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桧山進次郎氏、下柳剛氏ら阪神OBが大学生指導

大学生野手に指導する桧山進次郎氏(左から2人目)(撮影・堀まどか)

元プロ野球選手が大学生を指導する「冬季特別トレーニング西日本2019」が8日、兵庫・西宮市の甲子園球場で行われ、桧山進次郎氏(49=日刊スポーツ評論家)や下柳剛氏(50)中田良弘氏(59)ら阪神OBが講師役を務めた。

打撃指導を行った桧山氏は「どう話せば相手に伝わりやすくなるかを考えて指導しました。参加したみんなから、野球が好き、という気持ちが伝わってきてうれしかった」と笑顔。京大・脇悠大外野手(1年=膳所)から質問も受け「最初に手を上げるのは勇気がいるけれど、しっかり考えた内容のある質問でした」と振り返った。脇も「緊張しましたが、今聞かなければあとで後悔する、と思ってお聞きしました」と、互いにとって有意義な時間だったことを明かした。

今秋ドラフト候補の近大・村西良太(3年=津名)や奈良学園大・菅田大介(3年=京都共栄学園)ら投手陣は、中田氏や下柳氏らの指導を受けた。187センチの長身を誇る菅田は「下柳さんから、その体をしっかり使って投げるように、と教えていただいた。1打席目から相手打者に圧を与えられる投球をしていきたい」と語った。今回は関西を中心に、西日本各地の33大学から84人の大学生が集まった。

元阪神下柳剛氏らから指導を受けた今秋ドラフト候補の近大・村西(左)奈良学園大・菅田(撮影・堀まどか)

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大阪桐蔭落選!関東6枠に横浜/センバツ32校一覧

第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が25日、大阪市内の毎日新聞大阪本社・オーバルホールで行われ、出場32校が決定した。21世紀枠には、石岡一(関東・茨城)、富岡西(四国・徳島)、熊本西(九州・熊本)の3校。

最速153キロ左腕の及川雅貴投手(2年)を擁する横浜は、昨秋の神奈川大会で優勝。関東大会では2回戦で春日部共栄(埼玉)に7回コールド負けを喫したが、激戦の「関東・東京」6枠目に入った。史上初のセンバツ3連覇と春、夏、春の甲子園3連覇を目指した大阪桐蔭は無念の落選。昨秋の近畿大会はベスト8どまり。近畿6枠をめぐる争いで、条件的にはボーダーライン上だった。甲子園出場を逃すのは16年夏以来、5季ぶり。

21世紀枠=3校

◆石岡一(茨城=初)

東京から特急で約1時間、茨城・石岡市にある県立高校。1910年(明43)に「新治郡立農学校」として創立し、野球部も4年後に創部した。全日制3科に加えて、定時制も備え、全校で1000人近い生徒が学ぶ。野球部は49人(うち女子マネジャー3人)

21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場が決まり喜びを爆発させる石岡一ナイン(撮影・足立雅史)

◆富岡西(徳島=初)

1896年 徳島県尋常中学校第二分校として開校した県立校。校訓は「質実剛健」。校風は「文武両道」。野球部は1900年創部。今年で創部120年目を迎え徳島県内では2番目に古い野球部。部員数41人(うちマネジャー8人)。剣道部、新体操部も強豪。主なOBに内閣官房長官などを歴任した後藤田正晴氏(故人)ら。所在地は徳島県阿南市富岡町小山18の3

春夏通じて初の甲子園出場に喜びを爆発させる富岡西ナイン

◆熊本西(熊本=初)

1974年創立の県立校。普通科、普通科体育コース、理数科があり全校生徒1038人(女子467人)。なぎなた部、ラグビー部も強豪。野球部は76年創部。甲子園は85年夏に1度出場し1勝を挙げた。部員数40人。所在地は熊本市西区城山大塘5の5の15

センバツ出場を決め、ガッツポーズで喜ぶ熊本西の選手たち(撮影・菊川光一)

北海道=2校(神宮大会1枠含む)※補欠校=駒大苫小牧、釧路湖陵

◆札幌大谷(初)

1906年(明39)4月、私立北海女学校として創立。48年に中学校を開設し、現校名となった。野球部は女子校から男女共学になった09年に創部。ほかの運動部では男子サッカー、女子バレーボール、卓球、フェンシングなどが全国レベル。主な卒業生は里田まい(タレント)藤本那菜(女子アイスホッケー日本代表)ら。所在地は札幌市東区北16東9。種市政己校長

選抜出場を決め、笑顔で帽子を投げる札幌大谷ナイン(撮影・佐藤翔太)

◆札幌第一(2年ぶり3度目)

1958年(昭33)創立。男女共学の私立校。創立と同時に創部された野球部は甲子園に春3度目、夏3度出場。進学率99%を誇り、バドミントンなどスポーツも盛ん。主な卒業生に16年リオ五輪で日本選手団旗手を務めた陸上男子10種競技代表の右代啓祐らがいる。所在地は札幌市豊平区月寒西1の9の10の15。浜館宏樹校長

神宮大会枠でのセンバツ出場が決まり、雪の中で雄たけびを上げる札幌第一の選手たち(撮影・永野高輔)

東北=2校 ※補欠校=花巻東、仙台育英

◆八戸学院光星(3年ぶり10度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部された。甲子園出場は春10度目、夏9度。11年夏から甲子園3季連続準優勝。主なOBは巨人坂本勇人、ロッテ田村龍弘、阪神北條史也ら。所在地は青森県八戸市湊高台6の14の5。小野崎龍一校長

3年ぶり10度目の選抜大会出場が決まり帽子を投げて喜ぶ八戸学院光星の選手たち(撮影・野上伸悟)

◆盛岡大付(2年ぶり5度目)

1958年(昭33)生活学園高校として創立の私立校。63年に女子校から共学。90年から現校名。野球部は80年創部。甲子園出場は春5度目、夏は10度目。OBにソフトバンク松本裕樹ら。岩手県盛岡市厨川5の4の1。赤坂昌吉校長

ガッツポーズでセンバツ出場を喜ぶ盛岡大付ナイン

関東・東京=6校 ※補欠校=関東:佐野日大、前橋育英、東京:東海大菅生

◆桐蔭学園(神奈川=16年ぶり6度目)

1964年(昭39)に男子校として創立し、81年女子部設立。甲子園出場は春6度目、夏6度。初出場の71年夏に全国制覇した。主なOBに元巨人高橋由伸氏、ロッテ鈴木大地、俳優織田裕二、タレント西川史子、デーモン小暮閣下ら。所在地は横浜市青葉区鉄町1614。岡田直哉校長

センバツ出場が決まり喜びを爆発させる桐蔭学園の選手たち(撮影・垰建太)

◆春日部共栄(埼玉=22年ぶり3度目)

1980年(昭55)に創立された男女共学の私立校。野球部も同年創部。甲子園出場は春3度目、夏5度。主なOBは元ロッテ小林宏之氏、日本ハム中村勝ら。所在地は春日部市上大増新田213。宇野禎弘校長

センバツ出場を決め、円陣を組んで雄たけびを上げる春日部共栄の選手たち(撮影・林敏行)

◆山梨学院(山梨=5年ぶり3度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は57年創部。甲子園出場は春3度目、夏8度。主なOBは巨人松本哲也コーチ、ソフトバンク明石健志ら。所在地は甲府市酒折3の3の1

センバツ出場が決まり気合の入る山梨学院ナイン(撮影・滝沢徹郎)

◆習志野(千葉=10年ぶり4度目)

1957年(昭32)創立の市立校。野球部も同年創部した。甲子園出場は春4度目、夏8度。67年、75年に全国制覇している。OBは元阪神掛布雅之氏、ヤクルト小川淳司監督、ロッテ福浦和也ら。所在地は習志野市東習志野1の2の1

10年ぶり4回目のセンバツを決め、OBのロッテ福浦和也のポーズを決める習志野の選手たち(撮影・狩俣裕三)

◆横浜(神奈川=5年ぶり16度目)

1942年(昭17)創立の私立男子校。野球部は45年創部。甲子園は春16度目、夏は18度の出場。98年に史上5校目の春夏連覇を達成。所在地は横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造校長

センバツ切符を手に入れて気合が入る及川(中央左)ら横浜の選手たち(撮影・山崎安昭)

◆国士舘(東京=10年ぶり9度目)

1917年(大6)創立の私立校。野球部は46年創部。甲子園出場は春9度目、夏1度。他に柔道、剣道、サッカー部などが有名。主なOBに巨人笠井駿、アテネ五輪柔道金メダリストの鈴木桂治ら。所在地は世田谷区若林4の32の1

センバツ出場が決まり国士舘ナインから胴上げされる永田監督(撮影・江口和貴)

東海=2校 ※補欠校=中京学院大中京、中京大中京

◆東邦(愛知=2年連続30度目)

1923年(大12)東邦商業学校として創立した私立校。48年、現校名に。野球部は30年創部。甲子園は春が30度目。夏は17度出場。34、39、41、89年春に優勝。主なOBに中日藤嶋健人、DeNA関根大気ら。名古屋市名東区平和が丘3の11

選抜高校野球の出場が決まり石川主将(中央)を中心に喜ぶ東邦ナイン(撮影・前岡正明)

◆津田学園(三重=17年ぶり3度目)

1987年(昭62)に創立の私立校。野球部は91年創部。甲子園は春3度目、夏1度出場。主なOBは阪神桑原謙太朗、楽天出口匠。所在地は桑名市野田5の3の12。山川政美校長

北信越=2校 ※補欠校=上田西、東海大諏訪

◆星稜(石川=2年連続13度目)

1962年(昭37)「実践第二高等学校」として創立された私立校。63年から現校名。甲子園は春が13度目、夏は19度出場。79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を演じた。95年夏に準優勝。主なOBは元ヤンキースで野球殿堂入りを果たした松井秀喜、サッカー本田圭佑ら。所在地は石川県金沢市小坂町南206

センバツ出場を決め喜ぶ星稜ナイン(撮影・奥田泰也)

◆啓新(福井=初)

1937年(昭2)創立の福井精華女子学園が母体。62年に福井女子高等学校として開校の私立校。98年に現校名となり、男女共学となった。普通科、情報商業科、調理科などを置く。野球部は12年創部。主なOBは牧丈一郎(阪神)。所在地は福井県福井市文京4の15の1。荻原昭人校長

近畿=6校 ※補欠校=大阪桐蔭、報徳学園

◆龍谷大平安(京都=3年ぶり41度目)

1876年(明9)に「金亀教校」として創立された私立校。08年から現校名。野球部は1908年(明41)創部。甲子園は春は41度目、夏は34度出場。夏は3度、春は1度優勝。主なOBは元広島衣笠祥雄氏、元阪神桧山進次郎氏ら。所在地は京都市下京区御器屋町30。関目六左衛門校長

センバツ出場が決まり、ガッツポーズで喜ぶ龍谷大平安ナイン(撮影・前田充)

◆明石商(兵庫=3年ぶり2度目)

1953年(昭28)に市立校として創立。野球部も創立と同時に創部された。甲子園出場は夏1度、春は2度目の出場。主な卒業生は車いすテニスの上地結衣。所在地は明石市魚住町長坂寺1250。楠田俊夫校長

2度目のセンバツ出場を喜び合う明石商ナイン(撮影・渦原淳)

◆履正社(大阪=2年ぶり8度目)

1922年(大11)に大阪福島商業学校として創立した私立校。83年から現校名。野球部は開校と同じ22年創部。甲子園出場は春8度目、夏3度。主なOBはオリックスT-岡田、ヤクルト山田哲人ら。所在地は大阪府豊中市長興寺南4の3の19。小森重喜校長。野球以外のOBに漫才師のおぼん・こぼんら

センバツ出場を決め岡田監督を胴上げして笑顔を見せる履正社ナイン(撮影・加藤哉)

◆智弁和歌山(和歌山=2年連続13度目)

1978年(昭53)創立の私立校。野球部は79年創部。甲子園出場は春が13度目、夏は23度出場。優勝は春1回、夏2回。主なOBに元ヤクルト武内晋一氏、日本ハム西川遥輝ら。所在地は和歌山市冬野2066の1

春のセンバツ出場が決定し、中谷仁監督(前列左から6人目)を中心に歓喜のガッツポーズする智弁和歌山ナイン(撮影・白石智彦)

◆福知山成美(京都=5年ぶり3度目)

1871年(明4)創立の私立校。00年に福知山商から現校名に変更。普通科の3コースと商業科の1コースがある。野球部は23年創部。甲子園は春3度目、夏4度。主なOBは元オリックス横山徹也氏、元ヤクルト大原秉秀氏。所在地は福知山市字堀3471の1。足立透校長

センバツ出場の吉報を受け大喜びの福知山成美の選手たち

◆市和歌山(和歌山=3年ぶり6度目)

1951年(昭26)市立和歌山商として創立。09年普通科設置で現校名。総合ビジネス科、デザイン表現科、普通科の3学科。野球部は57年創部。甲子園は春6度目、夏5度。主なOBに阪神藤田平元監督ら。和歌山市六十谷45。勝本泰弘校長

3年ぶりのセンバツ出場を決め、持ち上げられる市和歌山の米田航輝主将(撮影・松本航)

中国=3校 ※補欠校=創志学園、関西

◆広陵(広島=6年ぶり24度目)

1896年(明29)設立。野球部は1911年創部。甲子園出場は春は24度目、夏23度。夏は準優勝4度、春は優勝3度、準優勝3度。主なOBは阪神金本知憲元監督、広島野村祐輔ら。所在地は広島市安佐南区伴東3の14の1。国貞和彦校長

広陵ナインはセンバツ出場を決め帽子を高々飛ばして大喜び(撮影・上山淳一)

◆米子東(鳥取=23年ぶり9度目)

1899年(明32)に鳥取県第二中学校として創立した県立校。1949年(昭24)に現校名に変更。硬式野球部は1900年(明33)に誕生し、甲子園出場は春9度目、夏13度。60年春に準優勝している。主なOBは元西武野口裕美氏、元日テレアナの上田まりえら。所在地は米子市勝田町1番地。田中宏校長

◆呉(広島=2年ぶり2度目)

前身は1959年(昭34)に家庭科専門高等学校として呉市が設立した広島県呉豊栄高等学校。98年に共学化され現校名となった。野球部は07年創部。甲子園出場は春2度目、夏はなし。所在地は広島県呉市阿賀中央5の13の56。西山光人校長

四国=2校 ※補欠校=高知商、明徳義塾

◆高松商(香川=3年ぶり27度目)

1900年(明33)創立の市立校。野球部は1909年創部。甲子園出場は春27度目、夏19度。春夏合わせて4度の優勝を誇る古豪。前回出場の16年春は準優勝。主なOBは巨人水原茂元監督、元阪急島谷金二氏、ロッテ松永昂大ら。所在地は高松市松島町1の18の54

◆松山聖陵(愛媛=2年連続2度目)

1961年(昭36)に男子校として創立した私立校。08年から共学。野球部は70年創部。甲子園は16年夏に初出場(初戦敗退)。主なOBに広島アドゥワ誠、俳優藤岡弘、、お笑いコンビのデンジャラスのノッチら。所在地は愛媛県松山市久万ノ台1112

九州=4校 ※補欠校=興南、小林西

◆筑陽学園(福岡=初)

1923年(大12)創立の私立校。甲子園出場は夏1度。主なOBは広島長野久義、阪神谷川昌希ら。福岡県太宰府市朱雀5の6の1。新田光之助校長

春のセンバツ初出場の連絡を受け、喜びを爆発させる筑陽学園ナイン(撮影・今浪浩三)

◆明豊(大分=10年ぶり3度目)

1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した男女共学の私立校。野球部創部は別府大付時の52年。甲子園は春は3度目、夏6度の出場。主なOBに元阪神城島健司、ソフトバンク今宮健太ら。所在地は大分県別府市野口原3088。小野二生(つぎお)校長

出場が決まり、ガッツポーズの明豊ナイン

◆大分(大分=初)

1952年(昭27)創立の私立校。普通科、自動車工業科、商業科がある。野球部も同年創部。甲子園出場は夏2度。主なOBはオリックス佐野皓大、女優財前直見ら。所在地は大分市明野高尾1の6の1。小山康直校長

吉報に駆けだした大分ナイン(撮影・梅根麻紀)

◆日章学園(宮崎=初)

1950年(昭25)に創立された男女共学の私立校。甲子園出場は夏1度、春は初。主なOBはボクシング元世界王者戸高秀樹、プロゴルファー香妻琴乃ら。所在地は宮崎県宮崎市広原836

出場を決め、喜ぶ日章学園ナイン(撮影・栗木一考)

★センバツ特別枠

◆21世紀枠 01年導入。推薦校は原則、秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟129校以上はベスト32以上)から選出。練習環境のハンディ克服、地域への貢献など野球の実力以外の要素も選考条件に加える。07年まで2校、08年から3校を選出(85回大会の13年は4校)。東日本、西日本から1校ずつ、残り1校は地域を限定せずに選ぶ。

◆神宮大会枠 03年導入。明治神宮大会優勝校が所属する地区に出場枠1を割り当てる。今回は札幌大谷が優勝し、北海道地区に1枠をもたらした。

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大阪桐蔭落選!関東6枠に横浜/センバツ32校メモ

センバツ出場を決め帽子を投げて笑顔を見せる履正社ナイン(撮影・加藤哉)

第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が25日、大阪市内の毎日新聞大阪本社・オーバルホールで行われ、出場32校が決定した。21世紀枠には、石岡一(関東・茨城)、富岡西(四国・徳島)、熊本西(九州・熊本)の3校。

激戦の「関東・東京」6枠目には最速153キロ左腕の及川雅貴投手(2年)を擁す横浜(神奈川)が入った。また史上初のセンバツ3連覇と春、夏、春の甲子園3連覇を目指した大阪桐蔭は無念の落選となった

出場32校の学校メモは以下のとおり。

21世紀枠=3校

◆石岡一(茨城=初)

東京から特急で約1時間、茨城・石岡市にある県立高校。1910年(明43)に「新治郡立農学校」として創立し、野球部も4年後に創部した。全日制3科に加えて、定時制も備え、全校で1000人近い生徒が学ぶ。野球部は49人(うち女子マネジャー3人)

◆富岡西(徳島=初)

1896年 徳島県尋常中学校第二分校として開校した県立校。校訓は「質実剛健」。校風は「文武両道」。野球部は1900年創部。今年で創部120年目を迎え徳島県内では2番目に古い野球部。部員数41人(うちマネジャー8人)。剣道部、新体操部も強豪。主なOBに内閣官房長官などを歴任した後藤田正晴氏(故人)ら。所在地は徳島県阿南市富岡町小山18の3

◆熊本西(熊本=初)

1974年創立の県立校。普通科、普通科体育コース、理数科があり全校生徒1038人(女子467人)。なぎなた部、ラグビー部も強豪。野球部は76年創部。甲子園は85年夏に1度出場し1勝を挙げた。部員数40人。所在地は熊本市西区城山大塘5の5の15

北海道=2校(神宮大会1枠含む)

◆札幌大谷(北海道=初)

1906年(明39)4月、私立北海女学校として創立。48年に中学校を開設し、現校名となった。野球部は女子校から男女共学になった09年に創部。ほかの運動部では男子サッカー、女子バレーボール、卓球、フェンシングなどが全国レベル。主な卒業生は里田まい(タレント)藤本那菜(女子アイスホッケー日本代表)ら。所在地は札幌市東区北16東9。種市政己校長

◆札幌第一(北海道=2年ぶり3度目)

1958年(昭33)創立。男女共学の私立校。創立と同時に創部された野球部は甲子園に春3度目、夏3度出場。進学率99%を誇り、バドミントンなどスポーツも盛ん。主な卒業生に16年リオ五輪で日本選手団旗手を務めた陸上男子10種競技代表の右代啓祐らがいる。所在地は札幌市豊平区月寒西1の9の10の15。浜館宏樹校長

東北=2校

◆八戸学院光星(青森=3年ぶり10度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部された。甲子園出場は春10度目、夏9度。11年夏から甲子園3季連続準優勝。主なOBは巨人坂本勇人、ロッテ田村龍弘、阪神北條史也ら。所在地は青森県八戸市湊高台6の14の5。小野崎龍一校長

◆盛岡大付(岩手=2年ぶり5度目)

1958年(昭33)生活学園高校として創立の私立校。63年に女子校から共学。90年から現校名。野球部は80年創部。甲子園出場は春5度目、夏は10度目。OBにソフトバンク松本裕樹ら。岩手県盛岡市厨川5の4の1。赤坂昌吉校長

関東・東京=6校

◆桐蔭学園(神奈川=16年ぶり6度目)

1964年(昭39)に男子校として創立し、81年女子部設立。甲子園出場は春6度目、夏6度。初出場の71年夏に全国制覇した。主なOBに元巨人高橋由伸氏、ロッテ鈴木大地、俳優織田裕二、タレント西川史子、デーモン小暮閣下ら。所在地は横浜市青葉区鉄町1614。岡田直哉校長

◆春日部共栄(埼玉=22年ぶり3度目)

1980年(昭55)に創立された男女共学の私立校。野球部も同年創部。甲子園出場は春3度目、夏5度。主なOBは元ロッテ小林宏之氏、日本ハム中村勝ら。所在地は春日部市上大増新田213。宇野禎弘校長

◆山梨学院(山梨=5年ぶり3度目)

1956年(昭31)創立の私立校。野球部は57年創部。甲子園出場は春3度目、夏8度。主なOBは巨人松本哲也コーチ、ソフトバンク明石健志ら。所在地は甲府市酒折3の3の1

◆習志野(千葉=10年ぶり4度目)

1957年(昭32)創立の市立校。野球部も同年創部し。甲子園出場は春4度目、夏8度。67年、75年に全国制覇している。OBは元阪神掛布雅之氏、ヤクルト小川淳司監督、ロッテ福浦和也ら。所在地は習志野市東習志野1の2の1

◆横浜(神奈川=5年ぶり16度目)

1942年(昭17)創立の私立男子校。野球部は45年創部。甲子園は春16度目、夏は18度の出場。98年に史上5校目の春夏連覇を達成。所在地は横浜市金沢区能見台通46の1。葛蔵造校長

◆国士舘(東京=10年ぶり9度目)

1917年(大6)創立の私立校。野球部は46年創部。甲子園出場は春9度目、夏1度。他に柔道、剣道、サッカー部などが有名。主なOBに巨人笠井駿、アテネ五輪柔道金メダリストの鈴木桂治ら。所在地は世田谷区若林4の32の1

東海=2校

◆東邦(愛知=2年連続30度目)

1923年(大12)東邦商業学校として創立した私立校。48年、現校名に。野球部は30年創部。甲子園は春が30度目。夏は17度出場。34、39、41、89年春に優勝。主なOBに中日藤嶋健人、DeNA関根大気ら。名古屋市名東区平和が丘3の11

◆津田学園(三重=17年ぶり3度目)

1987年(昭62)に創立の私立校。野球部は91年創部。甲子園は春3度目、夏1度出場。主なOBは阪神桑原謙太朗、楽天出口匠。所在地は桑名市野田5の3の12。山川政美校長

北信越=2校

◆星稜(石川=2年連続13度目)

1962年(昭37)「実践第二高等学校」として創立された私立校。63年から現校名。甲子園は春が13度目、夏は19度出場。79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を演じた。95年夏に準優勝。主なOBは元ヤンキースで野球殿堂入りを果たした松井秀喜、サッカー本田圭佑ら。所在地は石川県金沢市小坂町南206

◆啓新(福井=初)

1937年(昭2)創立の福井精華女子学園が母体。62年に福井女子高等学校として開校の私立校。98年に現校名となり、男女共学となった。普通科、情報商業科、調理科などを置く。野球部は12年創部。主なOBは牧丈一郎(阪神)。所在地は福井県福井市文京4の15の1。荻原昭人校長

近畿=6校

◆龍谷大平安(京都=3年ぶり41度目)

1876年(明9)に「金亀教校」として創立された私立校。08年から現校名。野球部は1908年(明41)創部。甲子園は春は41度目、夏は34度出場。夏は3度、春は1度優勝。主なOBは元広島衣笠祥雄氏、元阪神桧山進次郎氏ら。所在地は京都市下京区御器屋町30。関目六左衛門校長

◆明石商(兵庫=3年ぶり2度目)

1953年(昭28)に市立校として創立。野球部も創立と同時に創部された。甲子園出場は夏1度、春は2度目の出場。主な卒業生は車いすテニスの上地結衣。所在地は明石市魚住町長坂寺1250。楠田俊夫校長

◆履正社(大阪=2年ぶり8度目)

1922年(大11)に大阪福島商業学校として創立した私立校。83年から現校名。野球部は開校と同じ22年創部。甲子園出場は春8度目、夏3度。主なOBはオリックスT-岡田、ヤクルト山田哲人ら。所在地は大阪府豊中市長興寺南4の3の19。小森重喜校長。野球以外のOBに漫才師のおぼん・こぼんら

◆智弁和歌山(和歌山=2年連続13度目)

1978年(昭53)創立の私立校。野球部は79年創部。甲子園出場は春が13度目、夏は23度出場。優勝は春1回、夏2回。主なOBに元ヤクルト武内晋一氏、日本ハム西川遥輝ら。所在地は和歌山市冬野2066の1

◆福知山成美(京都=5年ぶり3度目)

1871年(明4)創立の私立校。00年に福知山商から現校名に変更。普通科の3コースと商業科の1コースがある。野球部は23年創部。甲子園は春3度目、夏4度。主なOBは元オリックス横山徹也氏、元ヤクルト大原秉秀氏。所在地は福知山市字堀3471の1。足立透校長

◆市和歌山(和歌山=3年ぶり6度目)

1951年(昭26)市立和歌山商として創立。09年普通科設置で現校名。総合ビジネス科、デザイン表現科、普通科の3学科。野球部は57年創部。甲子園は春6度目、夏5度。主なOBに阪神藤田平元監督ら。和歌山市六十谷45。勝本泰弘校長

中国=3校

◆広陵(広島=6年ぶり24度目)

1896年(明29)設立。野球部は1911年創部。甲子園出場は春は24度目、夏23度。夏は準優勝4度、春は優勝3度、準優勝3度。主なOBは阪神金本知憲元監督、広島野村祐輔ら。所在地は広島市安佐南区伴東3の14の1。国貞和彦校長

◆米子東(鳥取=23年ぶり9度目)

1899年(明32)に鳥取県第二中学校として創立した県立校。1949年(昭24)に現校名に変更。硬式野球部は1900年(明33)に誕生し、甲子園出場は春9度目、夏13度。60年春に準優勝している。主なOBは元西武野口裕美氏、元日テレアナの上田まりえら。所在地は米子市勝田町1番地。田中宏校長

◆呉(広島=2年ぶり2度目)

前身は1959年(昭34)に家庭科専門高等学校として呉市が設立した広島県呉豊栄高等学校。98年に共学化され現校名となった。野球部は07年創部。甲子園出場は春2度目、夏はなし。所在地は広島県呉市阿賀中央5の13の56。西山光人校長

四国=2校

◆高松商(香川=3年ぶり27度目)

1900年(明33)創立の市立校。野球部は1909年創部。甲子園出場は春27度目、夏19度。春夏合わせて4度の優勝を誇る古豪。前回出場の16年春は準優勝。主なOBは巨人水原茂元監督、元阪急島谷金二氏、ロッテ松永昂大ら。所在地は高松市松島町1の18の54

◆松山聖陵(愛媛=2年連続2度目)

1961年(昭36)に男子校として創立した私立校。08年から共学。野球部は70年創部。甲子園は16年夏に初出場(初戦敗退)。主なOBに広島アドゥワ誠、俳優藤岡弘、、お笑いコンビのデンジャラスのノッチら。所在地は愛媛県松山市久万ノ台1112

九州=4校

◆筑陽学園(福岡=初)

1923年(大12)創立の私立校。甲子園出場は夏1度。主なOBは広島長野久義、阪神谷川昌希ら。福岡県太宰府市朱雀5の6の1。新田光之助校長

◆明豊(大分=10年ぶり3度目)

1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した男女共学の私立校。野球部創部は別府大付時の52年。甲子園は春は3度目、夏6度の出場。主なOBに元阪神城島健司、ソフトバンク今宮健太ら。所在地は大分県別府市野口原3088。小野二生(つぎお)校長

◆大分(大分=初)

1952年(昭27)創立の私立校。普通科、自動車工業科、商業科がある。野球部も同年創部。甲子園出場は夏2度。主なOBはオリックス佐野皓大、女優財前直見ら。所在地は大分市明野高尾1の6の1。小山康直校長

◆日章学園(宮崎=初)

1950年(昭25)に創立された男女共学の私立校。甲子園出場は夏1度、春は初。主なOBはボクシング元世界王者戸高秀樹、プロゴルファー香妻琴乃ら。所在地は宮崎県宮崎市広原836

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阪神原口大腸がん公表 近日手術し今季中復帰目指す

阪神原口文仁

阪神は24日、原口文仁捕手(26)が大腸がんと診断され、近日中に手術を受けると公表した。昨年末に人間ドックを受け、年明けに判明。この日からツイッターのアカウントを開設した原口は直筆のメッセージで「早期復帰を目指します」と力強く宣言した。病に打ち勝ち今季中の復帰を目指す。

  ◇    ◇    ◇

ショッキングな内容だった。午後3時。原口は自身のツイッターで「皆様にご報告があります」とメッセージを掲載し、自身の身に起こった病について報告した。「プロ10年目を迎えるにあたり、昨年末、人間ドックを受診したところガンと診断されました」。球団も原口が大腸がんで近日中に手術を受けることを発表した。

球団関係者によると、昨シーズン後の球団の定期健診で疑いが見られ、精密検査、人間ドックを受け、病名が明らかになった。原口はがんの進行度は伏せ、今後について「近日中に手術を受け、そのあとリハビリに励んで早期の復帰を目指します」と記した。2月のキャンプには参加せず、チームを離れて治療に専念し、今季中の復帰を目指すことになる。

原口は今季がプロ10年目。育成枠だった16年に、金本前監督が掲げた「超変革」のもとブレークした。同年4月に支配下に再登録されると、5月には月間MVPに輝き、球宴にも初出場した。

昨季は規定打席未到達ながら、打率3割1分5厘をマーク。代打では08年に桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)がつくった球団記録の代打シーズン安打「23」に並ぶなど、勝負強い打撃で存在感を示してきた。矢野監督も梅野らとの正捕手争いを思い描いていただけに、その衝撃は大きい。

球団は契約などを変更することなく、復帰をバックアップする。谷本球団副社長兼本部長は「やはり彼の野球に打ち込んでる姿ってすばらしいものがありますので。野球の神様見ておいてほしいなと思う。1日も早く戻ってくることを願っている」と、力を込めた。紆余曲折のプロ野球人生を歩んできた原口はメッセージの最後に「常に前だけを向いて進んできます」と書いた。誰もが背番号94のカムバックを願っている。【桝井聡】

<大腸がんとは>

近大医学部辻直子医師(消化器内科) 大腸がんは近年、若い人でも発症するなど、日本人に急激に増えている病気です。がんは日本人の死因のトップですが、部位別では、男性は肺がん、胃がんに次ぐ3番目、女性は1番目の多さです。遺伝的な要素のほか、脂質の多い食事やタンパク質の過剰摂取など、食の欧米化が大きな要因と考えられます。特有の症状に便秘や下痢、血便などがありますが、無症状でも健康診断などの検査で判明することがあります。

ただ肺がんや胃がん、膵臓(すいぞう)がんなどに比べて、治癒する人が多いがんでもあります。高いステージに進んでいたり、肝臓などに転移していても、手術や抗がん剤で治癒したり、寿命が延びることが多いデータが出ています。

胃や膵臓(すいぞう)など栄養を吸収する体の上部の臓器を切った場合は、やせたり体力が落ちるケースが目立ちます。ただ下部の大腸は便をつくることが主な役割なので、手術で切ってもやせたり、体力が落ちたりするケースが少ない。スポーツをされている方でも手術後、早い段階で復帰している方は多いようです。予防方法は野菜や果物の摂取のほか、高脂質の食事を避けたり、肥満のコントロール、運動などが挙げられます。

○…阪神藤原崇起オーナー(66=電鉄本社会長)も原口の完治を願った。大阪市福島区の電鉄本社で取材に応じ「焦る気持ちを封印して元の体に戻すことが第一。十分に治療して復帰してもらえたら。まずは治療に専念して欲しい」と祈るようにコメント。「ファームから実力ではい上がってきた選手。期待している選手ですから」とエールを送った。

◆原口文仁(はらぐち・ふみひと)1992年(平4)3月3日生まれ、埼玉県出身。帝京から09年ドラフト6位で阪神入団。13年から育成契約となったが、16年4月に支配下に復帰した。同年5月に打率3割8分、5本塁打、17打点の活躍で、育成経験野手としてはプロ野球初となる月間MVPを受賞。同年の球宴にも出場した。昨季は球団最多タイとなる代打での23安打を放った。182センチ、92キロ。右投げ右打ち。

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阪神が原口の大腸がん発表、人間ドック受診で判明

阪神原口(18年7月25日撮影)

阪神は24日、原口文仁捕手(26)が「大腸がん」の診断をされたと発表した。

原口は球団を通じて「いつも応援ありがとうございます。皆様にご報告があります。プロ10年目を迎えるにあたり、昨年末、人間ドックを受診したところガンと診断されました。病名を聞いた時はさすがに驚き、動揺したのも事実です。しかし今は、プロ野球選手という立場でこのような病気になった事を自分の使命だとも思えます。同じガン患者の方々、またそのご家族の方々にとって少しでも夢や希望となれるよう精いっぱい、治療に励みたいと思っています。今後の予定としては、近日中に手術を受け、そのあとリハビリに励んで早期の実戦復帰を目指します。僕には、大切な家族や応援してくださるファンの方々、共に闘う仲間がいます。常に前だけを向いて進んでいきます。どうか、これからも応援の程宜しくお願い申し上げます」と、コメントした。

原口は昨季、規定打席不足ながら、打率3割1分5厘の成績を残した。代打では66回起用され、57打数23安打の4割4厘。08年に桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)がつくった球団記録のシーズン代打安打数に肩を並べた。

今季は正捕手の座を奪うシーズンとして期待され、矢野監督も、梅野ら他捕手と競争させる考えを明かしていたが、2月から始まる春季キャンプの1軍メンバーからは外れていた。

阪神原口ががん公表したコメント全文(ツイッターより)

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阪神原口ががん公表 昨季球団代打安打タイ記録

阪神原口(18年8月28日撮影)

阪神原口文仁捕手(26)が24日、自身のツイッターでがんであることを公表した。

昨季は主に代打で82試合に出場し、打率3割1分5厘、2本塁打、19打点をマーク。「代打の神様」として08年に桧山進次郎(日刊スポーツ評論家)がマークした球団の代打安打記録23本に並んだ。今季は梅野との正捕手争いに意欲を見せていたが、23日に発表された2月の沖縄・宜野座キャンプの1軍メンバーから外れていた。

阪神原口ががんを公表したコメント全文(ツイッターより)

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阪神原口「元気」ならチームの代打安打更新できた?

18年9月6日、代打で3点本塁打を放つ阪神原口

<ヨネちゃんのおシャレ野球学(14)>

最下位阪神の中、原口文仁捕手(26)はファンを喜ばせた1人だった。昨年、規定打席不足ながら、3割1分5厘の成績を残した。代打では66回起用され、57打数23安打の4割4厘。ヨンのヨン。代打の神様と呼ぶにはまだ若い「代打のヨン様」ぐらいか? 

代打の23安打は、歴代3位になる。チームでは08年の桧山進次郎に並ぶ球団タイ。終盤の骨折が悔やまれる。桧山にあと1本としていた9月21日、左手小指の骨折が判明し、出場選手登録を抹消された。「骨折り損だった」の表現は間違いか? 復帰した10月5日の中日戦で中前打して桧山に並んだ。故障なく「原口元気」? だったら、記録を塗り替えたかもしれない。

桧山は「代打の神様」と呼ばれていた。代打としての記録も数多い。通算起用回数757、通算安打158、通算打点111はいずれも歴代2位だ。「記録(気力?)充実」といっている。ちなみに通算代打率は2割3分9厘だった。こちらは「記録低率」?

原口に桧山の記録更新も期待されるだろうが、本人が目指すのは正捕手の座。矢野監督も、梅野ら他捕手と競争させる考えを明かしている。「UFO(有望)キャッチャー?」と評価されるか。キャンプが勝負になる。【米谷輝昭】

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阪神中谷、一流アスリート山県&福島らとUSAトレ

1月、ティー打撃をする阪神中谷

阪神中谷将大外野手(25)が26日、4年ぶりにグアム自主トレを行うことを明かした。長年、OBの桧山進次郎氏(49=日刊スポーツ評論家)のトレーナーを務めた仲田健氏(49)が主宰する合同トレーニングの門を再びたたく。陸上短距離の山県亮太(26)ら他競技のトップアスリートも参加予定。多くの刺激を受けて、再ブレークの足固めに励む。

中谷の覚悟がにじみ出た。4年ぶり2度目の海外自主トレに臨む。桧山氏の現役時代に約20年間、個人トレーナーを務めた仲田トレーナーのもとで肉体強化。甲子園で練習を終えた中谷は「ウエートトレも走り込みも、野球もしっかりやりたい。頑張ってきます」と意気込みを語った。

これ以上ない環境だ。温暖な気候はもちろんのこと、陸上競技場やトレーニングジムのほか、アップダウンの激しいロードや、野球ができるグラウンドも完備。一流トレーナーの指導のもと、目いっぱい強化に専念できる。

17年20本塁打とブレークし、主砲として期待された今年は打率2割3分、5本塁打と低迷した。雪辱を期してオフは球団施設を中心に体力強化を行ってきた。この日でいったん区切りをつけた。例年は地元福岡などに場所を移すが、今オフは一念発起して海外渡航を決めた。

仲田氏は野球選手以外にも、陸上、ゴルフなどさまざまな競技の選手を長年サポートしている。主宰のグアム自主トレには、陸上男子100メートル日本歴代2位の山県や陸上女子100メートルの日本記録保持者である福島千里、カーレーサー脇阪寿一ら、20~30人のアスリートがずらり。約2週間の滞在中に多くの接点ができる。4年前に参加した際には「違う競技の選手と一緒にやらせてもらって、いろいろと勉強になった」と振り返っている。

ドラフト1位の大阪ガス・近本光司外野手(24)の加入で、外野争いは激しくなる。「結果で見返したい」と思いを込める中谷は、グアムから再出発する。【柏原誠】

福島千里(2018年6月24日撮影)
山県亮太(2018年6月22日撮影)

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赤星は1盗塁で車椅子1台/阪神選手の社会貢献活動

09年12月9日、甲子園球場で車いすの贈呈式を行った赤星(撮影・田崎高広)

阪神北條史也内野手(24)が21日、大阪・和泉市の大阪母子医療センターを慰問し、クリスマスパーティーに参加した。入団した13年から毎年、障がい児入所施設や母子医療センターを訪問するなど社会貢献活動を継続している。

<阪神選手の主な社会貢献活動>

◆桧山進次郎 震災遺児らが生活する「あしなが育英会神戸レインボーハウス」を毎オフ慰問、寄付金や野球用具を持参した。

◆藤川球児 故郷・高知の元高校球児が骨髄移植を必要とする状況を知り、ドナー登録を呼びかけるなど支援に乗り出した。また不登校の子供たちを甲子園に招待。

◆赤星憲広 自身の1盗塁につき車椅子1台を、全国の病院や施設にサイン入りで寄付してきた。オフには甲子園で贈呈式。

◆岩田稔 自ら1型糖尿病と闘っており「糖尿病研究基金」に1勝につき10万円を寄付。病院に子どもたちを訪ねて勇気づけたり、家族へ向けた講演活動も。

◆能見篤史 14年から、1勝につき10万円を投じて慈善活動。今年は100勝達成を記念し、約100万円で兵庫県内の幼稚園など62施設に各3セットのスポーツ玩具を贈った。

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掛布氏が殿堂候補 バース氏らとエキスパート表彰

85年、本塁打を放つ掛布

野球博物館は5日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表し、指導者としての実績も加味するエキスパート表彰で、「ミスタータイガース」と称され、阪神で昨季まで2軍監督を務めた掛布雅之氏(63=阪神オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)ら3人が加わった。選手としての貢献を表彰するプレーヤー表彰では、「代打の神様」といわれた元阪神桧山進次郎氏(49)ら6人が新たに候補入り。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月15日に発表される。

ミスタータイガースといわれ、強打者だった掛布氏が、殿堂入り候補者に名を連ねた。プレーヤー表彰(94~04年)でノミネートされたことはあったが、初めてエキスパート表彰の候補者に加わった。

実働15年の掛布氏は、現役時代に本塁打王3回(79、82、84年)、打点王1回(82年)のタイトルを獲得した。勝負強いバッティングと、三塁のホットコーナーにつきながら堅い守備力を披露し、ファンを熱狂させた。

特に85年に「4番」で40本塁打を放ち、21年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献した。4月17日対巨人(甲子園)で、3番バース、4番掛布、5番岡田の「バックスクリーン3連発」は語り草。今回くしくも、その3人がエキスパート表彰でそろい踏みとなった。

現役時代の実績は申し分なく、16、17年には、古巣の阪神2軍監督として若手育成にも取り組んだ。わずか2シーズンのファームでの指導に終わったが、背番号31をつけての発信力はさすがだった。現在もアドバイザー的な立場で、若虎の成長を見守っている。【寺尾博和】

殿堂エキスパート候補

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石井一久氏、宮本慎也氏ら 野球殿堂入り候補者発表

楽天石井GM(撮影・横山健太)

野球殿堂博物館は5日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表し、選手としての貢献を表彰するプレーヤー表彰では日米通算182勝を挙げた元西武石井一久氏(45=現楽天GM)ら新たに6人の候補者が加わった。遊撃手、三塁手で計10度のゴールデングラブ賞を獲得し、通算2133安打の元ヤクルト宮本慎也氏(48=現ヤクルトヘッドコーチ)、外国人選手初の通算2000安打をマークしたアレックス・ラミレス氏(44=現DeNA監督)、中日、楽天で両リーグ本塁打王に輝いた元中日山崎武司氏(50)、通算2119安打の元広島前田智徳氏(47)、「代打の神様」と称され代打安打数(158)、打点(111)がともに歴代2位の元阪神桧山進次郎氏(49)。

昨年までの候補者12人と合わせて計18人が候補になった。

指導者の実績も加味するエキスパート表彰では前楽天監督の梨田昌孝氏(65)、昨季まで阪神2軍監督を務めた掛布雅之氏(63)、昨年まで巨人投手コーチを務めた元横浜監督の尾花高夫氏(61)の3人が新たに候補入り。昨年までの候補者12人と合わせて計15人が候補になった。

プレーヤー表彰は現役引退から5年以上経過した人が対象で、候補でいられるのは15年間。エキスパート表彰はユニホームを脱いで6カ月以上経過した監督やコーチの他、引退から21年以上経過した人が対象となる。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月15日に発表される。

候補者の昨年得票数順位は以下の通り(殿堂入りは得票率75%以上)

【プレーヤー表彰】

立浪和義 65・8%

高津臣吾 45・9%

川相昌弘 35・9%

野村謙二郎 28・5%

T・ローズ 22・8%

小久保裕紀 21・7%

桑田真澄 21・2%

石井琢朗 19・3%

城島健司 14・1%

佐々岡真司 9・5%

田口壮 7・9%

赤星憲広 5・4%

【エキスパート表彰】

権藤博 65・6%

R・バース 46・7%

田淵幸一 41・0%

柴田勲 24・6%

大沢啓二 23・8%

足立光宏 23・0%

加藤秀司 23・0%

土橋正幸 22・1%

長池徳士 19・7%

松岡弘 13・1%

岡田彰布 9・8%

中畑清 9・0%

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阪神原口3000万円、代打記録も「試合に出たい」

契約更改を終え記者の質問に答える原口文仁(撮影・上田博志)

阪神原口文仁捕手(26)が5日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、推定2000万円から1・5倍となる3000万円でサインした。

原口は今季代打の切り札として活躍し、08年に桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)が作った球団記録の代打23安打に並んだ。契約交渉を振り返り「評価してもらったと思います」と話した。

球団側からは「今年は代打として結果は出たけど、まだまだやれる気がする」と言われたという。「出場したところで今年は結果を出せたというところは、自分の中でも良かった点ですけど、やっぱりスタメンで多く出られなかった悔しさがあります」と来季は代打には甘んじない。「もっと試合に出たいという気持ちが一番です」。本職の正妻の座を狙う。(金額は推定)

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阪神原口必死のパッチは「最高の最高の最高の時に」

笑顔でチャリティーランナーを務める原口(中央)(撮影・上山淳一)

必死のパッチはとっておき! 阪神原口文仁捕手(26)が2日、兵庫・小野市で行われた「第5回小野ハーフマラソン」にチャリティーランナーとして参加。汗をぬぐうと決めぜりふについて口を開いた。今季本拠地でのお立ち台は3度。いずれも「必死のパッチで打ちました(いきました)」のフレーズを使い、ファンを沸かせた。

原口の決めぜりふとして定着しつつあるが、「矢野監督のものなのですから」と“元祖”に配慮。関西に住む友人からはイントネーションの違いを指摘されたこともあると笑う。矢野監督や関本氏らから受け継がれてきたものだけに、一時封印も検討。「最高の最高の最高のときに使います。逆転サヨナラ満塁本塁打とか」とうなずいた。

フレーズももちろんだが、何より打ってファンを喜ばせたい思いが強い。今季は代打の切り札として大活躍。08年に桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)がつくった球団記録の代打23安打に肩を並べた。打率もシーズン通算で3割1分5厘。ただ打席数は過去2年と比べても圧倒的に少なく「いい経験は出来たと思いますが、代打なので何の目安にもならない」と自己評価は厳しい。

来季は正捕手を目指し、秋季キャンプでもアピールし「やってきたことが自分のなかでいい方向に進んでいる」と好感触も得た。スタメンで出て、打って、勝って…。そのなかで生まれた劇打で「必死のパッチ」を叫ぶ。【池本泰尚】

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阪神原口、強烈アピール 正妻へゲキ熱バトル勃発

2回表紅組1死、原口は左越え本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

来季の正捕手は俺だ! 阪神原口文仁捕手(26)が11日、矢野新体制の初実戦となった秋季高知・安芸キャンプの紅白戦で、特大弾を含む2安打と奮闘。守っても快足植田の二盗を阻止し、ムードメーカーとしても猛アピールした。矢野燿大監督(49)も“打って良し、刺して良し、元気良し”の3拍子を高評価。来季の正妻争いについて「間違いなく入ってくるんじゃない」と梅野らとのゲキ熱バトルを期待した。

原口が正捕手奪取をアピールする豪快な1発を放った。5番捕手で出場し、2回1死走者なしで迎えた第1打席。カウント2-1、小野の4球目だ。真ん中高めにきた142キロの直球を完璧にとらえると、打球は左翼席奥のネット上段に突き刺さった。矢野阪神初実戦の紅白戦。いきなり光り輝いたのは背番号94だった。

「練習していることが、今日は出せたかなって感じですね。自分の中でしっかり打てたことは良かった」

矢野阪神1号に続き、6回には1死一塁から、島本の内角低めの直球をとらえて左前打。どちらの打席も一振りで仕留めた。矢野監督は「いや~、さすがやね。本当に。2つとも1発で仕留めたのかな。ファーストスイングで仕留められているというのは」と絶賛。今季は代打で23安打を放ち、桧山進次郎に並ぶ球団タイ記録をマークしたが、獲物を一撃で仕留める勝負強さは大きな武器だ。

捕手としても見せた。3回1死から青柳が植田を四球で歩かせ、続く島田の打席の2球目だった。スタートを切った植田を矢のストライク送球で刺した。それでも原口は「全然まだまだ。今年もなかなかゲームに出られなかったので。紅白戦で1試合守ったからどうとかじゃなく、来年につながるように」と向上心はとどまらない。

攻守以外でも存在感を発揮した。今キャンプは試合だけでなく、練習中も大声で場を盛り上げている。そんな姿にも指揮官は高い評価点を与えた。

「やっぱり元気がいいよね。原口はよう声が出るからさ。捕手をやっている時もそうやし、一塁に行ってもさ。チームにとって、それはすごく大きい。声を出したら自分も元気になるし、周りも元気づけられる」

今季は梅野が121試合スタメンマスクをかぶってゴールデングラブ賞も獲得したが、原口は9試合止まり。だがこの日は強肩も披露し、16年シーズンで発症した右肩の古傷も心配はなさそうだ。矢野監督は「肩も良くなっているように見える。競争には間違いなく入ってくるんじゃない」と絶賛の嵐。来季の正妻バトルが面白くなってきた。【古財稜明】

植田の二盗を刺す原口(撮影・上山淳一)

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阪神矢野新監督、原口も正妻候補 梅野と正捕手争い

捕手として梅野とポジションを争う原口

阪神矢野燿大監督(49)が27日、甲子園で行われた秋季練習を指導し、来季捕手陣の構想を明かした。今季は梅野が主戦だったが代打の切り札で活躍した原口文仁捕手(26)も含めて、正捕手争いをうながした。

「(レギュラーの)確約というものはない。『じゃあどうぞ』というところまでは来ていない。競争してもらう。原口だって捕手で使うかもしれん。相手や状況や場面によっては、そういうことも考えようかな」

現時点で横一線の競争ではない。今年は梅野が121試合で先発マスクをかぶり、頭一つ抜け出している。指揮官も「実績はもちろん考慮する。経験というのは一番大きい」と認める。だが、他の候補選手にも思いをはせ、昨秋キャンプから捕手に再転向していた原口について言及。「俺は(候補から)消していない。正捕手って言うと原口自身も頑張る。打てるのが、うちの捕手のなかで大きな武器になる。性格とか内面がすごく捕手っぽい。あとはスローイング、ワンバウンド処理や、配球も含めてになってくるけど、わざわざ消さんでいいんと違うかな」と続けた。

今季は原口の勝負強さが光った。主に代打として力量を発揮。23本の代打安打は、08年の桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)に並ぶ球団最多タイ記録だ。9月下旬に骨折した左手小指のリハビリもあり、オフは鳴尾浜で練習を続けているが、この日はフリー打撃を行うなど回復している。来季4年目の坂本も候補者だ。先発マスクを巡って火花が散る。【酒井俊作】

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阪神原口、代打安打新記録逃すも「積み重ねた結果」

中日対阪神 9回表阪神無死、代打原口は空振り三振に倒れる(撮影・宮崎幸一)

<中日2-3阪神>◇13日◇ナゴヤドーム

阪神原口が、新代打の神様としての立場を作ったシーズンを終えた。5日の中日戦で今季23本目の代打安打を放ち、桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)が08年に作った球団記録に肩を並べた。

新記録は逃したが「1年間積み重ねた結果」と23本の歩みを振り返った。球団史に名前を残したが「与えられたところで結果を出す難しさも経験しました。もっと練習して頑張ります」と次を見据えていた。

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阪神原口、好守に阻まれ記録更新ならず「打ちたい」

8回表阪神1死一塁、左飛に倒れる原口(撮影・上田博志)

<ヤクルト6-0阪神>◇7日◇神宮

阪神原口のシーズン代打安打球団記録更新はお預けとなった。

8回1死一塁で近藤から左翼線にライナー性の飛球を放つも、田代のジャンピングキャッチに阻まれた。桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)が持つ球団シーズン代打安打の最多記録(23本)に並んでおり、「大きな声援をもらっている。なんとか1本打ちたいです」と力を込めた。

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阪神原口「代打の神様」に並ぶ西岡配慮に感謝の1本

8回裏阪神無死、球団代打安打の記録に並ぶ中前打を放つ原口(撮影・前田充)

<阪神1-6中日>◇5日◇甲子園

猛虎史上、最高の神様の誕生だ! 阪神原口文仁捕手(26)が、桧山進次郎氏(49=日刊スポーツ評論家)が持つ代打の球団最多安打記録に並んだ。左手小指の骨折から再起してこの日再昇格。8回の代打復帰打席で笠原から中前に運んだ。チームはこの日も敗れて17年ぶりの最下位危機が迫る中、明るい話題を提供した。

心温まるエピソードは朝、ニュースに目を通していた時に気付いたという。球団史に名を連ねた試合の直後、原口は引き締まった表情のまま、先輩への感謝を言葉に変えた。

「ああいう、すごい方が…。ありがたいです。そうやって打席に立たせてもらっているので、1本でも多く打てれば、と思っていました」

左手小指の骨折が完治しないまま、この日出場選手登録された。1軍再昇格の裏側に、西岡の配慮があったと知った時は驚いた。1日に戦力外通告を受けていた先輩は前日4日ヤクルト戦の試合前、金本監督との話し合いの場で1軍登録抹消を願い出ていたという。「原口の記録もかかっていますし、そっちを優先してください」-。痛みの残る左手に、自然と力がみなぎるのは当然だった。

出番は6点を追う8回裏に訪れた。先頭で代打登場。割れんばかりの大歓声は「集中していたので、そこまで聞こえませんでした」。6回まで2安打無得点に抑え込まれていた左腕笠原の初球。外角高めカットボールに食らいつき、中堅大島の前に落とした。これで今季の代打成績は52打数23安打。桧山氏が持つシーズン代打安打の球団記録に並ぶと、やっと歓声が耳に飛び込んできた。

9月21日に出場選手登録を抹消された時点では、今季中の戦列復帰は絶望的とみられていた。それでも懸命にリハビリを進めた理由は、決して記録だけではない。

「残り試合も少ないんでね。最後の最後まで、勝ってファンの方に喜んでもらいたいのが一番。その戦力になれるように、しっかり頑張りたい」

虎党が記録更新を望むなら、もちろん全力で塗り替えにかかる。【佐井陽介】

▼原口が8回に代打でヒットを放ち、今季の代打での安打が23本目。2リーグ制後、代打のシーズン安打記録は07年真中(ヤクルト)の31本だが、阪神では08年桧山の23本が最多で、球団記録に並んだ。

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阪神原口が球団の代打安打記録並ぶ「集中していた」

2018年10月5日 8回裏阪神無死、原口文仁は中前安打を放ちファンの声援に応える(撮影・奥田泰也)

<阪神1-6中日>◇5日◇甲子園

阪神原口文仁捕手が球団の代打安打記録に並んだ。6点を追う8回の先頭で代打出場。

中日笠原の初球を中前に落とした。121キロの高めをコンパクトにスイング。今季代打で23安打目を記録し、桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)が持つ08年の球団記録に並んだ。大歓声で向かった打席で結果を出し「集中していたので、そこまで聞こえませんでした。しっかり自分のスイングをすることを考えていました」と振り返った。

これで今季代打で52打数23安打、打率4割4分2厘と勝負強さを見せつけている。

原口は記録にあと1本と迫っていた9月14日の打席で投球を受けて左手小指骨折を骨折。同21日に出場選手登録を抹消されていた。この日に出場選手登録され、即結果を出した。

8回裏阪神無死、原口は中前安打を放つ(撮影・奥田泰也)

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4割4分2厘!阪神原口が球団の代打安打記録に並ぶ

8回裏阪神無死、原口は中前安打を放つ(撮影・奥田泰也)

<阪神1-6中日>◇5日◇甲子園

阪神原口文仁捕手が球団の代打安打記録に並んだ。6点を追う8回の先頭で代打出場。

中日笠原の初球を中前に落とした。121キロの高めをコンパクトにスイング。今季代打で23安打目を記録し、桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)が持つ08年の球団記録に並んだ。

これで今季代打で52打数23安打、打率4割4分2厘と勝負強さを見せつけている。

原口は記録にあと1本と迫るなか、9月14日に死球を受けて左手小指骨折を骨折。同21日に出場選手登録を抹消されていた。この日に出場選手登録され、即結果を出した。

8回裏阪神1死満塁、大山の遊ゴロ内野安打で原口が生還、ナインとタッチを交わす(撮影・奥田泰也)

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阪神原口今日にも1軍復帰 球団代打安打記録にM1

鳴尾浜でトレーナーとダッシュする原口(撮影・宮崎幸一)

左手小指骨折のため離脱している阪神原口が、今日4日にも1軍復帰する可能性が浮上した。

3日鳴尾浜で屋外でのフリー打撃を再開。左手をテーピングで固定しながらも、約10分間打ち込んだ。状態について矢野2軍監督は「もう問題ないんちゃう。記録もあるしさ。上と相談して、こっちの実戦なしでも上がっていいやろうし」と説明。まだ完治はしていないものの、様子を見ながらの判断となりそうだ。

矢野2軍監督が話す通り、記録達成もかかっている。今季代打で51打数22安打と抜群の勝負強さを発揮。チームの勝利に貢献してきた。桧山進次郎氏が持つシーズン代打安打の球団記録(23本)に、あと1本と迫っていた中、9月14日ヤクルト戦で負傷。同21日に出場登録を抹消された。今季絶望とみられていたが、1軍復帰、記録達成に光が見えてきた。

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桧山氏まであと1も…阪神原口が左手小指骨折で抹消

阪神原口(2018年5月17日撮影)

阪神原口文仁捕手が左手小指の骨折「第5中手骨の骨折」で、出場選手登録を抹消された。

14日ヤクルト戦(甲子園)の8回の打席で、原の投球を受けた際に負傷(記録はファウル)した。球団は「我慢してプレーしてきたが、この日抹消になりました」と説明した。

今季はここまで75試合に出場し、打率3割2分4厘、2本塁打、19打点。代打で勝負強さを発揮し、桧山進次郎氏が持つシーズン代打安打の球団記録の23本に、あと1本と迫っていた。代わって西岡剛内野手が約4カ月ぶりに1軍昇格した。

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阪神原口、代打で22安打目、球団2位永尾に並んだ

8回表阪神1死一、二塁、代打原口は左中間に3点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<広島3-13阪神>◇6日◇マツダスタジアム

阪神原口は今季2号を放ち代打安打の球団記録到達に王手だ。8回1死一、二塁で登場し3ラン。「本当にいいスイングが自分の中でできた。いいポイントでバットの芯で捉えられた」。

これで今季代打で44打数22安打となり、球団2位の86年永尾泰憲に並んだ。08年桧山進次郎が持つ球団記録まであと1としたが「全然、意識はないです。出た場面でしっかり結果を出せるように、しっかり準備してやっていきたい」と冷静だった。

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桧山記録あと1!阪神原口が代打安打の球団記録王手

広島対阪神 8回表阪神1死一、二塁、代打原口は左中間に3点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<広島3-13阪神>◇6日◇マツダスタジアム

阪神原口文仁捕手は今季2号を放ち、代打安打の球団記録到達に王手をかけた。

8回1死一、二塁で代打登場し、左中間に3ラン。今季代打で44打数22安打となり、球団2位の86年永尾泰憲に並んだ。08年桧山進次郎が持つ球団記録まであと1本となったが、「全然、意識はないです。出た場面でしっかり結果を出せるように、しっかり準備してやっていきたい」と地に足がついている。

広島対阪神 8回表阪神1死一、二塁、代打原口は左翼越え3点本塁打を放ちベンチ前でナインとタッチする(撮影・加藤哉)

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みんな大好き新井さん 虎戦士、恩師らがお疲れさま

12年、本塁打を放つ阪神新井

広島新井貴浩内野手(41)が5日、マツダスタジアムで会見し、今季限りでの現役引退を発表した。16年にはリーグMVPを獲得した球界を代表するスラッガー。誰からも愛された男が、プロ20年目の区切りを迎え、惜しまれながらバットを置くことを決断した。

   ◇   ◇

阪神福留 1つ上の先輩ですけど、同じ年代で、年も近い。新井さんの一生懸命やる姿を見て来たので寂しい。あれだけの選手なので、下の者として、負けたくないと思ってやってきました。どんなときも、常に前を向いてやっている姿というのは、勉強になるし、やらないといけないことだと思います。カープの若い選手だけじゃなくてね、うちの若い選手のなかにも、一緒にプレーさせてもらった選手もいる。感じてほしいというのはある。

阪神鳥谷 一緒にやっていた方が辞めるのは寂しいですね。優しい人ですし、残念としか言いようがないです。

阪神藤川 新井さんが決めたことですし、ある程度のキャリア、年齢になったらいつでも隣り合わせでやっていると思うので。十分カープは強いし、新井さんのDNAは次の選手たちにつながっていると思う。

阪神江越(駒大野球部の後輩で背番号25を引き継ぐ)勝負強い打撃で、外野を守るのが嫌でした。少しでも近づけるように頑張ります。

元阪神監督・真弓明信氏(日刊スポーツ評論家)私が阪神監督のときは、最初から新井を4番で使いたいと考えていた。プレッシャーもかけただろうし、少し申し訳なかったという思いもあるよ。とにかく体が強い選手だし、長く現役をやれるとは思っていたけど、広島に戻ってからの活躍はうれしかった。残り試合も頑張ってほしい。しかし、柄にもなくカッコよく辞めるなあ(笑い)。

元阪神監督・岡田彰布氏 移籍1年目の08年は、3番として4番の金本につなぐ打撃を期待した。しっかり貢献してくれた。ただ、北京五輪での無理がたたって腰を骨折してしまって…。それがなかったら、阪神も優勝していたと思う。とにかく、お疲れさまと声を掛けたい。

桧山進次郎氏(阪神時代のチームメート、日刊スポーツ評論家)タイガース時代で思い出すのは、4番で苦しんでいたことですね。併殺打ったときとかのファンの叱咤(しった)激励のヤジに「桧山さんの4番のときはどうでしたか?」と聞かれたことがありました。「暗黒時代はもっと厳しかったで」と言いましたね(笑い)。タイガースではあまりいい思いはできなかったと思うけど、広島に戻ってからもこれだけ長くやれたのは、人一倍の努力と、タイガースでの苦労があったからじゃないですかね。

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阪神原口代打20安打は球団3位、最多桧山にあと3

阪神対ヤクルト 9回裏阪神1死一塁、原口は中前打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神2-4ヤクルト>◇29日◇甲子園

神様の一撃で、甲子園が夢を見た。2点を追う9回1死一塁、阪神原口が代打コールされるとスタンドが沸き返った。その期待通り、連夜の対戦となった石山から中前打を放ち、一打同点、サヨナラへの好機を拡大した。「しっかり打てました。もちろん、なんとかしたい場面だったので」。

後続が凡打して笑顔はなかったが、完全に神様の領域だ。今季の代打成績は41打数20安打の打率4割8分8厘。与えられたチャンスで、極限まで集中力を高めて打席に向かう。この日は「タイミングが合わなかったので…」と打席を外す形で初球を見逃し。そこから全神経を研ぎ澄まし、一球入魂で快打につなげた。

球団記録も手の届くところにある。代打でのシーズン20安打は猛虎歴代3位で、2位の86年永尾泰憲まであと2本。そして08年に桧山進次郎が放った最多の23本にもあと3本だ。記録更新もモチベーションになりつつある。「また頑張ります」。敗戦の中、希望の星がきらめいた。【真柴健】

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阪神原口、球団記録見えた 桧山氏の代打安打まで4

阪神対ヤクルト 9回裏1死二塁、代打原口は左前打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神0-1ヤクルト>◇28日◇甲子園

神様が執念の一打で沸かせた。1点を追う9回1死二塁で代打コールされた阪神原口が左安打。一打同点、長打が出ればサヨナラのチャンスをつくった。「追い込まれていたのでしっかりつなげてよかったです」。カウント1-2からの5球目。内角高めにきた石山の130キロスライダーを、とらえ三遊間を割った。大山と俊介が凡退して勝利は呼び込めなかったが、あらためて勝負強さを見せつけた。

これで今季代打成績は40打数19安打で打率4割7分5厘。代打での得点圏打率は17打数12安打の打率7割6厘と驚異の数字だ。

球団記録も見えてきた。OBの桧山進次郎氏が08年に記録したシーズン代打安打の「23」にまで残り4本となった。

「(試合に)出たところで結果を出すことで(チームの)プラスになると思うので、頑張ります」。一振りにかける男の戦いは続く。【真柴健】

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横浜vs金足農のドクターK/17日甲子園見どころ

金足農の吉田輝星

<全国高校野球選手権>◇17日◇3回戦4試合

 第100回全国高校野球選手権記念大会は、第13日の3回戦4試合が行われる予定で、横浜(南神奈川)や金足農(秋田)が登場する。

 元球児による「レジェンド始球式」は報徳学園OBの金村義明氏が務める。81年夏に早実・荒木大輔や名古屋電気(現愛工大名電)工藤公康との投げ合いを制し優勝。81年、近鉄にドラフト1位で入団し、99年の引退まで1262試合、打率2割5分8厘、127本塁打、487打点。

<見どころ>

【第1試合(8:00) 近江(滋賀)-常葉大菊川(静岡)】

 近江は底力ある打線で準Vした2001年大会以来、17年ぶり8強進出を狙う。初戦は今春センバツ準優勝の智弁和歌山(和歌山)を4番北村の2本塁打など3発で撃破。2回戦(対前橋育英)はサヨナラ勝ちした。

 初戦2発の北村が打率4割4分4厘、5打点で打線をけん引。1番木村は前橋育英戦で3安打。打率6割超え、切り込み隊長として期待される。

 常葉大菊川はエース漢人は2試合で15イニング投げ7失点(自責)、防御率4・11も2回戦(対日南学園)では完封し状態は上向き。榛村は2回3分の2を無得点に抑えており好調だ。

 5番伊藤と3盗塁の9番神谷はいずれも打率5割をマーク。勝てば08年以来10年ぶり3度目の8強。“ノーサイン”野球で突破口を開く。

◆近江のおもなOB 阪神植田海、DeNA京山将弥

◆常葉大菊川のおもなOB DeNA田中健二朗、広島桑原樹

【第2試合(10:30) 金足農(秋田)-横浜(南神奈川)】

 金足農は、勝てば1995年以来23年ぶり3度目の8強入り。阪神藤川球児ばり「火の玉ストレート」を誇るエース吉田は2試合連続完投、防御率2・00と安定している。2戦計27奪三振は全体のトップだ。「秋田のドクターK」は、04年涌井(現ロッテ)06年田中将大(現ヤンキース)らが夏の甲子園で成し遂げた3試合連続2桁奪三振に肩を並べるか。

 1回戦(対鹿児島実)では157球(14K)、中5日空いた2回戦(対大垣日大)では154球(13K)と力投。3回戦は中2日登板となるが計311球の疲労はどこまで回復しているか。最速150キロの吉田だが、2回戦で149キロをマーク。大阪桐蔭・柿木が出した今大会最速151キロを上回るか。

 吉田を援護したい打線は2試合で打率3割5分。1番打者の菅原天空(たく)の「天空」は宮崎駿アニメ「天空の城ラピュタ」に由来し飛躍を期待され命名。甲子園では飛躍を遂げ、打率4割4分4厘と好調。横浜戦でも及川、板川ら好投手相手にリードオフマンの役割を果たせるか。菅原以外では6番高橋が5割、8番菊地亮太が6割6分7厘、7番菊地彪吾が3割7分5厘と高打率。「打倒横浜」へ、吉田、打川、大友のクリーンアップに当たりがほしい。

 横浜は、勝てば筒香、倉本(現DeNA)を擁した2008年以来、10年ぶり8度目の8強入り。投手陣はエース板川が2試合で9イニングを投げ被安打6、無失点と安定感抜群。及川も計7回3分の1を投げ被安打8、4失点とまずまず。先発はローテ通りなら1回戦に先発したサウスポーの板川が予想されるが、金足農打線は左打者が2人、右7人。右腕黒須にも先発の可能性はあるかも知れない。

 打線は2試合連続2桁安打で打率3割2分4厘、計15得点を奪っている。特に板川が6割6分7厘と“二刀流”ぶりを発揮。2番河原木、5番内海がいずれも4割4分4厘と好調だが、プロ注目の4番万波が9打数無安打。高校通算40本塁打を誇る「ハマの大砲」がそろそろ眠りから目を覚ますか。

 秋田勢対神奈川勢の対戦成績は春夏合わせて1勝1敗。(夏は神奈川勢の1勝0敗)。

◆金足農のおもなOB ヤクルト石山泰稚、元中日小野和幸

◆横浜のおもなOB 中日松坂大輔、DeNA筒香嘉智

【第3試合(13:00) 下関国際(山口)-木更津総合(東千葉)】

 下関国際のエースで4番を務める鶴田は2試合253球を1人で投げ抜いている。2回戦の創志学園は今大会好投手の西に投げ勝った。防御率は2・37で16奪三振と気迫の投球を見せる。打っては7打席無安打と調子が今ひとつだが、6、7、8番が当たっているだけに、鶴田のバットが復調すれば打線のつながりも出てくる。

 2回戦は「待球作戦」で創志学園・西に5回まで110球を投げさせた。5回まで初球に手を出さず、バントの構えや待てなど細かいサインプレーを駆使。チーム打率2割4分2厘ながらも9回に逆転した。戦略的な野球で2戦1失点の木更津総合にどこまで食い下がれるか。勝てば初の8強進出、山口勢では2005年宇部商以来17度目になる。

 木更津総合は4番でエースの野尻が投打で活躍する。根本と継投で2試合でわずか1失点。要所を締め、打線にリズムをもたらした。打っても打率3割3分3厘をマークし勝利に貢献。1年夏からメンバー入りし、チームの精神的な柱を担う。

 8番大曽根の打率6割6分7厘を筆頭に、5番太田は5割、1番東と3番山中が4割と抜け目がない打線だ。8強進出なれば、2年ぶり2度目。今回は千葉から2校出場だが、中央学院(西千葉)は初戦敗退。千葉勢の意地を見せる。

◆下関国際のおもなOB ロッテ宮崎敦次、東農大北海道・市丸貴大

◆木更津総合のおもなOB 楽天与田剛コーチ、DeNA井納翔一

【第4試合(15:30) 日大三(西東京)-龍谷大平安(京都)】

 日大三は勝てば優勝した2011年以来、7年ぶり8度目の8強入りとなる。強力打線は今夏も健在で、2試合連続2桁安打で計24得点。チーム打率3割9分7厘と高数字を誇る。4番大塚、5番中村が打率4割超えと好調。注目の右のスラッガー3番日置は1割2分5厘だが、2回戦(対奈良大付)ではライナー性の打球が野手の正面を突く不運も。状態は上向いている。

 投手はエース中村、2試合連続救援の河村、2回戦(対奈良大付)で150キロをマークしたU18日本代表候補の井上が好調。龍谷大平安は左打者が少なく、右のエース中村の先発が予想されるが、前回先発した井上を先発、救援のどこで起用するかも注目。

 龍谷大平安は、勝てば2008年に校名変更して以来初の8強。平安時代を含めると2001年夏以来、17年ぶり18度目のベスト8となる。1回戦では春夏通じてチーム100勝、2回戦では京都勢夏120勝、3回戦に勝てば、京都勢春夏合わせて200勝と今回も“プレミアつき”。

 打線は2試合で打率3割4分3厘。1回戦(対鳥取城北)でサヨナラ打の2番安井が打率6割6分7厘、4打点。5番馬場と8番小寺も打率5割と好調。1回戦4打数無安打だった4番松田も2回戦で4打数3安打と状態は上向き。

 投手陣はエース小寺が2試合に先発し、計16回3分の1を投げ被安打12、3失点(自責3)、防御率1・63と抜群の安定感。強力打線をいかに封じるか。

 両校は過去に2度対戦し、1962年のセンバツ1回戦は7-1で日大三が勝利、2003年夏の1回戦は8-1で平安が勝利している。

 東京勢対京都勢は過去15勝10敗で東京勢がリード。(夏は京都勢の6勝5敗)。

◆日大三のおもなOB ヤクルト近藤一樹、阪神高山俊

◆龍谷大平安のおもなOB 元広島衣笠祥雄、元阪神桧山進次郎

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過去の対戦成績は1勝1敗/第4試合見どころ

2回戦で3回無安打と好投した日大三・井上

<全国高校野球選手権>◇17日◇3回戦

 【第4試合(15:30) 日大三(西東京)-龍谷大平安(京都)】

 日大三は勝てば優勝した2011年以来、7年ぶり8度目の8強入りとなる。強力打線は今夏も健在で、2試合連続2桁安打で計24得点。チーム打率3割9分7厘と高数字を誇る。4番大塚、5番中村が打率4割超えと好調。注目の右のスラッガー3番日置は1割2分5厘だが、2回戦(対奈良大付)ではライナー性の打球が野手の正面を突く不運も。状態は上向いている。

 投手はエース中村、2試合連続救援の河村、2回戦(対奈良大付)で150キロをマークしたU18日本代表候補の井上が好調。龍谷大平安は左打者が少なく、右のエース中村の先発が予想されるが、前回先発した井上を先発、救援のどこで起用するかも注目。

 龍谷大平安は、勝てば2008年に校名変更して以来初の8強。平安時代を含めると2001年夏以来、17年ぶり18度目のベスト8となる。1回戦では春夏通じてチーム100勝、2回戦では京都勢夏120勝、3回戦に勝てば、京都勢春夏合わせて200勝と今回も“プレミアつき”。

 打線は2試合で打率3割4分3厘。1回戦(対鳥取城北)でサヨナラ打の2番安井が打率6割6分7厘、4打点。5番馬場と8番小寺も打率5割と好調。1回戦4打数無安打だった4番松田も2回戦で4打数3安打と状態は上向き。

 投手陣はエース小寺が2試合に先発し、計16回1/3を投げ被安打12、3失点(自責3)、防御率1・63と抜群の安定感。強力打線をいかに封じるか。

 両校は過去に2度対戦し、1962年のセンバツ1回戦は7-1で日大三が勝利、2003年夏の1回戦は8-1で平安が勝利している。

 東京勢対京都勢は過去15勝10敗で東京勢がリード。(夏は京都勢の6勝5敗)。

◆日大三のおもなOB ヤクルト近藤一樹、阪神高山俊

◆龍谷大平安のおもなOB 元広島衣笠祥雄、元阪神桧山進次郎

龍谷大平安のエース小寺

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日大三、東京春夏300勝へ/15日甲子園見どころ

創志学園・西

<全国高校野球選手権>◇15日◇2回戦4試合

 第100回全国高校野球選手権記念大会は、第11日の2回戦4試合が行われる。オリックス西の親戚で、大会屈指の2年生右腕・西を擁する創志学園(岡山)や日大三(西東京)、龍谷大平安(京都)など強豪校が登場。この日でベスト16が全て出そろう。

 元球児による「レジェンド始球式」では沖縄(現沖縄尚学)OBの安仁屋宗八氏が務める。3年夏の62年にエースとして南九州大会を勝ち抜き甲子園出場。第40回記念大会に出場した58年夏の首里をのぞき、沖縄勢として初めて実力で夏の甲子園出場を果たした。卒業後は社会人野球を経て、64年に初の沖縄出身プロ野球選手として広島に入団。阪神に移籍した75年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど通算119勝を挙げた。

<見どころ>

【第1試合(8:00) 下関国際(山口)-創志学園(岡山)】

 下関国際は山口県勢春夏通算110勝目を目指す。今大会1回戦・花巻東戦は全て単打で13安打を浴びせ延長10回を制した。打線のカギを握るのは花巻東戦で無安打に終わった4番鶴田。県大会で打率5割2分4厘、11安打中9本の長打を放った打撃が「コツコツ打線」に加われば、勝利への道が開ける。

 創志学園は大会屈指の2年生右腕・西の投球に注目だ。創成館との1回戦では毎回の16奪三振、4安打無四球で完封。最速149キロを記録した力強い直球と大きく縦に曲がるスライダーを武器に、帽子を飛ばし、派手なガッツポーズで雄たけびを上げる感情むき出しのスタイルで躍動した。再び快投が見られるか。

 春夏通じて初となる山口県勢と岡山県勢の対決。ともに初のベスト16入りをかける。

◆下関国際のおもなOB ロッテ宮崎敦次、東農大北海道・市丸貴大

◆創志学園のおもなOB 巨人高田萌生、日本ハム難波侑平

【第2試合(10:30) 興南(沖縄)-木更津総合(東千葉)】

 興南は勝てば15年以来3年ぶりベスト16入り。土浦日大との1回戦は打線が15安打を放ち6得点。投げては先発藤木が7回まで1失点。その藤木が2点リードの8回に無死満塁のピンチを招くと、2番手の2年生宮城が無失点で切り抜ける好投を見せ継投がはまった。沖縄勢は千葉勢と夏に過去4度対戦し全勝。1回戦に続く関東勢撃破で九州勢最後の砦を守れるか。

 木更津総合は勝てば16年以来2年ぶりベスト16。敦賀気比との1回戦を12安打10得点で大勝した。こちらも先発野尻が8回途中まで1失点。2番手根本が得点を許さなかった。県大会で背番号1をつけた白井、同じく県大会で5試合に登板した篠木も控える投手力には自信を持つ。

 ともに打線好調。互いに継投で勝ち上がり、投手交代のタイミングもポイントとなりそうだ。

◆興南のおもなOB ソフトバンク島袋洋奨、ボクシング元世界王者具志堅用高

◆木更津総合のおもなOB 楽天与田剛コーチ、DeNA井納翔一

【第3試合(13:00) 日大三(西東京)-奈良大付(奈良)】

 日大三は、勝てば2度目の全国制覇となった11年以来7年ぶりのベスト16。東京勢春夏通算300勝目も懸かる。1回戦(対折尾愛真)は強力打線が爆発し先発全員15安打の16得点で圧勝した。打線には自信を持つ奈良大付との打撃戦も予想される。投手陣はエース中村が4回1失点、多彩な変化球を操る河村が5回2失点と上々のスタート切った。140キロ台後半の速球を誇る大型右腕広沢も腕ぶす。予選は故障で登板なしに終わったが、最速147キロのU18日本代表候補・井上の状態はどうかが気になる。

 奈良大付は勝てば初のベスト16入り。1回戦(対羽黒)はエース木村が9回8安打1失点で完投勝利。145キロ前後のストレートと120~125キロ台の縦のスライダーを武器に強打の日大三相手をどこまで封じられるか。田中一訓監督は大体大時代に巨人上原浩治投手とバッテリーを組んだ。終戦記念日が偶然45回目の誕生日となる田中監督が上原ばりの「雑草魂」で勝利に導けるか。

 東京勢と奈良勢は春夏通じて過去18度対戦し、9勝9敗の五分。

◆日大三のおもなOB ヤクルト近藤一樹、阪神高山俊

◆奈良大付のおもなOB 元横浜(現DeNA)八馬幹典、元オリックス歌藤達夫

【第4試合(15:30) 龍谷大平安(京都)-八戸学院光星(青森)】

 1回戦の勝利で春夏100勝に到達した龍谷大平安は、勝てば03年以来15年ぶりベスト16入り。チーム100勝の次は京都勢夏120勝目が懸かる。1回戦(対鳥取城北)は2番安井のサヨナラ打で接戦を制した。打線は7安打3得点と苦戦したが、京都大会ではチーム打率4割5分7厘。4番松田主将が4打数無安打と本来の実力を発揮できなかったが、初戦の力みも抜け強力打線に火が付くか。投手陣はエース小寺が8回途中2失点、北村智は好救援で無失点と状態も良い。

 八戸学院光星は勝てば14年以来4年ぶりベスト16入り。青森県勢春夏通じて60勝も懸かる。1回戦(対明石商)は12安打9得点の打撃戦で延長戦を制した。1番近藤は5打数4安打1打点、2本塁打を放った4番東は5打数3安打4打点と好調でキーマンとなる。投手陣はエース福山は5回5失点も味方の失策もあり自責1。初戦は最大6点リードを追いつかれたが、青森大会で失策1の強固な守りでバックも盛り立てたい。強力打線の平安相手にブルペンも総動員が予想される。

 センバツでは14年と16年に両校がいずれも2回戦で直接対決し平安の2勝0敗。八戸学院光星が“攻勢”をかけられるか。

 京都勢と青森勢では夏に過去3度対戦し京都勢の2勝1敗。直近では69年太田幸司投手を擁した三沢が平安に2ー1で勝利。

◆龍谷大平安のおもなOB 元広島衣笠祥雄、元阪神桧山進次郎

◆八戸学院光星のおもなOB 巨人坂本勇人、ロッテ田村龍弘

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