au版ニッカンプロ野球

記事検索

早大がランニング講習会 元五輪代表土江氏から伝授

走る際は尻から上のあたりの筋肉を使うよう指導する土江氏(撮影・古川真弥)

東京6大学リーグの早大が“ランニング改革”に乗り出した。アトランタオリンピック(五輪)、アテネ五輪で400メートルリレー代表などを務め、現在は東洋大陸上競技部コーチや五輪強化コーチで、100メートル日本記録保持者の桐生祥秀を指導する土江寛裕氏(44)を招き、選手に「ランニング講習会」を開いてもらった。早大大学院時代に小宮山悟監督(53)が同じ研究室だった縁で実現。室内で約1時間半、「どうすれば速く走れるか」のコツを伝授した。

(1)膝、足首はロック 土江氏は「地面からの力を、どうもらうか。それしかありません。そのための姿勢作りが大事」と切り出した。速く走るためには、膝と足首はがっちり固める方がいいという。「“天然のバネ”を意識して。筋肉を使って走ろうとすると疲れます。それよりも、筋肉の弾力や腱(けん)を使って。膝と足首をロックして、バネを使うんです」。バネを意識させるため、その場でぴょんぴょん跳びはねさせた。

(2)お尻で走る 「走る時、どこを使いますか?」と問いかけた。正解は、お尻の上あたりから腰にかけての部分だ。「足首や膝で地面を押すのではなく、お尻の高い位置で押すんです」。野球にたとえた。「ホームランを打とうとして、手だけで振っても飛ばないでしょう? 野球が体の中心が大事なのと同じです」。バネである足を生かすのも、しっかりした幹があってこそだ。

(3)入足を速く 当然だが、走ることも、歩くことも両足を交互に動かすことで成り立つ。土江氏は、まず歩くことから始めた。「前の足のかかとが地面についたら、すぐに後ろの足、“入足”が前に追い付くようにしてください」。パ、パ、パと交互にくり返すことで、速く歩けるようになる。そこからスピードを上げ、走りだす。「靴の裏を後ろの人に見えないように」「後ろ足は進行方向に動かして」等々、アドバイスを加えた。

(4)インパクトで力を 再び野球にたとえた。「バッティングは、どこで力を入れますか?」。選手の答えは「インパクトの瞬間」。土江氏は、うなずいて続けた。「走るのも同じです。地面に足が当たる瞬間に、パンと力を入れる」。力んだスイングでは打球は飛ばない。走るのも、力の入れどころが大事だ。さらに、片方の足が地面を蹴った瞬間、逆の足は既に蹴った足よりも前に出しておく。そうすることで、地面を力強く蹴れる。

(5)前傾 「棒、ありますか?」。そうリクエストして、50センチほどの棒きれを持ってきてもらった。手のひらに垂直に立て、棒が倒れないよう、バランスを取りながら歩いた。スピードを上げても、棒は倒れない。なぜか? 棒の先端を進行方向に傾けたからだ。走る時の前傾姿勢になぞらえた。「前傾は加速とちょうどいい角度に」と伝えた。

講習を終えると「日々の練習で思い出して下さい。必ず足は速くなります。野球にプラスにして欲しい」と呼び掛けた。この日の内容は「いまだに桐生も意識しているポイント」で、「速く走る」ための基本的なポイントだった。

もちろん、野球と陸上競技の違いは理解している。「今日のトレーニングが、そのまま野球に使えるかというと、野球の走塁は曲がったり、止まったりがある。陸上には、ありません。ただ、速く走ることができた上で曲がる、止まるができれば。まずは速く走るための正しいパフォーマンスが大事ではないでしょうか」と訴えた。

小宮山監督の狙いもそこにある。「陸上と野球は全然違う。だが、まず基本の部分で、より速くなれば。そこからの応用です。『走る』ということが、どういうことか、それぞれが考えてくれれば」と話した。盗塁数を増やしたい、という安直な狙いではなかった。成果を確認するため、4月にも再び土江氏を招くつもりだ。

講習会を終えた加藤主将は「目からうろこでした。意識していたことが全然、違いました。足首と膝を固定する。足の裏を見せない。逆に考えてました」。現在、50メートルは6秒3。「6秒1、6秒0ぐらいになればいいですね」と、自らに期待していた。【古川真弥】

選手の走りをチェックする土江氏(撮影・古川真弥)

関連するニュースを読む

阪神ドラ2小幡、30メートル走驚異の足で周り驚く

体力測定を前にウオーミングアップする小幡(撮影・加藤哉)

阪神ドラフト2位の延岡学園・小幡竜平内野手(18)が2日、驚異の足で、周囲を驚かせた。新入団選手の体力測定で、30メートル走3秒98という好タイムを記録。これまで3秒台を出した阪神の主な選手は上本、植田、島田ら。この日唯一となる3秒台で、俊足の先輩たちに早くも並んだ。

目を丸くしたのは、そばで見ていた伊藤トレーニングコーチだった。「小幡君は素晴らしかった。スピード感はないんだけどバランスが良くて、タイムを計ると『おっ』となった」とべた褒め。一方の小幡は「足が速いと思ったことはないんですけど、盗塁を決められるような選手になりたいです」と控えめだったが、垂直跳びでもドラフト4位の斎藤に次ぐ71センチを記録し、高い身体能力を見せた。

この日は甲子園歴史館も見学。企画展では歴代ショート特集が行われており、阪神鳥谷の展示もあった。「3拍子そろっているし、目標としている選手です」とあらためて自身の目標と確認。快足を武器に一流のショートを目指す。【磯綾乃】

◆昨年の新人体力測定での島田 17年12月3日に行われた新入団選手の体力測定30メートル走で、ドラフト4位の島田海吏外野手(上武大)が3秒99の好タイムをたたき出した。島田は中学時代、野球部に所属しながら陸上部の大会に出場。後に100メートル9秒98の日本記録を樹立した桐生祥秀を、全国大会で破ったという逸話を持つ。また、昨春キャンプでは、荒木が3秒66、江越が3秒97、横田が3秒99を記録している。

体力測定で垂直跳びを行う小幡(撮影・加藤哉)

関連するニュースを読む

阪神1位近本に五輪銀・朝原氏太鼓判「まるで山県」

8日、日本選手権大会のホンダ鈴鹿戦で盗塁を決める大阪ガス・近本

陸上男子100メートルの元日本記録保持者の大阪ガス・朝原宣治氏(46)が26日、阪神からドラフト1位指名された同社の後輩、近本光司外野手(24)の走りに太鼓判を押した。スタートの切り方が、100メートルで日本歴代2位の10秒00を誇る山県亮太(26=セイコー)にそっくりな理想型で「足でゲームを支配できる」と絶賛。矢野監督が2番構想も抱く俊足巧打の韋駄天(いだてん)に、走りのプロから頼もしいお墨付きだ。

大阪市の大阪ガス本社。報道陣が見せた近本の二盗場面の動画を、朝原氏は食い入るように見つめた。「これ、スローで見られますか?」。停止と再生のボタンを細かく押してチェック。後輩社員の近本が二塁を陥れる姿に、驚きを隠さなかった。「楽勝でセーフじゃないですか」。応援にも駆けつけた今秋の社会人日本選手権(京セラドーム大阪)での二盗場面をこの日、動画で再確認。陸上男子100メートルの元日本記録保持者がその快足にうなった。

朝原氏が注目したのは、大きくリードを取って走りだす1歩目だった。「山県に似てますね、そっくり。彼はスタートブロックを蹴らない。地面を蹴らないんですよ、意識的に。地面を強く蹴って進むのではなく、上体を倒して走っていける。だから膝が伸び切らずスピードに乗れる」。100メートルで桐生祥秀(22=日本生命)に次ぐ日本歴代2位の10秒00を誇り、ロケットスタートを武器にする山県亮太にそっくりというのだ。

近本も前のめりに「倒れる」ようにスタートを切る。「結構『足で走ろう』って選手が多いんですけど、(近本は)腰とかお尻とか、体の中心部分から力が発揮されているので体重移動がスムーズ。『走ろう』とすると(1歩目の)左足が戻ってくるまでに時間がかかる。だけど(近本は)無駄がない。全身がうまく連動していて、こういう距離(塁間)を走るにはすごくいい走り方」。盗塁量産にも太鼓判だ。

矢野監督は「2番近本」プランも描いているが、朝原氏は「内野安打も盗塁も狙えて、相手は嫌。見ている方もスピード感があって楽しいのではないか」と分析。「足でゲームを支配できる。ピッチが速くて馬力もある。野球選手でここまで足の回転が速い人はいない」。球界でも過去に例を見ない最高の足の持ち主と評し、矢野阪神の強力兵器になるとのお墨付きだ。

08年北京オリンピック(五輪)の男子4×100メートルリレーで銀メダルを獲得した朝原氏は、大舞台で結果を残す秘訣(ひけつ)も伝授した。「バロメーターを自分なりに作っておくこと。この状態なら『大丈夫だ』というのを知っておくべき。僕の場合、寝起きの状態で好不調がわかった」。走りのプロから授かった金言を胸に、激しい外野競争を勝ち抜きにいく。【真柴健】

関連するニュースを読む

ラミレス監督ドラ1上茶谷に具体的過ぎる目標11勝

東洋大・上茶谷はラミレス監督直筆メッセージが書かれた交渉権獲得のカードを見る(撮影・浅見桂子)

ジェット気流に乗って新人王まで駆け上がる。DeNAからドラフト1位で指名された東洋大・上茶谷大河投手(22)が26日、埼玉・川越市の同大キャンパスで、指名あいさつを受けた。

一夜明けてラミレス監督から「来年、11勝取れるように頑張って」と英語メッセージ付きの交渉権カードを渡され「ここからがスタート。いい意味で驚いてもらえるようにしたい」と高ぶらせた。

直近3年間、1位の新人投手が29勝挙げている。今季11勝の東と同等の活躍を期待されると同時に、同監督が「11勝挙げれば4年間で通算40勝。そうなればすごいこと」と、高い目標を設定されたのは期待の裏返し。昨年6月に横浜で観戦して以来、相思相愛だったDeNA。「先輩たちがルーキーから活躍している。自分もそれ以上の活躍で新人王をとりたい」と期待に応えるつもりだ。

大学4年間では、陸上界のスターとの縁もあった。1学年先輩には陸上100メートル走で日本人初の9秒台を出した桐生祥秀がいた。同じ京都出身とあって「実は1年生のときに、コンビニで偶然会ったので、話しかけたんです。怖いもの知らずだったので」。気さくに会話をしてくれた桐生。ただ「京都学園出身って言ったら、高校をご存じなかったみたいで…会話が止まってしまいました」と苦笑い。プロで活躍すれば「上茶谷」の名前を覚えてもらえる。

まずは番長に弟子入り。「コントロールを究極的に磨き上げたい。そこを三浦さんから学びたい」。即戦力右腕は、早くもスタートダッシュをイメージしている。【栗田成芳】

DeNAラミレス監督(2018年10月3日撮影)

関連するニュースを読む

桐生に勝った阪神島田が侍練習試合で猛打アピール 

東京ガスとの試合後、仁志コーチの話を聞く島田(前列左から3人目)ら代表メンバー

阪神島田海吏外野手(22)が合流初日に猛アピールした。19日開幕のU23(23歳以下)ワールドカップ(W杯、コロンビア)に出場する日本代表は14日、都内で社会人の東京ガスと練習試合を行った。楽天の内田、堀内とともに合流した島田は「2番中堅」で先発。5回に先制の右前適時打、7回に中前に2点適時打を放つなど3打数3安打3打点と全得点をたたきだし、3-0の勝利に貢献した。

今季は開幕カード巨人戦の1試合に代走で出ただけで2軍へ。9月23日に再昇格し、11試合で7安打を放った。前日13日の中日戦(ナゴヤドーム)後に都内へ移動。睡眠は4時間の強行軍だったが、「僕は成績を残して選ばれたわけじゃない。だからW杯は格好のアピールの場。無駄な1球がないように取り組んでいきたい」と元気に動いた。

俊足が売り。中学3年時には陸上の桐生祥秀にジュニア五輪100メートルで先着し、阪神、代表ともに背番号は赤星憲広氏と同じ53番。この日は一塁で2度けん制死したが「走塁を生かしたい。ミスもありましたけど、消極的にならないようにやっていかないといけない」と力を込めた。【千葉修宏】

関連するニュースを読む

阪神島田、故郷の先輩・荒木の金言に恩返しの大仕事

10回裏阪神2死満塁、島田は右前にサヨナラ適時打を放ちガッツポーズ(撮影・上山淳一)

<阪神4-3DeNA>◇6日◇甲子園

ニューヒーロー誕生に聖地は大熱狂だ。阪神ドラフト4位ルーキーの島田海吏外野手(22)が、プロ初のサヨナラ打を放ち、9月12日以来の甲子園勝利を虎党に運んだ。延長10回の劇的打でプロ初打点を記録。この日は俊足を生かしてプロ初長打となる三塁打を披露し、プロ初犠打もきっちり成功。チームは連敗を5で止め、本拠地での引き分けを挟んだ連敗も8でストップさせた。

初物ずくめの「島田劇場」に聖地は久々の六甲おろし大合唱だ。ベンチもスタンドもお祭り騒ぎだ。延長10回2死。糸原が申告敬遠で歩かされ、すべての塁が埋まった。「ここで打てばヒーローだな」。カウント1-2と追い込まれてからの4球目。砂田の高く浮いたスライダーを逃さずたたくと、打球は一、二塁間を破った。初めて味わう興奮と歓喜にほおを赤らめたまま、両手を上げてベンチへ向かう。すぐさま駆けだした先輩たちにもみくちゃにされた。

「声援が力になった気がします。どう打とうとか考えている暇はなかったので、不思議な力が出た気がします」

自慢の快足で劇場は幕を開けた。5回にプロ初長打となる右翼線三塁打。昨年、大学日本代表のチームメートだった東のスライダーを捉えた。「(1打席目は三振で)なんとかやり返したい気持ちはあった。しっかり打ち返せたのは良かった」と白い歯を見せた。7回にはプロ初犠打を1球で決め、締めくくりはプロ初というサヨナラ打。チームを9月12日以来となる甲子園での勝利に導いた。

お立ち台では「みなさんも1度、熊本に行って馬刺しを食べてみてください」と高らかに地元をアピール。数日前には熊本がきっかけで、偉大な先輩から金言を授かっていた。9月29日のナゴヤドームでの試合前練習中。同郷の中日荒木にあいさつすると、激励の言葉をかけられた。「まずはしっかりご飯を食べて、体を大きくすることが大事。しっかり野球に集中して頑張って」。ポジションは違えど、俊足と守備が武器の同じスタイル。2000安打も達成した名手からのエールに心は高ぶった。その荒木が現役引退を正式発表した日に、恩返しの大活躍だ。

甲子園での連敗を止めた立役者となり、金本監督から「ああいう場面でルーキーがなかなか力を発揮できるものではない。本当にあの場面でよく打ってくれました」とたたえられた。「毎日が僕にとって勝負。今日のことは今日で終わりなので、また明日同じような活躍ができるように準備していきたいです」。余韻に浸る間もなく、次の戦いに目を向けた。【吉見元太】

◆島田海吏(しまだ・かいり)1996年(平8)2月6日、熊本県生まれ。宇土東小4年から野球を始め、鶴城中では野球部に所属しながら陸上部の大会に出場。後に100メートル9秒98の日本記録を樹立した桐生祥秀を全国大会で破ったという逸話を持つ。九州学院では2年春に甲子園出場(2回戦敗退)。上武大では2年春から正中堅手で全国大会に5度出場。3年春にリーグ戦首位打者。ベストナイン2回。3年夏と4年夏に大学日本代表を経験。17年ドラフト4位で阪神入りし、ルーキーイヤーの今季はウエスタン・リーグでチーム最多の26盗塁を記録した。175センチ、72キロ。右投げ左打ち。

関連するニュースを読む

中日小笠原1勝 藤浪5回持たず/写真ライブ詳細

<阪神2-3中日>◇6日◇京セラドーム大阪

 高校時代、ともに甲子園で優勝投手となった阪神藤浪晋太郎投手(23)と中日小笠原慎之介投手(20)のが激突し、7回2失点と好投した小笠原に軍配が上がった。藤浪は勝利投手の権利をかけた5回に、押し出し四球を出したところで降板。またしても白星を逃した。写真で熱戦の模様をお伝えします。


チーム
中 日
阪 神×

【阪】藤浪、H石崎、H藤川、●岩崎、高橋聡

【中】○小笠原、H又吉、S田島

【本】糸井2号2ラン

中日小笠原は抑えの田島と笑顔で握手

阪神対中日 阪神に勝利しクローザーの田島慎二(左)と笑顔で握手を交わす小笠原慎之介(撮影・上田博志)

笑顔でタッチを交わす中日ナイン

阪神対中日 9回裏阪神1死三塁、梅野隆太郎の投前スクイズを併殺ゲームセットとし、喜びを分かち合う松井雅人(中央)と田島慎二(同右)ら(撮影・宮崎幸一)=2018年4月6日、京セラドーム大阪

引き揚げる阪神金本監督ら

阪神対中日 ホーム開幕戦に敗れて引き揚げる金本知憲監督(左から3人目)ら(撮影・宮崎幸一)

9回裏 1死三塁で阪神梅野がスクイズを試みるも、併殺打となり試合終了

阪神対中日 9回裏阪神1死三塁、梅野隆太郎は投前スクイズに挑むが併殺となりゲームセット(撮影・宮崎幸一)

阪神対中日 9回裏阪神1死三塁、梅野隆太郎は投前スクイズは田島慎二(手前)と松井雅人(左)の好守で併殺となりゲームセット。走者は植田海(撮影・宮崎幸一)

阪神対中日 9回裏阪神1死三塁、梅野のスクイズで本塁生還を狙うも憤死する植田(中央)、捕手松井雅(撮影・前田充)

阪神対中日 9回裏阪神1死三塁、梅野隆太郎は投前スクイズで植田海をアウトとした松井雅人(右)は打者走者も併殺としゲームセット(撮影・宮崎幸一)

8回裏 中日又吉が2番手として登場

阪神対中日 中日2番手の又吉克樹(撮影・上田博志)

8回表 勝ち越し打を許した阪神4番手岩崎

阪神対中日 8回表中日1死一、三塁、岩崎優は福田永将に右前勝ち越し適時打を浴びる(撮影・宮崎幸一)

8回表 中日福田が勝ち越し打を放つ

阪神対中日 8回表中日1死一、三塁、右前に勝ち越し適時打を放つ福田永将(撮影・上田博志)

6回裏 ピンチを脱し、グラブタッチをする中日小笠原

阪神対中日 6回裏阪神攻撃終了、小笠原(右)はピンチを乗り切り高橋周平とグラブタッチ(撮影・宮崎幸一)

6回裏 阪神上本がタッチを避けて生還するも、3フィートラインを越えているとジャッジされアウトに

阪神対中日 6回裏阪神1死二、三塁、福留孝介の投ゴロで三本間に挟まれる上本博紀。松井雅人のタッチをさけ生還するも判定はアウトとなる(撮影・上田博志)=2018年4月6日、京セラドーム大阪

6回表 阪神3番手藤川が1回無失点

阪神対中日 阪神3番手の藤川球児(撮影・上田博志)

5回表 阪神石崎が2死満塁のピンチを断つ

阪神対中日 5回表中日2死満塁、ソイロ・アルモンテを空振り三振に仕留め、雄たけびをあげる阪神石崎剛(撮影・前田充)

5回表 阪神藤浪が押し出し四球で降板

阪神対中日 5回表中日2死満塁、京田陽太に押し出しの四球を与えうつむく阪神藤浪晋太郎(右)(撮影・前田充)

5回表 中日松井の安打でチャンス拡大

阪神対中日 5回表中日1死一塁、松井雅人は中前安打を放つ(撮影・宮崎幸一)

1回裏 阪神糸井の2ランで逆転

阪神対中日 1回裏阪神1死一塁、右越え2点本塁打を放つ糸井嘉男(撮影・前田充)

1回表 阪神藤浪の暴投で中日先制 マウンドに足を取られる

阪神対中日 1回表中日無死一、三塁、藤浪晋太郎は打者の時、外角に大きく外れる暴投で1点を失う(撮影・宮崎幸一)

1回表 阪神藤浪の悪送球 ピンチ招く

阪神対中日 1回表中日無死二塁、藤浪晋太郎は京田陽太の投前犠打を一塁に悪送球する(撮影・宮崎幸一)

阪神対中日 1回表中日無死二塁、藤浪晋太郎は京田陽太の投前犠打を一塁に悪送球する。一塁手はウィリン・ロサリオ(撮影・宮崎幸一)

阪神先発の藤浪

阪神対中日 阪神先発藤浪晋太郎(撮影・上田博志)

中日先発の小笠原

阪神対中日 中日先発小笠原(撮影・上田博志)

始球式 100メートル日本記録保持者・桐生祥秀

阪神対中日 始球式で投球する陸上100メートル日本記録保持者の桐生(撮影・前田充)

開幕セレモニー

阪神対中日 開幕セレモニーでCO2噴射に驚きながら整列に走る金本知憲監督(撮影・宮崎幸一)

阪神対中日 オープニングセレモニーで整列し国歌斉唱を聞く阪神ナイン(撮影・前田充)

阪神対中日 開幕セレモニーで君が代斉唱する劇団四季の苫田亜沙子(撮影・宮崎幸一)

阪神対中日 1回表中日無死一、三塁、アルモンテに暴投し、先制点を許す藤浪(撮影・上田博志)
阪神対中日 1回裏阪神1死一塁、糸井嘉男(右)は右越え逆転2点本塁打を放ちナインに迎えられる(撮影・宮崎幸一)
阪神対中日 1回表中日無死一塁、大島洋平は二盗を決める(撮影・宮崎幸一)
阪神対中日 勝利球を手に声援に応える小笠原慎之介(撮影・宮崎幸一)

関連するニュースを読む

桐生祥秀が始球式、緊張しない術伝授の金本監督感慨

ファーストピッチセレモニーに登場した陸上100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(撮影・上田博志)

<阪神2-3中日>◇6日◇京セラドーム大阪

 陸上男子100メートルで日本選手初の9秒台を記録した桐生祥秀(22=日本生命)が阪神-中日戦(京セラドーム大阪)の始球式を務めた。

 背番号「100」のユニホーム姿で投じたボールはノーバウンド。「ちゃんと捕手のところに行って良かった」と笑った。過去に緊張しない方法を金本監督に聞く機会があり「高校3年のときに『慣れ』と言われました。あのときのボウズが、髪を生やして帰ってきたと思ってもらえたら」と思い出を語った。阪神のホーム開幕戦でもあり満員の観衆から声援を送られ「あの舞台に立てて、すごく楽しかった」と満足げだった。

阪神対中日 始球式で投球する陸上100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(撮影・前田充)

関連するニュースを読む

桐生祥秀が阪神ホーム開幕戦に登場 投球姿を披露

桐生祥秀(2017年9月9日)

 阪神は22日、今季のホーム開幕戦となる4月6日の中日戦(京セラドーム大阪)で開幕セレモニーを行い、陸上男子100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(22)がファーストピッチを務めることを発表した。

 桐生は昨年9月、日本人初の9秒台となる9秒98をマークした。ほかにドーム内で光と音による演出を行うほか、開幕特別映像も放映する。劇団四季俳優の苫田(とまだ)亜沙子が君が代独唱を務める。

関連するニュースを読む

中学で桐生祥秀に勝った阪神島田が1号、あるぞ開幕

KIA戦の5回、右越えに2点本塁打を放つ阪神島田(撮影・清水貴仁)

 あるぞ開幕スタメン! 阪神ドラフト4位の島田海吏外野手(22=上武大)が21日、韓国・KIAとの練習試合で“プロ1号”を放った。5回無死一塁、相手左腕の内角寄り直球をコンパクトに振り抜いて右翼席まで運んだ。陸上部に所属した中学時代、男子100メートルの日本記録保持者・桐生祥秀に勝ったという逸話を持つスピードスターが、バットで結果を出した。

 2回には左翼線へ二塁打を放ち、この日は4打数2安打2打点。実戦6試合で打率2割6分1厘、1本塁打、2打点、3盗塁と暴れ回る。中堅の本命は昨季20本塁打の中谷だが、こちらは6試合で打率2割2分7厘、1本塁打、4打点。高山、俊介も目立った成績を残していない。走れる島田の中堅奪取の可能性もゼロとは言えなくなってきた。金本監督の想定では1軍の外野手は5枠だったが、島田の台頭に「どうなるんだろうな。嘉男(糸井)、孝介(福留)でしょ? センターに中谷、俊介、高山、島田ときてみ。外野で6人は入れられんぞ、多分」と、うれしい悲鳴だ。

 “プロ1号”にも島田は「良い風が吹いていた」と謙虚に答えたが、開幕スタメン入りについては「まずは自分の力を最大限に発揮して、精いっぱいのアピールをしていきたい」。虎の中堅争いをルーキーがかき回す。【古財稜明】

関連するニュースを読む

阪神4位島田は1軍スタート 藤浪から盗塁狙う

ダッシュを繰り返す阪神島田(撮影・河南真一)

 阪神ドラフト4位の島田海吏外野手(21=上武大)は、藤浪から盗塁するチャンスをうかがう。

 前日24日に1軍キャンプスタートが決定。中学時代に、100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(22=東洋大)に先着したこともある男は「スピードを生かした守備、走塁でアピールしたい。でもまだまだ(盗塁も)下手くそなので。失敗をたくさんすると思うけど、得るものを見つけたい」と意気込んだ。2月7日には紅白戦が予定されており、クイックの速い藤浪が登板する可能性もある。「藤浪さんに限らず、いろんな投手と駆け引きとかしてみたい」と語った。

関連するニュースを読む

阪神4位島田、桐生に先着男が広い守備範囲アピール

先輩選手に混じり外野でノックを受ける島田(撮影・清水貴仁)

 1歩目の鬼や! 春季キャンプ1軍参加が内定しているドラフト4位の島田海吏外野手(21=上武大)が、抜群のスピードを守備でも生かす。鳴尾浜で新人合同自主トレに参加し、外野ノックを受けた。「打者のスイング、(打球の)軌道、インパクトの音を聞き分けて、正確で早い判断をして1歩目をきることを意識しています」。快足プラス感性。瞬時の判断力とこだわりの1歩目で、広い守備範囲をアピールした。

 中学時代には100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(22=東洋大)に先着したこともある男だ。既に走塁ではチームトップクラスの快足を披露済み。だが、守備でもスピードに自信を持っている。「打球の落下地点までの速さには自信を持っています。そこはアピールしていきたい。自分の足で捕れないところも捕れるように。まずは確実にとれるアウトをしっかりとれるようにやっていきたい」と自信に満ちた表情で誓った。

 赤星憲広ばりに快足を生かした堅守で、将来的にはゴールデングラブ賞も狙いにいく。「最終的にはタイトルをとりたい。先を見ることも大事ですけど、今できることをしっかりとやっていきたいです」。得意のスピードと1歩目の判断力で、虎の鉄壁となる意気込みだ。【古財稜明】

関連するニュースを読む

阪神4位島田、桐生に勝った男が盗塁成功100%だ

秋本真吾氏(左奥)の前でランニングする島田(撮影・河南真一)

 桐生に勝った男に、盗塁オールセーフも可能なフォームを伝授だ! 阪神ドラフト4位の島田海吏外野手(21=上武大)が19日、男子200メートルハードルの元アジア最高記録保持者で特別講師の秋本真吾氏(35)から、将来の盗塁成功率100%を期待された。

 鳴尾浜の新人合同自主トレで理想フォーム動画も見ながら指導を受け、実践練習を反復した。秋本氏はその走塁センスに感心し、「熊谷さんと島田さんは元々速いという情報を僕も記事で見たりしていました。でも正直、まだ全然速くなると思います」と断言。ドラフト3位熊谷敬宥内野手(22=立大)とともにフォームを完成させれば、まだまだ速くなると力を込めた。

 特に島田は中学3年の全国大会で、100メートル9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀に先着した経験の持ち主。昨年12月の30メートル走では3秒99の好タイムも出したが、秋本氏は「しっかりフォームを作って、3秒7とか8がコンスタントにバンバン出るようになった時に、100%決められるんじゃないかな」と可能性に太鼓判だ。

 チームは昨秋の安芸キャンプで30メートル走を測り、トップは植田の3秒94だった。昨春キャンプの上位は荒木が3秒66で江越が3秒97。島田が3秒7を出せるようになれば、間違いなく金本阪神の強力兵器になる。

 島田は「今が完璧という風に全然思ってないので、少しでもいいものは吸収しながら自分のものにしたいという気持ちはあるので」進化を約束。今の速さに完璧なフォームが加われば、“盗塁失敗ゼロ”の偉業も夢ではない。【磯綾乃】

関連するニュースを読む

目撃さや姉もキュン 1等賞は阪神ドラ2高橋遥人

テレビ番組収録で訪れた山本彩(左端)の声援を受け、恒例の3000メートル走に臨む高橋遙(先頭)ら新人選手(撮影・河南真一)

 亜大魂にさや姉もビックリ! 阪神ドラフト2位・高橋遥人投手(22=亜大)が10日、鳴尾浜球場で新人合同自主トレ恒例の3000メートル走に挑み、参加6選手の中でぶっちぎりの優勝を決めた。テレビ収録で鳴尾浜を訪れていたNMB48山本彩(24)も「すごい! スピード感にビックリしました」と笑顔。亜大時代の走り込みで鍛え抜いたスタミナを猛アピールした。

 今を時めくアイドルには目もくれず、高橋遥はグングン差を広げた。

 鳴尾浜球場グラウンド内を8周する、新人合同自主トレ恒例の3000メートル走。2周目で首位に立つと、後半は中学3年時に100メートル走で現日本記録保持者・桐生祥秀に先着した実績を持つドラフト4位島田までも置いてけぼりに。顔色を変えることなく、最後まで軽快な走りで独走ゴール。この時はまだサプライズ訪問を知らずにいた。

 高橋遥 走っている最中には気づかなかったです。(後で)みんなが言っていたんで…。有名人がいる、と思っていました。

 実はこの日、偶然にもNMB48山本彩がテレビ収録で鳴尾浜球場を初訪問していた。さや姉は三塁ベンチ付近から3000メートル走も見守り、ドラフト2位左腕の激走に「すごい! スピード感にビックリしました」とニッコリ。思わぬ形で名前をアピールする形となり、思わず照れ笑いした。

 高橋遥 大学の時にすごい走ったので、亜大出身としては良かった。亜細亜でやっている人たちが「遥人さん、1位取ったんだ」と思ってくれると思う。亜細亜大学として良かったです。

 ソフトバンク東浜に広島九里、薮田、DeNA山崎康。ここ数年だけでも次々と好投手をプロに輩出している亜大は、猛練習でも知られる。夏場に行う約2週間の北海道・釧路キャンプでは朝、宿舎から球場までの6~7キロをランニング。練習が終わった夕方も同じ道のりを走って帰る。「スタミナというよりは、メンタルを鍛えられました」。頭の後ろで両手を組み、前方に飛んで400メートルトラックを1周する通称「ピョンピョン」もOBの中では有名。過酷なメニューを乗り越えて、今がある。

 今回の高橋遥のタイムは11分48秒。全体的にスローペースで、過去5年のトップ通過者では4番目の記録にとどまったが、余力はあった。「大学の中ではすごい速い方ではなかったんですが…」。

 昨年2年連続年度代表馬に輝いたキタサンブラックばりの先行逃げ切りスタイルで「亜大魂」を披露。人気アイドルまで驚かせ、縦じま生活は上々の滑り出しだ。【佐井陽介】

新人合同自主トレの3000メートル走で先頭を走る高橋遥(撮影・前田充)

関連するニュースを読む

阪神ドラ4島田、速いいね 桐生に勝った足魅せた

上武大対関東学院大 8回裏上武大1死一、二塁、阪神からドラフト4位指名を受けた上武大・島田は中飛で二塁からタッチアップ。送球がそれる間に本塁に向かう

<関東地区大学野球選手権:上武大5-4関東学院大>◇準々決勝◇30日◇サーティーフォー相模原

 これが桐生に勝った快足だ! 阪神ドラフト4位の上武大・島田海吏(かいり)外野手(21)が30日、関東地区大学野球選手権初戦の準々決勝、関東学院大戦(神奈川・サーティーフォー相模原)に臨み“神走塁”連発で快勝に貢献した。中学3年の時、今年9月の日本学生対抗選手権で100メートル9秒98の日本記録を樹立した桐生祥秀(21=東洋大)に走り勝った実力は本物。阪神では05年の赤星憲広以来出ていない盗塁王は、この男で間違いない!?

 島田が夢中で一塁ベースを駆け抜けた。2点リードで迎えた8回1死。阪神ドラフト4位の島田が、自慢の快足を飛ばして二塁内野安打をもぎ取った。

 島田 常に全力で走ると自分の中で決めています。どんなゴロでも、自分の足ならセーフになる可能性があると思って走っています。(8回は)セーフになってくれてよかったです。

 真骨頂はここからだ。5球目に完璧なスタートを切ったが、ファウルで二盗は幻に。だが、次打者の右前打で二塁に進むと、平凡な中飛で三塁へタッチアップを敢行した。あまりの快足に慌てたのか、相手の送球がそれる間に本塁を陥れ、大きな追加点を奪った。試合最終回に追い上げられ、5-4の辛勝。結果的にこの1点がモノをいった。

 島田 前の打席でバントを失敗していたので、最後は自分が塁に出て、かき回してやろうと思っていた。(今日の結果は)自分の中では0点です。

 追加点の好機だった6回無死一、二塁では走者を送りきれず、厳しい自己採点。だが、50メートル走5秒75を誇る脚力は、大きな武器だ。熊本・鶴城中時代は軟式野球部に所属しながら陸上競技でも活躍した。3年時にはジュニア五輪に出場。100メートル準決勝では、何と、今年9月に日本人初の9秒台を出した桐生祥秀より先着した逸話も残る。熊本県の中体連大会の100メートルも11秒01で優勝した快足は、ますます磨きがかかっている。

 左打席から8回に放った内野安打は一塁ベース到達まで3・78秒。スタンドで見守った吉野誠スカウト(39)は「あれが魅力。3・8秒を切るのも、よく見ています」と持ち味発揮にうなずいた。3回には送りバントを決め、4回に右犠邪飛を放つなど、3打数1安打1打点。献身的な姿勢でチームの勝利を導いた。

 島田 チームに貢献することしか考えていないので、もっと多く1点に関わっていきたい。自分の結果よりも、とにかく勝ちにこだわりたい。

 まずは神宮へつながる関東大学選手権の初戦を突破。プロへの手土産は神宮出場と日本一だ。阪神では吉田義男と赤星憲広しかいない3人目の盗塁王は、この男に違いない。【真柴健】

 ◆島田海吏(しまだ・かいり)1996年(平8)2月6日、熊本県生まれ。野球は宇土東小4年から始め、鶴城中(軟式野球部)を経て九州学院。1年秋からレギュラーとなり、2年春に甲子園出場(2回戦敗退)。上武大では2年春から正中堅手で5度の全国大会出場。3年春のリーグ戦では首位打者。ベストナイン2回。3年夏と4年夏は大学日本代表に選出され、今夏はユニバーシアードで連覇に貢献した。175センチ、72キロ。右投げ左打ち。

<トラの俊足選手>

 ▼牛若丸 85年の日本一監督としても知られる吉田は現役時代、軽快で堅実な守備で「今牛若」の異名を取った。54年51、56年50盗塁で2度盗塁王のタイトルを獲得。通算350盗塁。

 ▼F1セブン 01年の春季キャンプで、野村監督が俊足選手7人(高波、平下、上坂、松田、沖原、赤星、藤本)に命名。若手にスポットを当て定位置争いを活性化させた。この年、新人の赤星が50メートル5秒6の俊足を生かし、39盗塁でタイトルを獲得。赤星は「レッドスター」と呼ばれ、5年連続盗塁王となった。通算381盗塁はプロ野球歴代9位タイ。阪神の盗塁王は、2リーグ分立後は吉田と赤星しかいない。

 ◆関東地区大学野球選手権 明治神宮大会出場を決める大会。出場枠を持つ東京6大学連盟と東都大学連盟を除き、関東地区の5連盟が参加する。各連盟の秋季リーグ優勝校と準優勝校、合わせて10大学がトーナメント方式で戦い、決勝進出の2大学に出場権が与えられる。関甲新学生1位の上武大はこの日の準々決勝から登場して勝利。11月1日の準決勝で、創価大(東京新大学1位)と筑波大(首都大学2位)の勝者に勝てば、神宮大会出場が決まる。

阪神からドラフト4位指名を受けた上武大・島田は4回1死満塁で右犠飛を放つ

関連するニュースを読む

阪神あるぞ新人1軍キャンプ 金本注目は熊谷、島田

西岡(左)に笑顔をみせる金本監督(撮影・田崎高広)

 あるぞ、即戦力5人オール1軍キャンプ! 阪神金本知憲監督(49)が29日、甲子園の秋季練習で指導した後、ルーキー軍団を来季Vへの刺激剤に指名した。育成指名を除けば、高校生は1人だけ。残り5人は大学生、社会人で即戦力の期待も大きく、5人全員を来春1軍沖縄キャンプに参加させるプランも浮上した。

 金本監督は即答した。3日前のドラフト会議で指名した高校生はわずかに1人。残る5人は大学生と社会人だ。ズラリと並んだ即戦力ルーキーは来年2月、1軍キャンプメンバーに選ばれる可能性はあるのか? 指揮官は「連れて行かなあかんね。見たいのもあるし」と切り出し、5人全員が沖縄に向かう可能性についても「人数を見ながら、やね」と含みを持たせた。

 中でも興味深いのはドラフト3位指名の立大・熊谷敬宥内野手(21)、同4位指名した上武大・島田海吏外野手(21)の俊足コンビだ。熊谷は50メートル5秒8、島田は5秒75。島田に至っては中学時代に陸上100メートルで陸上男子の桐生祥秀に先着したこともある。「やっぱり2人、足が速いからね。足で売っている選手…江越とか(植田)海とかは刺激になるんじゃないかな」と競争激化を期待する。

 今季のチーム盗塁数は70。セ・リーグを2連覇した広島は112盗塁だった。ルーキー2人が機動力アップに貢献すれば、一気に戦い方の幅が広がる。「足が速いからといって、まったく打てないとか守れない選手を出すわけにはいかない」とも強調したが、2人も1年目から積極的に競争に参加させていく方針だ。

 とはいえ、指揮官いわくプロの練習量とアマ球界のそれとでは「全然違う」。まずは1月新人合同自主トレに入るまでの2カ月間が重要。そこで金本監督は新たな作戦もイメージする。「練習とかトレーニングのビデオを見せてもいいよね。連続ティーとかロングティーとか、打撃練習を何時間やってとか」。DVD版“虎の巻”を授けるプランも浮上。悲願のV奪回へ、フレッシュなルーキー軍団も土台強化に投入する。【佐井陽介】

 ▼阪神の新人5選手が春季1軍キャンプスタートとなれば、01年の6選手(投手=藤田太陽、伊達昌司、内野手=沖原佳典、藤本敦士、梶原康司、外野手=赤星憲広)以来となる。01年の6選手は、平成に入って以降最多。

関連するニュースを読む

「人は横着なんですから」/金本監督

阪神金本知憲監督(17年9月14日撮影)

 阪神がドラフト会議で指名した高校生はわずかに1人。残る5人は大学生と社会人。甲子園の秋季練習後、金本知憲監督は即戦力新人全5選手の来春キャンプ1軍スタートを示唆した。

 1軍キャンプメンバーに選ばれる可能性はあるのかと問われ、「連れて行かなあかんね。見たいのもあるし」と切り出し、「人数を見ながら、やね」。

 ドラフト3位指名の立大・熊谷敬宥内野手(21)、同4位指名した上武大・島田海吏外野手(21)は俊足コンビ。島田に至っては中学時代に陸上100メートルで陸上男子の桐生祥秀に先着したこともある。「やっぱり2人、足が速いからね。足で売っている選手…江越とか(植田)海とかは刺激になるんじゃないかな」と競争激化を期待。

 「足が速いからといって、まったく打てないとか守れない選手を出すわけにはいかない」とも強調。

 「練習とかトレーニングのビデオを見せてもいいよね。連続ティーとかロングティーとか、打撃練習を何時間やってとか」と1月新人合同自主トレに入るまでの期間にDVD版“虎の巻”を授けるプランも浮上した。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -打撃練習の際、片岡ヘッドコーチと両足の動きを確かめていた

 金本監督 昨日の大和と(指摘している点は)一緒よ。中谷も一緒。

 -中谷は右方向を意識して取り組んでいる

 金本監督 それは打撃コーチがやらせていることだけど。シーズン中にできない練習も今はできるしね。

 -どれだけ秋に反復練習をできるか

 金本監督 そりゃそうですよ。分かっていてもできないんだから、みんな。やらないかんと思っても、やらないんだから。人は横着なんですから。ステージを提供してあげないと。

 -ドラフトで即戦力選手を5人獲得。若手の目の色も変わってくる

 金本監督 どうやろな。外野手も足が速いし、内野手も投手もね。いきなり春、開幕からは無理だろうけど。

関連するニュースを読む

“桐生に勝った男”阪神ドラ4島田 糸井に密着宣言

阪神のタオルを掲げる上武大・島田(右)と育成で指名を受けた石井

 「桐生に勝った男」が虎の超人に弟子入り志願だ。阪神から4位指名された上武大・島田海吏外野手(21)が28日、群馬・伊勢崎市内の同大学で指名あいさつを受けた。佐野統括スカウトらからあいさつを受けた島田は「アマチュアとプロでは段階が上がる。プロの投手から盗塁を決めるテクニック、間の取り方などを聞いてみたい」と憧れる糸井に密着マークすることを宣言した。

 最大の武器は50メートル走5秒75の走力だ。熊本・鶴城中では野球部に所属しながら陸上部の大会に出場。全国大会で100メートル9秒98の日本記録を樹立したあの桐生祥秀を破ったという逸話を持つ。島田も「(阪神の外野手は)強打のイメージ。食い込んでいくためには突出した何かが必要。自分の場合は足」と、まずは足のスペシャリストとしてアピールする。

 関西とは縁がないが、熱いタイガースファンのことはもちろん知っている。「選手を熱く応援してくださるファンの方がいる。その中で野球が出来るように。いち早く1軍でプレーできるように頑張りたい」。超人から技を吸収して武器である快足に磨きを掛ける。【桝井聡】

関連するニュースを読む

阪神4位の上武大・島田「足が武器」指名あいさつ

上武大・島田(16年6月8日撮影)

 阪神から4位指名された上武大・島田海吏外野手(21)が28日、伊勢崎市内の同大学で指名あいさつを受けた。

 阪神佐野統括スカウト、永吉スカウトディレクター、吉野スカウトのあいさつを受けた島田は「はじめドラフトで名前が呼ばれた瞬間は何が起こったのか、頭が真っ白になったけど、1日2日たって、早く甲子園でプレーしたい思いが強くなった」と、笑顔で話した。

 最大の武器は50メートル走5秒75の走力。中学時代には、100メートル9秒98の日本記録を樹立した桐生祥秀を破ったという逸話は有名だ。アマチュア球界屈指の韋駄天(いだてん)は「(阪神の外野手は)強打のイメージ。食い込んで行くには突出した何かが必要。自分の場合、足が武器だと思っている」と、意気込みを語った。

関連するニュースを読む

阪神糸井CS突破へ「9秒97」桐生級の大活躍誓う

グラウンドをダッシュする糸井(撮影・上田博志)

 マッハの活躍でCS突破だ! 阪神糸井嘉男外野手(36)が4日、14日開幕のDeNAとのファーストステージ(甲子園)、さらには18日からの広島とのファイナルステージの必勝を期し、糸井ワールド全開で決意を明かした。甲子園で全体練習に参加。CSへの覚悟を聞かれ「頑張ります」とひと言。続けて「9秒97!」と謎の数字を言い残した。そのココロは…。

 「9秒97!」。糸井のそのひと言に一瞬、その場が固まった。聞いていた人の頭に、?マークがいくつも浮かぶ。「頑張ります!」という宣言に続いた不可解な数字…。何かの暗号? いや、違う。これは超人流の決意の表れだった。

 伏線がある。糸井は以前から、陸上短距離界に興味を抱いていた。特に群雄割拠の男子100メートルに注目。9月には、日本人初の9秒台となる桐生祥秀(21=東洋大)が記録した9秒98に刺激を受けていた。「9秒97」発言は、下克上日本一に向けて自身を鼓舞する意味が込められている、はずだ。

 実は「逆CS男」だ。日本ハム、オリックス時代を含めて5度CSに出場しているが、通算で60打数10安打、打率1割6分7厘と苦しんでいる。同3割1分7厘と打ちまくっている日本シリーズとは違い、なぜか数字が残せていない。

 ただ、今回のCSは初めてセ・リーグで迎えるだけに気分は違う。しかも、ファーストステージの相手DeNAとの今季対戦成績は打率3割4分7厘、3本塁打、15打点と打ちまくっている。ファイナルステージで待ち受ける王者広島にも、打率2割9分7厘をマーク。CSでも3番打者として中軸を担う背番号7が攻撃のキーを握る。

 今日5日からの中日2連戦(甲子園)でレギュラーシーズンの143試合が終了する。タテジマ1年目の今季はここまで112試合に出場して打率2割9分2厘を記録。2試合で9打数6安打以上の猛スパートをかければ、大台の打率3割にも乗る。右脇腹痛で1カ月の離脱があったにもかかわらず、この数字。打って走って暴れ回る。超人が桐生級の大活躍で、チームを日本シリーズに導く意気込みだ。【桝井聡】

関連するニュースを読む

三浦大輔氏 ゆうもあ大賞受賞理由はリーゼント!?

トロフィーを手に記念撮影を行う、左から三浦大輔投手、北島三郎、星奈津美氏、桐生祥秀(撮影・松本俊)

 今季限りで現役を引退したDeNA三浦大輔投手(42)が7日、都内ホテルで行われた「ゆうもあ大賞」表彰式に出席した。

 世の中に明るい話題を提供した人に贈られる賞で、今年で45回目と伝統がある。壇上では、同じく受賞した陸上の桐生祥秀(20)今年限りで引退した競泳の星奈津美さん(26)歌手の北島三郎(80)という絶妙のコラボレーションが生まれた。チームへの長年の貢献と、ギネス記録となった24年連続安打が受賞の理由だったが、本人は「この頭じゃないですか。この頭で、25年くらいやってきた。続けてきて良かった」。リーゼントを誇示しつつ、理事長の大村崑から純金の耳かきを贈呈され「使います」と喜んだ。

関連するニュースを読む

桐生祥秀、代走起用は「ベースを回るのが難しい」

豪快なフォームで始球式を行った桐生(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球>◇最終週第2日◇26日◇神宮

 リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した桐生祥秀(東洋大)が日大-東洋大で始球式を務めた。

 初めてのマウンドで勢いあるボールを投げたが高く外れ「ストライクを取りたかったけど、できなかった」と悔しがった。

 1カ月のオフを終え、4日前から練習を再開したそうで「200メートルを走ったが、気持ち悪くなった。体力が戻るのに時間がかかる」と苦笑した。代走での起用について聞かれると「ベースを回るのが難しい。踏んだらこけそうになる」と話し、ベースランニングは苦手な様子。目標とする100メートルでの9秒台突入にちなみ、背番号「9」をつけたスプリンターは“一直線”で大記録を狙う。

関連するニュースを読む

久保のクイックモーションと心臓の鼓動を比較すると

 男性の心拍数は、1分間で平均60~70回程度だという。心臓の拍動は、約0秒86~1秒の間に1回となる計算。DeNA久保康友投手(34)は、この一瞬の間に、投球動作の始動から捕手のミットにボールを収めるまでを完了させてしまう。

 今季の開幕投手12人を対象に、4月7~12日の登板試合でクイックモーションのタイムを測定した(球種は直球)。もっとも速かったのは、久保の0秒86だった。球界トップスピードといわれているだけに、やはり、という結果。しかし、そのタイムで投げられることが、どれだけすごいのか。実感がわきづらかったが、心臓の鼓動の間隔とほぼ同じと知ると、その卓越した技術のすごさを身近に感じることが出来る。

 南海で兼任監督を務めていた野村克也氏が、阪急・福本豊氏の盗塁を阻止するために考案したというクイックモーション。1973年のことといわれるが、それから40年以上が経った。久保は1秒を切るまでにその技を高め、今では盗塁を企画することも難しい。そんな男相手に、もし、陸上100メートルで9秒台突入が期待される桐生祥秀が二盗を狙ったらセーフなのか、アウトなのか-。数字を知り、そのすごさを実感すると、そんな「タラレバ」にも興味がわいてくる。【佐竹実】

関連するニュースを読む

彦根東 平尾泥だらけ完投/滋賀大会

<高校野球滋賀大会:彦根東3-1近江兄弟社>◇29日◇決勝◇皇子山

 ひこにゃんのお膝元から夏初出場だ。滋賀大会は彦根東が近江兄弟社を破り、夏の甲子園初出場を決めた。激しい雨の中、エース平尾拓也(3年)が5安打1失点完投。人気ゆるキャラの「ひこにゃん」や、陸上男子の桐生祥秀(17=洛南)を生んだ彦根市から、創立137年の伝統校が新たな歴史を刻んだ。

 1894年(明27)の創部から120年、ついに生まれた夏の甲子園投手だ。黒土まじりの雨水をはねあげながらの112球。平尾は「ボールが滑ってもうストレートしか投げられなかった。1球1球魂を込めて投げました」。表情をほとんど変えることのない17歳も、言葉は熱かった。

 試合前から雨。後半になるほど雨脚は強まり、マウンド上で平尾が右足を踏み込む部分に水たまりができた。「投げるたびに水がかかって。これだけの雨の中で投げたのは初めてでした」。高校最後の夏の決め球にと覚えたチェンジアップも使えなかった。8、9回は球が抜け、先頭打者を四球で歩かせた。

 「焦ったら負けや」と自分に言い聞かせた。昨夏は3回戦の水口戦で途中降板し、延長12回に決勝点を奪われた。最後まで投げきる体力、気力を課題にした。「守っているみんなの顔を見たら落ち着きました」と切り替えも身につけた。

 7回2死一、二塁は空振り三振で切り抜け、先頭に四球を与えた8、9回は打たせて後続を断った。「平尾の最大の長所は精神力。ここというところで全力で投げられる」と捕手の武田圭太(3年)は言う。春の県大会で30イニング連続無失点。夏は3回戦以降の4試合で完投し北大津、滋賀学園の強豪もねじ伏せた。

 学校のある彦根城の城主・井伊家は「赤備え」で知られる。今はひこにゃんがかぶる赤いカブトになったが、戦国時代は「井伊の赤鬼」と恐れられた勇猛果敢な軍団。ひこにゃんが散歩する城の一角で平尾らナインは赤鬼魂を受け継ぎ、夏の初切符を勝ち取った。

 滋賀を制したのは65年ぶり5度目でも、過去4度は1県1代表制の前で甲子園出場はかなわなかった。「夏出場は希望の光と思おうと選手には話してきました」と村中隆之監督(45)。閉会式の後、応援に駆けつけていた09年春出場時の監督、今井義尚さん(53)の姿を見つけると、村中監督は男泣きに泣いた。【堀まどか】

 ◆平尾拓也(ひらお・たくや)1996年(平8)2月27日、滋賀・八幡市生まれ。武佐小3年から「武佐イーグルス」で投手として野球を始め、八幡東中では軟式野球部に所属。彦根東では1年夏からベンチ入りし、秋から背番号1。自己最速は137キロ。好きな投手は巨人杉内。171センチ、70キロ。左投げ左打ち。

 ◆彦根東 1876年(明9)創立の県立校。生徒数は954人(女子412人)。野球部は1894年創部。部員数は66人。甲子園出場は春3度。主なOBは評論家の田原総一朗。所在地は彦根市金亀町4の7。善住喜太郎校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦9-3長浜北星

3回戦3-1北大津

準々決勝9-5滋賀学園

準決勝10-0八幡工

決勝3-1近江兄弟社

関連するニュースを読む