

広陵は5回裏、中飛、右飛、空振り三振で無得点

星稜は6回表、1番山本が中前安打。送って1死二塁。3番知田は三振。4番内山は右飛で無得点

広陵は6回裏、三振、遊飛、三振。星稜・奥川はここまで10K。最速は149キロ

星稜は7回表、無死一、二塁から敵失、スクイズで2点を加え9-0とした

広陵は7回裏、遊飛、内野安打、遊飛、空振り三振で無得点。7回コールドで試合終了。星稜・奥川は3安打無四球完封、11奪三振。最速は149キロだった

星稜対広陵 好投する星稜・奥川(撮影・柴田隆二)

星稜対広陵 4回表星稜1死二塁、奥川は右翼フェンス直撃の適時三塁を放つ(撮影・柴田隆二)

星稜対広陵 先発した星稜・奥川(撮影・柴田隆二)

星稜対広陵 先発した星稜・奥川(撮影・柴田隆二)

星稜対広陵 先発した広陵・石原(撮影・柴田隆二)

星稜対広陵スタメン(撮影・柴田隆二)

関連するニュースを読む

筑波大・佐藤「全国制覇、代表、ドラ1」への第1歩

明治神宮大会の躍進を誓う筑波大の加藤(左)と佐藤(撮影・鎌田直秀)

第49回明治神宮野球大会(神宮)が今日9日に開幕する。昨夏の宮城大会1回戦で18三振を奪った筑波大(関東5連盟第2代表)の1年生左腕・佐藤隼輔(仙台)が、全国に名をとどろかす時がきた。今秋の首都大学リーグ初登板から代表決定戦まで、31回2/3を自責0と完璧な内容。明日10日の初戦で近大(関西5連盟第1代表)と対戦する。8日は各校の全選手らが都内で行われた開会式に出席し、主将は明治神宮に参拝した。

佐藤が全国の強打者に左腕を振り切る。最速144キロの直球と、切れ味鋭いスライダーが武器。今秋のリーグ戦は全5週の5試合で先発を任され、25回無失点。明治神宮大会出場を決めた関東5連盟代表決定戦準決勝の神奈川大戦でも、6回2/3を2安打無失点で12年ぶり4度目切符を導いた。自身も初の全国舞台に向け「首都リーグ、関東の代表にふさわしい投球をしなくてはならない。ゼロで続いているので最低限のゲームメークが必要。リズム良く投げて、何とか後ろにつなぎたい」と意気込んだ。

筑波大は川村卓監督(48)のケガ抑制に対する方針もあって、通常の練習から球数制限を設けている。筋力や疲労回復度合いの傾向を医学的に分析し、佐藤は1週間に約70~80球程度を目安に設定。リーグ戦の桜美林大戦でも6回2安打9奪三振で継投するほど。佐藤は「ケガをしない感謝もありますし、9回完投を狙うのではなく、短いイニングに集中して全力で投げられるメリットもあると思う」。身長も伸びている成長段階での投手育成が、好投の一助にもなっている。

昨夏は名取北戦で18奪三振完封するなど、29回連続無失点。準々決勝で敗退したが、奪三振率12・7など、プロのスカウトからの評価も高かった逸材だ。「甲子園に行ったわけではないですし、力不足を感じていた。筑波大は研究でも最先端だし、一回りも二回りも大きくなれると思って入学した」。選択は間違っていないと確信している。

現在のテーマは「力で三振をとりにいくのではなく、力まないこと」。神宮の大舞台でも貫き通す。大学での目標は「全国制覇、日本代表、ドラフト1位」と即答。まずは今大会を序章に、飛躍の制限はない。【鎌田直秀】

関連するニュースを読む

慶大・高橋佑樹ら40人 侍大学代表候補/一覧

侍ジャパン大学代表候補

全日本大学野球連盟は8日、侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿に参加する40選手を発表した。

慶大で今季6勝を挙げた高橋佑樹投手(3年=川越東)や、法大・三浦銀二投手(1年=福岡大大濠)、筑波大・篠原涼内野手(3年=敦賀気比)らの名が挙がった。合宿は12月1日から3日間、愛媛・松山で行われる。同連盟の内藤雅之事務局長は「幅広い人材を確保するため、今回の合宿では新戦力の確認とが主になる。今年の代表に入った選手が捕手以外呼ばれていないのは、そのためです」と話した。

大学代表は来年の7月に予定されている日米大学選手権に出場する。

慶大・高橋佑樹

関連するニュースを読む

筑波大初V逃すも「守り抜くスタイル」で神宮大会へ

先発した筑波大・川崎

<関東地区大学選手権大会:創価大3-2筑波大>◇決勝◇1日◇横浜スタジアム

筑波大は1点差で初優勝を逃した。初回に4四球を選んで1点を先制したがその裏に追い付かれると、3、4回にミスから失点を重ねてしまった。7回に連打で1点を返したが、一歩届かなかった。

川村卓監督は「前半の失点はミスが絡んでしまい、点数の取られ方が良くなかった」と悔やんだ。12年ぶりに出場する明治神宮大会(9日開幕、神宮)に向けて「うちは投手力が中心。守り抜くスタイルで細かいところを整えていきたい。ここまで来たのだから、選手には伸び伸びとやってもらいたいと思います」と話した。

関連するニュースを読む

筑波大12年ぶり神宮大会出場 左腕リレーで0封

完封リレーした筑波大・佐藤(左)と加藤の両左腕

<関東地区大学選手権大会:筑波大1-0神奈川大>◇準決勝◇31日◇横浜スタジアム

筑波大(首都大学2位)が神奈川大(神奈川大学1位)に1安打で勝利し、12年ぶり4度目の明治神宮大会(11月9日開幕、神宮)の出場を決めた。

2回先頭で4番中島準矢内野手(4年=鹿島)がソロ本塁打を放って先制。その後、神奈川大・百瀬から3四球を奪うも安打が出ず、わずか1安打1-0で逃げ切った。

投げては佐藤隼輔投手(1年=仙台)と加藤三範投手(2年=花巻東)の左腕リレーで0封した。佐藤は今秋リーグ戦は25イニング無失点で、今大会でも0点を継続中。「何としても無失点でいきたいという気持ちはある。今日はベストパフォーマンスではなかったが、85~90点ぐらいかな、と。相手が振ってくるのでゾーンで勝負して早め早めに攻めていこうと思った。後ろに先輩方かいるので安心して投げられる」と話した。

久しぶりの明治神宮大会出場を決め、川村卓監督は「今日は投手につきます。1安打で3つのエラーなんて、普通負けてしまうゲームですから。佐藤はだいたい70~80球をメド(に交代)。加藤は短いイニングではほとんど点数を取られない。4番の中島もよく打ってくれました。明治神宮大会は忘れてしまうくらい久しぶり。攻守をもう少し整えて、もっと練習していいチームにして本大会に臨みたいです」と話した。

関連するニュースを読む

筑波大・村木7回0封「何が何でも神宮大会に行く」

先発で7回無失点と好投した筑波大・村木(撮影・久保賢吾)

<関東地区大学野球選手権:筑波大9-0流通経大>◇準々決勝◇30日◇横浜スタジアム

最速147キロ右腕の筑波大・村木文哉投手(2年=静岡)が、流通経大を7回無失点に抑え、チームを勝利に導いた。

テンポよく投げ、7回を3安打無失点。三塁を踏ませず、マウンドを降りた。「低めにボールを集めることを意識して投げた。何が何でも神宮大会に行きたいので、明日も投げるつもりで準備します」と31日の準決勝での連投を視野に入れた。

先発で7回無失点と好投した筑波大・村木(撮影・久保賢吾)

関連するニュースを読む

日本ハム吉井コーチが感謝「遠くから応援したい」

日本ハム吉井理人コーチ(2018年7月17日撮影)

日本ハムは16日、吉井理人1軍投手コーチの退団を発表した。08~12年まで1、2軍で同職を務め、16年から復帰。同年は12球団トップのチーム防御率3・06に投手陣を導くなど、10年ぶりの日本一奪回に尽力した。

また、筑波大大学院で学んだコーチング理論も駆使して丁寧な指導で若手の多い投手陣を束ねた。

吉井氏は自身のブログで「感謝」と題し、思いをつづった。

「ファイターズでの役目を終え、今季限りで退団することになりました。(ファイターズは新しい道を進むと言っていた)本当は、もう少し、若い子たちの成長を近くで見ていたかったんやけど、コーチの入れ替えはプロ野球の世界では良くあることです。今度は、遠くから応援したいと思います。思えばファイターズは、縁もゆかりもないわしを指導者の道へ進むきっかけをくれた球団です。途中、空いた期間はあったが、8年間、いい経験をさせてもらいました。(感謝)そして、北海道の人々には本当によくしてもらい、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました」。

関連するニュースを読む

日本ハム吉井コーチが退団へ、16年日本一に尽力

日本ハム吉井コーチ(右)(2017年9月撮影)

日本ハム吉井理人投手コーチ(53)が今季限りで退団することが15日、分かった。

16年に同職に復帰し、同年は12球団トップのチーム防御率3・06に投手陣を導くなど、10年ぶりの日本一奪回に尽力した。

筑波大大学院で学んだコーチング理論も駆使して丁寧な指導で若手の多い投手陣を束ねた。

1、2軍で同職を歴任した08年からの5年間を含め、計8年目を迎えた今季は先発陣の整備に苦慮。ブルペン陣も連投を避けながらシーズン佳境へ向かったが、チームは3位に終わった。

関連するニュースを読む

菅野以来!日体大・松本30勝 奪三振は3個及ばず

筑波大対日体大 3回を無失点に抑え、リーグ通算30勝を達成した日体大・松本航(撮影・久保賢吾)

<首都大学野球:日体大3-0筑波大>14日◇浦安市運動公園野球場

今秋ドラフト1位候補の日体大・松本航投手(4年=明石商)が、筑波大戦で11年の巨人菅野(東海大=37勝)以来9人目のリーグ通算30勝目を挙げた。0-0の5回から登板。3回を1安打無失点に抑え、節目の勝利を飾った。1部はこの日で全日程が終了。武蔵大に連勝した東海大が、日体大に連敗した筑波大を逆転し、2連覇を決めた。

0-0の5回、松本航がマウンドに上がった瞬間、雰囲気が変わった。テンポ良く、わずか8球で無失点に抑えると、その裏に打線が2点を先取。3回を1安打無失点の好リリーフで通算30勝目を飾った。勝利の瞬間、「わたるコール」を浴びた主将兼エースは「泣きそうになりました。みんなの気持ちを形で表そうと。うれしかったですし、30勝積み重ねられて良かった」と笑顔で話した。

抜群の投球センスと不断の努力で数字を積み上げた。最速は155キロで、スライダー、ツーシームなど変化球も自在。状態次第で投球フォームを微調整する修正能力の高さも備える。視察したヤクルト橿渕スカウトグループデスクは「安定感、完成度はトップクラス」と評価した。奪三振は巨人菅野の346に3個届かずも、「30勝&300奪三振」を記録。快挙を達成し、25日のドラフトを迎える。【久保賢吾】

関連するニュースを読む

筑波大が13安打6点で桜美林大に先勝 首位走る

筑波大対桜美林大 1回の先制適時打に、3回の左越適時二塁打で2打点の活躍の中島(撮影・保坂淑子)

<首都大学野球:筑波大6-2桜美林大>◇第5週第1日◇29日◇越谷市民球場

筑波大が13安打6得点で桜美林大に先勝した。

初回、1死一、二塁から中島準矢一塁手(4年=鹿島)の右前適時打と星貴裕遊撃手(4年=桐蔭学園)の右前適時打で2点先制。5-2で迎えた7回には、四球で出た走者を犠打で送り皆神裕平二塁手(4年=常総学院)の左越え適時三塁打で6点目をあげ試合を決めた。

2打点をあげた中島は「甘い球は積極的に振っていくこと。自分のスイングをすることを心がけた結果、うまくつながってよかった」と、振り返った。今春は不調に終わり、チームも4位に。秋に向けチームは「打力向上」を目標に掲げ、打撃練習に力を入れてきた。つながりのある打線を目指し、朝練習ではバント練習も徹底。「夏、チームで振り込んだきたのが自信になっている」と、秋のリーグ戦では、その成果を存分に発揮。チームは目下、勝ち点3で首位を走る。

川村卓監督(48)は「今日は先頭打者が出てつなぐ有利な展開で戦えた。上位打線だけじゃなく、下位打線も打ってくれた。切れ目のない打線になりましたね。春、負けてから自分たちの悪いところに真摯(しんし)に向き合ってきた結果でしょう」と選手たちの成長を評価。優勝へ向け、筑波大はチーム一丸で戦う。

関連するニュースを読む

筑波大が投手戦制し東海大に先勝 国吉が決勝二塁打

先発し力投する筑波大・村木

<首都大学野球:筑波大1-0東海大>◇22日◇浦安市運動公園野球場

筑波大が、東海大との投手戦を制して先勝した。

春2連敗の雪辱だった。先発の村木文哉投手(2年=静岡)が7回4安打の好投。7回裏に国吉翔平外野手(4年=松山聖陵)の適時二塁打で1点をもぎ取ると、加藤三範投手(2年=花巻東)が2回無失点でつなぎ、0封勝ちした。

値千金の一打を放った国吉は3年秋に右肩を痛め、春は代打での出場だった。痛みが癒え、ラストシーズンでスタメンに名を連ねると見事に勝利に貢献した。

「打ったのはストレート。なかなか打てなかったので、今日1本出てうれしかった。明日また試合があるのでしっかり準備したい」と汗をぬぐった。

川村卓監督は「先勝できたのは大きいです。国吉はケガもあり、なかなかリーグ戦に出られなかった。ようやく仕事をしてくれてうれしかった」と喜んだ。

関連するニュースを読む

東海大が完封負け プロ注目の4番平山快は中前打

9回中前打を放った東海大・平山

<首都大学野球:筑波大1-0東海大>◇22日◇浦安市運動公園野球場

春秋連覇を狙う東海大は、序盤のチャンスをものにできず0封負けを喫した。

0-0の3回、1死満塁の好機を迎えたが3番長倉蓮内野手(3年=東海大相模)が三振に倒れた。9回には先頭でプロ注目の4番平山快内野手(4年=東海大相模)が中前打を放ち1死二塁としたが、2者連続で右飛に倒れ得点を奪えなかった。

平山は「個人的に調子はいいけど(村木の)フォークが落ちたり落ちなかったりするところに苦戦した」と振り返った。自身の進路については「僕としてはプロ志望の方向ですが、選ばれるか選ばれないかで、自分としてはどうにもできないところ。それより、目の前の試合です。できることをしっかりやっていきたい」と引き締めた。

関連するニュースを読む

笑顔の小山台「私立相手に戦えた」/東東京

記録員らを中心に笑顔で記念撮影する準優勝の小山台ナイン(撮影・足立雅史)

<高校野球東東京大会:二松学舎大付6-3小山台>◇29日◇決勝◇神宮球場

 3-6で迎えた8回裏2死、小山台・エース戸谷(とや)直大投手(3年)の113球目。これまで磨いてきた外角の直球に運命を託し、渾身(こんしん)の1球で中飛に打ち取った。9回表の攻撃での逆転に懸けたが、願いはかなわず。03年以来の都立勢の甲子園出場には、あと1歩届かなかった。それでも、準々決勝から3試合連続での完投に「悔しさはありますけれど、最後まで楽しくできた。粘り強く投げられた」と充実感をにじませて笑った。

 小山台ナインは最後まで、堂々と戦い抜いた。試合後、戸谷はチームメートの肩を抱きながら、すがすがしい表情だった。「今日は負けたけれど、前半は先制できた。私立相手にも少しは戦える姿を見せられたかな」。ここまで来られた理由の1つに、メンタル面の工夫があった。「相手のほうが上、と弱さを受け止めた。挑戦者として開き直ったのがよかった」。都立進学校のため、ナインは受験で入学した。スポーツ推薦はいない。福嶋正信監督(62)も「来た子を育てた。選手たちは本当にみんなよくやりましたね」と目を細めてたたえた。

 誇るべき大きな挑戦が終わった。文武両道を貫くナインは大学受験に向かう。戸谷は「大学に進学したいと思って小山台を選んだ。筑波大を目指す」と新たな目標に1歩を踏み出す。【戸田月菜】

笑顔で帰路につく戸谷(左から4人目)ら小山台ナイン(撮影・足立雅史)

関連するニュースを読む

小山台・戸谷3戦連続完投土産に次は筑波大/東東京

小山台対二松学舎大付 小山台先発の戸谷(撮影・足立雅史)

<高校野球東東京大会:二松学舎大付6-3小山台>◇29日◇決勝◇神宮球場

 第1シードの小山台(東東京)は二松学舎大付に敗れ、都立勢03年以来の甲子園出場はかなわなかった。

 優勝まであと1つ届かなかったものの、小山台ナインはすがすがしい表情だった。

 エース戸谷(とや)直大投手(3年)が最後まで投げきり、準々決勝から3試合連続で完投。「粘り強く投げられた。打ち込まれて苦しい場面でも、スタンドも含め周りが声を掛けてくれて、がんばってやろうという気持ちで投げられた」と充実感をにじませた。

 次なる目標は大学受験。「野球も勉強も両方やりたくて小山台に来た。筑波大への進学をめざして頑張る」と新たな一歩を踏み出す。

関連するニュースを読む

阪神伊藤隼太V打 プロ初3番スタメンに応え大仕事

阪神対広島 3回裏阪神1死一、二塁、一塁強襲の勝ち越し適時打を放つ伊藤隼(撮影・清水貴仁)

<阪神6-3広島>◇25日◇甲子園

 阪神伊藤隼太外野手(29)は鬼の形相でゴロの行く末を凝視した。飛びついた一塁松山のミットから白球がはじかれ、右翼芝生に転がっていく。泥臭くも価値ある決勝打。打倒カープを期した首脳陣の勝負手として機能し、甲子園に漂う重苦しい雰囲気を一気に明るく変えてみせた。

 伊藤隼 どの打席でも集中しているけど、いい場面で回してもらったので。1打席目は内容はともかく結果としてつなげられなかった。今度はいい当たりではなかったけど、結果的には良かったです。

 6連敗中の広島を相手に、プロ7年目で初の3番スタメン。「特に気にすることはなかったです」。福留の積極的休養日にクリーンアップを託されても、中堅組らしく落ち着き払っていた。1点を追う1回無死一、二塁では中飛。同点に追いついた直後の3回1死一、二塁、形にこだわってはいられなかった。九里の低めスライダーに体を沈めて食らいつき、一、二塁間に勝ち越し打を決めた。

 昨季4打数2安打の好相性を誇った右腕を再び打ち砕き、金本監督も納得顔だ。「福留が休みのところ、いいところでタイムリーを打ってくれましたね。あの1本をあそこで出してくれたら、十分仕事をしてくれたと思います」。首位広島相手の、そして聖地甲子園での連敗をストップさせる、味のある働きだった。

 夏。昔抱いていた夢を思い出す季節がやってきた。中京大中京高から慶大4番というエリート街道を歩む中、一時は高校野球の指導者にもあこがれがあったという。「先生になりたかったんです。筑波大に進学して教員免許を取りたいなって。それで公立高校の監督になって、強い中京大中京を倒したいな、なんて考えていましたね」。強い相手を倒したい-。今も変わらぬ負けん気の強さが、この日もまた光った。【佐井陽介】

阪神対広島 3回裏阪神1死一、二塁、伊藤隼は一塁に適時打を放つ(撮影・加藤哉)

関連するニュースを読む

筑波大付が逃げ切り!1年生右腕5回0封/東東京

5回無失点と好リリーフを見せた筑波大付・加門投手(撮影・久永壮真)

<高校野球東東京大会:筑波大付3-2足立新田>◇11日◇2回戦◇江戸川区球場

 1年生右腕の活躍で筑波大付が逃げ切った。

 3-2で迎えた5回、164センチの背番号16・加門直生投手(1年)が2番手でマウンドに上がった。

 直球のスピードこそ120キロ台ながら、大きく曲がるカーブと内、外を投げ分けるコントロールを武器に、5回無失点の好投。負ければ3年生が引退という緊張の中、加門は「顔に出さないようにポーカーフェースを意識した」と落ち着いていた。次戦は16日、東海大高輪台と対戦する。

5回無失点と好リリーフを見せた筑波大付・加門投手(撮影・久永壮真)

関連するニュースを読む

元TV局員の伊東商・大橋監督が公式戦初采配/静岡

公式戦初采配となった伊東商の大橋監督(左)は、ベンチから選手にサインを送る

<高校野球静岡大会:清水東10-0伊東商>◇8日◇1回戦◇愛鷹広域公園野球場

 元テレビ局員の大橋孝彦監督(34)が率いる伊東商は、7回コールド負けを喫した。清水東に0-10。公式戦初采配の指揮官は「外角に球を集められ、うまくかわされてしまいました」と潔く完敗を認めた。

 静岡高出身で、筑波大卒業後、07年に静岡朝日テレビへ入社。だが、高校野球への思いが捨てきれずに2年で退社し、指導者を志した。14年に県の採用試験に合格。今年4月、念願の野球部監督に就任し、この日が公式戦初采配だったが、高校球児だった頃とは違う感覚があったという。「夏は一発勝負ですし、応援の雰囲気も独特。難しさを感じました」。

 最後の夏を初戦で終えた3年に対しては「努力してきた子たちなので、勝たせてあげたかったです。でも最後まであきらめずにやってくれました」とねぎらった。そして、下級生には「この経験を生かしてもらいたいです」。1年後の夏初勝利に向け、すぐに新チームが始動する。【古地真隆】

関連するニュースを読む

侍ジャパン大学日本代表選考合宿紅白戦/詳細

<侍ジャパン大学日本代表選考合宿>◇第2日◇23日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 「第42回日米大学野球選手権大会」と「第29回ハーレム・ベースボールウィーク2018」に出場する侍ジャパン大学日本代表メンバーの選考合宿(22~24日)の第2日。50人が参加し、最終日の24日に、代表メンバー24人が決まる。第2日は紅白戦2試合を行う予定だったが、第2試合の2回終了時に雨が激しくなり終了した。

【第2試合】

チーム
紅組
白組

※降雨終了

1回表

投手は東妻(日体大)

中川智(近大) 四球

森下智(明大) 直球打って右飛

郡司(慶大) 137キロ打ち上げ遊飛

中山(法大) 中川が二盗失敗

1回裏

投手は上茶谷(東洋大) 

渡辺(明大) 140キロ打って投ゴロ

和田(中京大) 140キロ打って二ゴロ

太田(大商大) 145キロ内角直球見逃し三振

2回表

投手は東妻(日体大) 2回無安打無失点、最速は150キロ

中山(法大) 129キロ変化球打って遊ゴロ

関(関東学院大) 145キロ打って遊ゴロ 

竹村(近大) 145キロ打って二ゴロ

2回裏

投手は上茶谷(東洋大) 2回1安打1失点1K、最速は149キロ

菅田(奈良学園大) 149キロ打って二ゴロ

佐藤輝(近大) 145キロ打って中越え本塁打

野口(関大) 121キロ打って一ゴロ

伊藤裕(立正大) 死球

児玉(九産大) 一塁走者二盗失敗

雨が激しくなり終了

【第1試合】

チーム
紅組
白組

1回表

投手は小島(早大)

向山(法大) 初球139キロ打って二ゴロ

佐藤都(東洋大) 四球→けん制死

辰己(立命大) 134キロ打って左前安打

頓宮(亜大) 四球

中川圭(東洋大) 低め変化球空振り三振

1回裏

投手は松本(日体大)

米満(奈良学園大) バント安打狙うも三ゴロ

長沢(日大) 143キロ高め直球空振り三振

逢沢(明大) 141キロ詰まって三飛

2回表

投手は小島(早大) 2回1安打無失点1K、最速は146キロ

勝俣(国際武道大) 137キロ打って二ゴロ

伊藤裕(立正大) 140キロ打って右飛

児玉(九産大) 141キロ打って遊ゴロ失策

藤野(立大) 143キロ打って一ゴロ

2回裏

投手は松本(日体大) 2回無安打無失点3K、最速は152キロ

岩城(九産大) 143キロ打って遊ゴロ

渡部(桐蔭横浜大) 四球→二盗成功

小郷裕(立正大) 145キロ直球空振り三振

柳町(慶大) 147キロ直球見逃し三振

3回表

投手は森下(明大)

向山(法大) 145キロ打って二ゴロ

佐藤都(東洋大) 130キロ打って一ゴロ

辰己(立命大) 147キロ直球空振り三振

3回裏

投手は田中(立大)

上川畑(日大) 110キロ打って遊ゴロ

海野(東海大) 139キロ打って三飛

米満(奈良学園大) 119キロ変化球空振り三振

4回表

投手は森下(明大) 2回1安打無失点2K、最速は147キロ

頓宮(亜大) 143キロ打って左前安打。二盗失敗

中川圭(東洋大) 132キロ打って二塁ライナー

勝俣(国際武道大) 123キロ空振り三振

4回裏

投手は田中(立大) 2回無安打無失点1K、最速は139キロ

長沢(日大) 136キロ打って二ゴロ

逢沢(明大) 136キロ打って中飛

岩城(九産大) 116キロ打って三ゴロ

5回表

投手は平川(国際武道大) 1回1安打1失点、最速は143キロ

伊藤裕(立正大) 死球

児玉(九産大) 送りバント

藤野(立大) 141キロ打って遊ゴロ

向山(法大) 141キロ打って右前適時打。二盗失敗

5回裏

投手は清水(国学院大) 1回無安打無失点1K、最速は143キロ

渡部(桐蔭横浜大) 121キロ空振り三振

小郷裕(立正大) 四球→二盗失敗

柳町(慶大) 135キロ打って二ゴロ

6回表

投手は津森(東北福祉大) 1回無安打無失点1K、最速は147キロ

佐藤都(東洋大) 147キロ打って右飛

辰己(立命大) 134キロ空振り三振

頓宮(亜大) 145キロ打って二ゴロ

6回裏

投手は若山(中部学院大) 1回無安打無失点1K、最速は134キロ

上川畑(日大) 四球

海野(東海大) 送りバント

米満(奈良学園大) 134キロ見逃し三振

長沢(日大) 二ゴロ

7回表

投手は小郷(東海大) 1回無安打無失点1K、最速は148キロ

中川圭(東洋大) 四球

勝俣(国際武道大) 146キロ打って三ゴロ

伊藤裕(立正大) 138キロ空振り三振

児玉(九産大) 148キロをバントも投ゴロ

7回裏

投手は甲斐野(東洋大) 1回2安打無失点2K、最速は153キロ

逢沢(明大) 153キロ打って左前安打

岩城(九産大) 136キロ空振り三振

渡部(桐蔭横浜大) 147キロ打って中前安打。一、三塁

小郷裕(立正大) 136キロ空振り三振

柳町(慶大) 151キロ打って中飛

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した中部学院大・若山(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した東海大・小郷賢(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した国際武道大・平川(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した国学院大・清水(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した東北福祉大・津森(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した明大・森下(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に登板した立大・田中(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦で左前打を放つ立命大・辰己(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に先発した日体大・松本(撮影・久保賢吾)

侍ジャパン大学代表選考合宿の紅白戦に先発した早大・小島(撮影・久保賢吾)

参加メンバー

【投手】

佐々木 健(富士大=4年)

森下 暢仁(明大=3年)

小島 和哉(早大=4年)

田中 誠也(立大=3年)

甲斐野 央(東洋大=4年)

上茶谷大河(東洋大=4年)

清水  昇(国学院大=4年)

中村 稔弥(亜大=4)

松本  航(日体大=4年)

東妻 勇輔(日体大=4年)

小郷 賢人(東海大=2年)

飯嶋 海斗(東海大=4年)

加藤 三範(筑波大=2年)

栗林 良吏(名城大=4年)

若山 蒼人(中部学院大=4年)

島内颯太郎(九州共立大=4年)

三浦 瑞樹(東北福祉大=1年)

津森 宥紀(東北福祉大=3年)

平川 裕太(国際武道大=4年)

伊藤 大海(苫小牧駒大=2年)

【捕手】

郡司 裕也(慶大=3年)

藤野 隼大(立大=3年)

佐藤都志也(東洋大=3年)

頓宮 裕真(亜大=4年)

海野 隆司(東海大=3年)

太田  光(大商大=4年)

【内野手】

渡部 健人(桐蔭横浜大=2年)

中山 翔太(法大=4年)

中川 圭太(東洋大=4年)

伊藤裕季也(立正大=4年)

勝俣 翔貴(国際武道大=3年)

森下 智之(明大=4年)

佐藤 輝明(近大=2年)

岩城 駿也(九産大=4年)

渡辺 佳明(明大=4年)

上川畑大悟(日大=4年)

和田 佳大(中京大=3年)

中川 智裕(近大=3年)

米満  凪(奈良学園大=4年)

児玉 亮涼(九産大=2年)

【外野手】

向山 基生(法大=4年)

柳町  達(慶大=3年)

逢沢 崚介(明大=4年)

小郷 裕哉(立正大=4年)

長沢 吉貴(日大=4年)

関  龍摩(関東学院大=2年)

辰己 涼介(立命大=4年)

野口 智哉(関大=1年)

竹村  陸(近大=3年)

菅田 大介(奈良学園大=3年)

関連するニュースを読む

甲斐野156キロ/大学日本代表選考合宿紅白戦詳細

<侍ジャパン大学日本代表選考合宿>◇第1日◇22日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 「第42回日米大学野球選手権大会」と「第29回ハーレム・ベースボールウィーク2018」に出場する侍ジャパン大学日本代表メンバーの選考合宿(22~24日)がスタート。50人が参加し、最終日の24日に、代表メンバー24人が決まる。第1日は紅白戦を行い全投手が1イニングずつ登板。ドラフト1位候補の東洋大・甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)がメンバー最速の156キロを投げるなどアピールした。

チーム1011
紅組
白組

1回表

投手は田中(立大=左)=無安打無失点2K、最速は141キロ

佐藤(東洋大) 変化球見逃し三振

郡司(慶大) 140キロ打って中飛

海野(東海大) スライダー空振り三振

1回裏

投手は森下(明大=右)=1回1安打無失点1K、最速は148キロ

頓宮(亜大) 132キロスライダー見逃し三振

藤野(立大) 初球134キロを打って中前安打

太田(大商大) 135キロを打ち上げ二飛

渡部(桐蔭横浜大) 132キロ打って三ゴロ

2回表

投手は清水(国学院大=右)=3者凡退、最速は149キロ

伊藤(立正大) 125キロ変化球打って三ゴロ

渡辺(明大) 147キロ打って遊ゴロ

中川智(近大) 128キロ変化球打って三ゴロ

2回裏

投手は小島(早大=左)=3者凡退、最速は146キロ

中川圭(東洋大) 146キロ打って二ゴロ

上川畑(日大) 142キロ打って一ゴロ

米満(奈良学園大) 120キロ打って中飛

3回表

投手は加藤(筑波大=左)=1死球無失点1K、最速は147キロ 

和田(中京大) 121キロ変化球打って中飛

児玉(九産大) 141キロがヘルメットに当たり死球

森下智(明大) 136キロ空振り三振

中山(法大) 124キロ打って三ゴロ

3回裏

投手は栗林(名城大=右)=2安打無失点、最速は148キロ

勝俣(国際武道大) 147キロ打って中前安打

岩城(九産大) 135キロ打って遊飛

辰己(立命大) 148キロ打って中前安打

逢沢(明大) 138キロ打って投ゴロ併殺打

4回表

投手は島内(九州共立大=右)=1安打1失点1K、最速は152キロ

野口(関大) 129キロ変化球、振り逃げ

佐藤輝(近大) 128キロ打って遊ゴロ失策

長沢(日大) 149キロ打って一塁内野安打

竹村(近大) 147キロ打って二ゴロ併殺打、その間に三塁走者生還

柳町(慶大) 146キロ打って遊撃ライナー

4回裏

投手は中村(亜大=左)=1四球無失点1K、最速は145キロ

向山(法大) 四球、暴投で二進、1死後三盗

関(関東学院大) 145キロ打って二飛

小郷(立正大) 129キロ変化球空振り三振

菅田(奈良学園大) 131キロ打って一ゴロ

5回表

投手は伊藤(苫小牧駒大=右)=1安打2失点、最速は151キロ

佐藤(東洋大) 151キロが腰に当たり死球

郡司(慶大) ストレートの四球

海野(東海大) 146キロ打ち上げ一邪飛

伊藤(立正大) 151キロ打って左前安打、満塁

渡辺(明大) 押し出し四球

中川智(近大) 126キロ打って遊ゴロ、三塁走者生還

和田(中京大) 一塁走者が二盗失敗

5回裏

投手は東妻(日体大=右)=1安打無失点1K、最速は148キロ

頓宮(亜大) 144キロ打って左前安打

藤野(立大) 144キロ打って遊ゴロ併殺打

太田(大商大) 137キロスライダー見逃し三振

6回表

投手は松本(日体大=右)=3者凡退1K、最速は154キロ

和田(中京大) 154キロ打って左飛

児玉(九産大) 153キロ打って右飛

森下智(明大) 153キロ空振り三振

6回裏

投手は佐々木(富士大=左)=無安打1K、最速は152キロ

渡部(桐蔭横浜大) 151キロ直球空振り三振

中川圭(東洋大) 148キロ打って二ゴロ

上川畑(日大) 152キロ打って三ゴロ失策

米満(奈良学園大) 上川畑が二盗失敗

7回表

投手は飯嶋(東海大=左)=1安打無失点2K、最速は145キロ

中山(法大) 114キロ変化球打って三ゴロ

野口(関大) 123キロ変化球空振り三振

佐藤(近大) 121キロ打って右前安打

長沢(日大) ストレートの四球

竹村(近大) 144キロ内角直球見逃し三振

7回裏

投手は上茶谷(東洋大=右)=1安打無失点1K、最速は149キロ

米満(奈良学園大) 147キロ打って左飛

勝俣(国際武道大) 149キロ打って中前安打。二盗成功

岩城(九産大) 148キロ打って二ゴロ、2死三塁

辰己(立命大) 149キロ外角高め直球空振り三振

8回表

投手は津森(東北福祉大=右横)=無安打無失点2K、最速は149キロ

柳町(慶大) 四球

佐藤(東洋大) 147キロ直球見逃し三振

郡司(慶大) 四球

海野(東海大) 146キロ高め直球空振り三振

伊藤(立正大) 四球で2死満塁

渡辺(明大) 142キロ打って遊ゴロ

8回裏

投手は小郷(東海大=右)=1安打1失点1K、最速は155キロ

逢沢(明大) 154キロ打って左前安打。二盗成功。捕手の悪送球で三進

向山(法大) 137キロ空振り三振

関(関東学院大) 139キロ打って三ゴロ、三塁走者生還

小郷(立正大) 兄弟対決実現。フルカウントから四球

菅田(奈良学園大) 152キロ打って三邪飛

9回表

投手は三浦(東北福祉大=左)=2安打1失点、最速は147キロ

中川智(近大) 144キロ打って左前安打

和田(中京大) 147キロ打って左前安打

児玉(九産大) 145キロ打って右飛

森下智(明大) 144キロ打って一ゴロ失策、満塁

中山(法大) 146キロ打って右犠飛

野口(関大) 125キロ打って三ゴロ

9回裏

投手は若山(中部学院大=右下手投げ)=無安打無失点2K、最速は132キロ

頓宮(亜大) 四球(代走米満)。ボークで二進も三盗失敗

藤野(立大) 見逃し三振

太田(大商大) 空振り三振

10回表

投手は平川(国際武道大=右)=無安打1失点1K、最速は151キロ

佐藤輝(近大) 147キロ打って遊飛

長沢(日大) 四球、二盗成功、三盗成功、捕手の悪送球で生還

竹内(近大) 四球(代走児玉)二盗成功。三盗成功

柳町(慶大) 151キロ直球見逃し三振

佐藤(東洋大) 149キロ打って右飛

10回裏

投手は甲斐野(東洋大=右)=無安打無失点1K、最速は156キロ

渡部(桐蔭横浜大) 139キロ変化球空振り三振

中川圭(東洋大) 128キロ打って三ゴロ

上川畑(日大) 四球、けん制死

11回表

投手は菅田(奈良学園大=左、外野手との二刀流)=無安打無失点、最速は144キロ

郡司(慶大) 死球(代走児玉)

海野(東海大) 143キロ打って投ゴロ併殺打

伊藤(立正大) 144キロ打って二ゴロ

侍ジャパン大学代表選考合宿 紅白戦 3回裏1死一塁、立命大・辰己は中前打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

侍ジャパン大学代表選考合宿 紅白戦 1回、力投する立大・田中(撮影・滝沢徹郎)

侍ジャパン大学代表選考合宿 ウオーミングアップする立命大・辰己(右)(撮影・滝沢徹郎)

侍ジャパン大学代表選考合宿 集まってアップする選考選手たち(撮影・滝沢徹郎)

参加メンバー

【投手】

佐々木 健(富士大=4年)

森下 暢仁(明大=3年)

小島 和哉(早大=4年)

田中 誠也(立大=3年)

甲斐野 央(東洋大=4年)

上茶谷大河(東洋大=4年)

清水  昇(国学院大=4年)

中村 稔弥(亜大=4)

松本  航(日体大=4年)

東妻 勇輔(日体大=4年)

小郷 賢人(東海大=2年)

飯嶋 海斗(東海大=4年)

加藤 三範(筑波大=2年)

栗林 良吏(名城大=4年)

若山 蒼人(中部学院大=4年)

島内颯太郎(九州共立大=4年)

三浦 瑞樹(東北福祉大=1年)

津森 宥紀(東北福祉大=3年)

平川 裕太(国際武道大=4年)

伊藤 大海(苫小牧駒大=2年)

【捕手】

郡司 裕也(慶大=3年)

藤野 隼大(立大=3年)

佐藤都志也(東洋大=3年)

頓宮 裕真(亜大=4年)

海野 隆司(東海大=3年)

太田  光(大商大=4年)

【内野手】

渡部 健人(桐蔭横浜大=2年)

中山 翔太(法大=4年)

中川 圭太(東洋大=4年)

伊藤裕季也(立正大=4年)

勝俣 翔貴(国際武道大=3年)

森下 智之(明大=4年)

佐藤 輝明(近大=2年)

岩城 駿也(九産大=4年)

渡辺 佳明(明大=4年)

上川畑大悟(日大=4年)

和田 佳大(中京大=3年)

中川 智裕(近大=3年)

米満  凪(奈良学園大=4年)

児玉 亮涼(九産大=2年)

【外野手】

向山 基生(法大=4年)

柳町  達(慶大=3年)

逢沢 崚介(明大=4年)

小郷 裕哉(立正大=4年)

長沢 吉貴(日大=4年)

関  龍摩(関東学院大=2年)

辰己 涼介(立命大=4年)

野口 智哉(関大=1年)

竹村  陸(近大=3年)

菅田 大介(奈良学園大=3年)

関連するニュースを読む

名取北・朽木、先輩岸も立つマウンドでの飛躍誓う

校内に飾ってある卒業生の楽天岸のユニホーム前で活躍を誓う名取北・朽木(撮影・鎌田直秀)

 楽天岸孝之投手(33)の母校でもある名取北に「ドクターK」がいた! 春季高校野球宮城県大会の組み合わせ抽選会が14日、仙台市内で行われた。南部地区予選3戦で計30奪三振の名取北エース、左腕の朽木(くちき)悠真(3年)は最速135キロながら、切れ味鋭い直球と3種類の変化球が武器。19日の1回戦は楽天生命パーク宮城で松島との対戦が決まり、先輩も立つマウンドでの飛躍を誓った。上位3校は、6月7日から青森県内で開幕する東北大会に出場する。

 名取北のエース朽木は、三振にこだわる。名取との地区予選1回戦は延長10回を完投し、3安打14奪三振。仙台西相手の準々決勝も4安打10奪三振で完投。準決勝では昨秋県3位の仙台南に4-5と惜敗したが、内容には手応えを得た。「直球の調子が良くなかった中での結果なので自信も得ました。極論は27個の三振を取りたい。『投手の実力=奪三振』だとも思っている。プロのスカウトや大学も三振には注目する」。昨夏の県大会1回戦で対戦した仙台・佐藤隼輔投手(筑波大1年)に18三振を喫した翌日新聞の大きな扱いに、三振への思いはさらに強まった。

 1年秋の県大会の好投が成長の糧となった。優勝した仙台育英に敗れたが、5安打1失点。「自意識過剰かもしれないが『名取北には育英を抑えた投手がいるから対戦が楽しみ』と思ってくれていると思う。それに恥じない選手になる意識が変わりました」。昨秋までは、ほぼ直球のみ。今冬、動画で巨人杉内のチェンジアップを研究。後輩が投げていたスライダーも伝授してもらった。中学時代に投げていたスローカーブも交えて、直球を生かす投球術を習得し、ラストイヤーに挑む。

 岸は尊敬する先輩だ。憧れは同じ左腕の楽天松井。愛島(めでしま)小5年で投手を始めた頃から、桐光学園(神奈川)で甲子園を沸かした奪三振ショーを夢見てきた。今でも三振を奪った後にダッシュでベンチに戻る姿をまねている。初戦は2人が活躍する大舞台。「昨春以来2回目ですが、投げやすかった。松井投手のように楽しんで投げたい」と意気込んだ。

 今春は4地区予選すべて、公立校が第1代表になった。県大会前の最終登板となった12日の山形南戦では、6回1失点と調子は上向き。「春はベスト8で夏のシード権を取らないといけない。夏は甲子園に出場します」。公立旋風の中心となってみせる。【鎌田直秀】

 ◆朽木悠真(くちき・ゆうま)2001年(平13)2月26日、宮城・名取市出身。リフティングが3回できずにフットサルを断念し、愛島小4年から愛島スポーツ少年団(現愛島ブレイブハーツ)で野球を開始。名取一中を経て、名取北では1年夏からベンチ入り。2年秋は県8強。174センチ、73キロ。左投げ左打ち。家族は両親と弟。

マウンドでキャッチボールする名取北・朽木(撮影・鎌田直秀)

関連するニュースを読む

ドラフト候補日体大・松本航今季初完封94球無四球

今季初完封した日体大・松本航

<首都大学野球:日体大1-0筑波大>◇第6週第1日◇5日◇大和スタジアム

 日体大のドラフト1位候補・松本航投手(4年=明石商)が、94球2安打無四球で今季初完封を飾った。三塁を踏ませない好投で筑波大を1-0で退けた。

 最速150キロ右腕の日体大・松本航がエースらしい姿を見せた。絶好調とはいえず、この日の最速は140キロ台前半も丁寧に低めに集めた。安打を許した3回と5回以外はすべて3者凡退。三塁を踏ませなかった。「ゾーンをしっかり使えた。完封は良かったけど、今日は完全試合を狙うくらいの気持ちだった」と悔しがったが、94球無四球の小気味いい投球。守備からリズムを作り1点を守った。

 オリックス古屋編成部副部長は「ストライク先行で四球を出さない。ゲームを作れる姿は、大学時代の明大・野村(広島)と似ている」と評した。今季は4勝3敗。リリースの角度や体重移動など試行錯誤する日々が続いた。松本は「抑えないといけないという責任もあった」とエース兼主将の苦悩も明かした。既にリーグ連覇の可能性は消えたが「残りの試合も勝ちにこだわる」と全力投球する。

関連するニュースを読む

日体大・松本が完封「打たせて取って守備にリズム」

今季初完封した日体大・松本

<首都大学野球:日体大1-0筑波大>◇第6週第1日◇5日◇大和スタジアム

 日体大のドラフト1位候補・松本航投手(4年=明石商)が無四球で今季初完封を飾り、筑波大に先勝した。

 三塁どころか、二塁を踏ませたのも5回の1イニングだけ。安打を許した2、5回以外はすべて3者凡退に抑えた。「今日はゾーンをしっかり使えた。完封できて良かった。筑波大さんはあまり三振をしないので、打たせて取って守備にリズムを持っていきたかった」と今季4勝目を振り返った。

 リーグ連覇の可能性が消え、狙うは2位確保と秋へつながる戦いだ。古城隆利監督は「去年の秋と今年で打点が倍ぐらい違う。去年もしのいで勝っていたのは同じだが、今年はあと1本が出なかった。昨年は(明治神宮大会を優勝し)一番遅くまで試合をやらせてもらったが、今年は秋に向けて一番早くスタートを切るんだという気持ちでいこうと話した。残りの試合、しっかり勝ち点を取りたい」と話した。

関連するニュースを読む

東海大が勝ち点4 2年生の山崎が好投

東海大対筑波大 8回2/3を4安打無失点に抑えた東海大・山崎(撮影・保坂恭子)

<首都大学野球:東海大1-0筑波大>◇第5週第2日◇29日◇牛久運動公園

 首位東海大が、筑波大との接戦を制し、2勝を挙げて勝ち点を4に伸ばした。

 先発した山崎伊織(2年=明石商)が、最速146キロの直球とスライダーで相手打線を翻弄(ほんろう)した。6回は、わずか3球で3者凡退。8回2/3を4安打4奪三振で無失点に抑えた。

 今季チーム最多となる3勝目も、公式戦での初完投を逃し「まだまだ甘いです。完封したかった。勝たないといけない試合だったので、点をやらないようにと考えていた」と反省を口にした。

 安藤強監督は「2年生投手が、期待通りに投げてくれている。(山崎は)残り1死を、これからの練習にいかしてほしい」と期待していた。

関連するニュースを読む

東海大、筑波大にサヨナラ勝ち、平山敦規が同点打

筑波大対東海大 13回裏東海大2死満塁、敵失の間にサヨナラ勝ちをおさめ、喜ぶ選手たち(撮影・保坂恭子)

<首都大学野球:筑波大2-3東海大>◇第5週第1日◇28日◇牛久運動公園

 東海大が、タイブレークにもつれた3時間を超える熱戦で、サヨナラ勝ちを決めた。

 2回1死二塁、海野隆司捕手(3年)の適時二塁打で先制したが、その後はチャンスで追加点を奪えず、1-1のまま延長戦にもつれ込んだ。

 タイブレークに突入し1点を追う13回、1死一、二塁で9番平山敦規外野手(4年=高崎健康福祉大高崎)が右中間を破る適時二塁打を放ち同点とすると、さらに2死満塁から敵失の間に1点を追加し、サヨナラ勝ちした。

 安藤強監督は「平山がよく打ってくれた。ラッキーボーイ的な存在になっている」と評価した。平山は、13回から打席で構える際の足幅を広くとっていた。試合中の判断が功を奏し「最後まで球を見ることができた。最近、いいところで1本が出ている」と話した。

 激闘を制し、先勝。現在首位に立っており、平山は5季ぶりの優勝に向け「優勝は見えてはいるけど、目の前の試合に集中しています」と力強く話した。

関連するニュースを読む

札幌西監督「内面に迫れ」恩師の言葉胸に全道出場だ

85年以来33年ぶりの全道大会出場を目指し、三角山を背に雄たけびを上げる札幌西の選手たち(撮影・永野高輔)

 OB監督で33年ぶり全道切符を狙う。春季全道高校野球地区予選の抽選が24日、全10地区の先陣を切り札幌地区で行われた。今春、OBの吉田健作監督(37)が就任した札幌西は札幌平岡との対戦が決まった。14年夏に浦河を南北海道大会4強に導いた同監督の下、85年春以来の全道出場を狙う。

 札幌西・吉田監督は母校に就任後、真っ先にベンチ脇のボードに目を向けた。「全道大会で校歌」。15年秋から7季連続地区初戦敗退しているのを知っている。選手を集め「これは本気か」と尋ねた。迷わず「はい」と答えた選手たちを、一喝した。「それならまず、気持ちを100%出せ」。負け慣れた集団から感じた生ぬるさを、真っ先に指摘した。

 てこ入れのため野球ノートを始めた。「たくさん書いてくる子もいて性格が分かるし、感受性が低くないことも分かった」。おとなしい後輩の心に、熱いものがあるのを知った。中野友温主将(3年)は「自分たちから監督に話を持ちかけられるようになった」と言う。就任1カ月弱だが、心のこもった言葉のやりとりから、自主性が芽生えてきた。

 選手主体の指導にこだわる。筑波大を卒業した04年、砂川北、鵡川を計6度、甲子園に導いた佐藤茂富氏(77)が率いる鵡川で、寮舎監兼コーチを務めた。筑波大で学生コーチだった吉田監督には自負があり、気になった点をすぐ選手に伝えようとした。「頭がいいのを自慢したいなら東大に行け。困ったら必ず聞いてくる。そのときに答えられる仕掛けをつくっておけ。教えすぎるな。内面に迫れ」。恩師に鼻っ柱を折られた経験が土台になった。

 筑波大で2年後輩だった札幌南出身の田畑氏が母校監督に就任。旧制札幌一、二中ともにOB新監督でスタートする。「縁を感じるし、いい意味で切磋琢磨(せっさたくま)できたら」。羅臼、浦河と郡部校で計12年監督を務め母校に赴任。限られた条件で戦ってきた知恵を用い、後輩の意識を変えていく。【永野高輔】

関連するニュースを読む